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buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

好きで好きでたまらない

2010年10月01日 | 本・映画・音楽・美術のページ

トリビュートバンド、ということばを聞いたことがありますか?
トリビュートバンド(tribute band)は、有名なミュージシャンやバンドなどの
業績を讃えるために楽曲演奏やパフォーマンスをするバンドのこと、
なのだそうです。

つまり、
あるバンドに相当はまっている人たち、好きで好きでたまらないファンたちが、
全く同じように演奏をして歌っているのです。

実は明日、私と夫は70年代から80年代にかけて活躍した
エマーソンレイク&パーマー(ELP)の日本公演に行くはずでしたが、、、。
メンバーのキース・エマーソンが直前の急病で
公演はキャンセルになってしまったのです。

残念です。
でも、未練がましくYouTubeで、ELPの曲を聴いたりしていた時に、
ELPにハマっているトリビュートバンド(tribute band)が
けっこうあることに気がつきました。

キースエマーソンもすでに60歳。
つまり彼らのファンもほぼ同年齢です。

トリビュートバンドの面々もちょっとおなかが出たり、
頭髪の薄くなったおじさんたちですが、
彼らの演奏、また演奏に使っている楽器がなかなか見事です。
その画面を見ていると、微笑ましいと言うか、ここまでELPを追い求め
成り切っていることに心底、感動するのです。

いいな~。
仕事ではなく、余暇をここまで楽しめるのか、、、、と
ちょっとうらやましくなります。

下の動画、もし興味のある方はご覧になってください。
彼らが演奏しているのは普通の家の中、窓の向こうには隣の家も見えます。
ボーカルの男性は「ELP」のペンダント。
曲の最後、キーボードの男性が画面から飛び上がって消えていく姿、、、
笑えます。
それにバンド名がELPならぬ「EMP」

でも私が見たYouTubeのトリビュートバンドの中ではピカイチの実力でした。


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語学交換

2010年09月21日 | 本・映画・音楽・美術のページ

マンションの下の階の友人に、
「中国語を習いたいから<語学交換>の相手を捜してくれない?」
と頼まれました。

友人は声優ですから、私の学生たちにとってもいい影響がありそう。
クラスの中の何人かに連絡を取ったら、希望者がすぐに現れました。

どうやら、今日はその1回目の語学交換だったようで
友人が新宿までやってきて、近くのカフェで1時間ずつ交代に
中国語と日本語の授業をしたのだそうです。

お互いにとってもプラスになって満足したようですから
「よかった、よかった!」ということでしょうか、、、。

もう15年以上も細く長く連絡を取り合っている中国人の友人は
日本に留学してから1年間、ほぼ毎晩10分間、
私の家に電話をかけてきました。
日本語でその日の出来事を10分話す、、、
その努力と向上心はたいしたものでした。
今考えれば私は完全にボランティアですが、、、
その後、中国と関わっていく間に、友人にはどれくらいお世話になったことか。

語学が取り持つ縁ですね。

誰でも、やる気とちょっぴり勇気があれば、語学交換は可能だと思うのです。
今回のふたりにはがんばって長く続けてほしいな~、と思います。


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Beckを見る

2010年09月19日 | 本・映画・音楽・美術のページ


映画「BECK」を見ました。
原作はアニメだということです。

10代から20代のロックバンドの青春ストーリーです。
でも、音楽に年齢はない、って思っているなら、
中高年でも楽しめる、、かな。

キャストは水嶋ヒロ(ギター)、佐藤健(ギターとボーカル)
桐谷健太(ボーカル)向井理(ベース)中村蒼(ドラム)

かなりみんな練習を積みましたね。
すごい!です。
それから、ちょこっと出ていたカンニングの竹山さん
ギターもかなりできますね。
才能のある人です。

ただ、楽しめる映画。
サクセスストーリーなので、ストレスもありません。
夢を持つっていうことがとっても大切ってわかる、
いい映画だったと思います。

さて、今日は夫と一緒に映画を見ました。
夫は若いころからずっとバンド活動をしてきました。
20代前半は、私も(なぜか)同じバンドにいた、というのが
今考えると、すごく可笑しいのですが、、、。

夫婦50割引を使って「Beck」を見るのも悪くありませんね。



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希望の轍



穏やかな一日

2010年09月05日 | 本・映画・音楽・美術のページ



今日は、近くのインターシティとグランコモンズのあたりを散歩しました。
ビル風がとっても気持ちよく感じられます。

写真はセントラルガーデンの樹々の葉。
ちょっと黄色くなっていました。
こんなに暑くてもやっぱり秋は近づいてきているのかな?

ここは毎週日曜日にフリーマーケットが開かれています。
お店が100店ぐらい出ているのでしょうか、、、。
今日は手作りの陶器を2点、買ってしまいました。
色と色が微妙に混ざり合っていて、いかにも手作り、という感じがします。
おまけに陶器の花びら型のスプーンをつけてくれました。













それから、買い物をし、
またセントラルガーデンに戻ってカフェで休みました。












穏やかな一日でした。


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花の名

2010年08月18日 | 本・映画・音楽・美術のページ

今日は久しぶりに学校に出かけました。
行って驚いたのは、学校が大改装中だった!ってことです。
探し物をし、コピーをとり、早々に退散しました。

その後、友人に会って、最近の悩み事を相談。

優柔不断な私、
自分で迷っている事は人に語り、
語りながら自分の気持ちを整理するっていう方法で解決していくのですが、
友だちたちにはその度に迷惑をかけてしまっています。

今日は弁護士さんと会いました。
私の元の上司ですが、仕事を離れてからはいい友だちになりました。

でも、人が何と言おうと最後に決めるのは自分。
今、その最後の決断に向かって進んでいます。


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音楽に励まされることって、本当によくあります。
今日はこの歌にちょっぴり傾倒!

If you are a flower







原作を超える映画があるのだろうか?

2010年07月02日 | 本・映画・音楽・美術のページ

今日は授業で『間宮兄弟』という映画を見ました。
ふ~、、、。 学生も教師も原作を読んだ時点ではかなり期待していたのですけどね~。

Aさんは、先週までに完読できず、今日の授業の前に、あと16ページというところまできていました。
彼女、ちゃっかり映画が始まっても読み続け、15分を経過したところで、完読。
しかし、その後映画を見ながらいつの間にか爆睡。
彼女としては『完全読破』できたところで大満足だったのでしょうね。
アルバイトで疲れていてるうえ、暗い教室。心地よい室温。ちょっと眠くなる映画の展開。
もう『爆睡』の条件は全部揃ってしまいました。


『間宮兄弟』を見ながら、一部分、眠ってしまった人、数名。
やっぱり、原作の「ふつうのふつう、だけどちょっと変わったモテない兄弟」を表現するには
映画では難しかったのか、、、という感想です。
配役も兄が原作よりかっこよすぎる佐々木龍之介でした。
筋肉隆々ではちょっとね~。

あ~、原作を超える映画って、本当にあるのでしょうか?

作家の思いが凝縮された作品を映画で描ききれるのか、
映画製作者の力量が問われるのだと思います。


間宮兄弟 江國香織著 小学館文庫
http://www.amazon.co.jp/間宮兄弟-江國-香織/dp/4093874999


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友だち以上、恋人以下~間宮兄弟

2010年06月27日 | 本・映画・音楽・美術のページ
例の『原作と映画』のクラスで、江國香織の『間宮兄弟』を読んでいる。
ここに出て来る『間宮兄弟』、
冴えない30過ぎの独身の兄弟なのだが、実に人間味があり,一方でちょっと気の毒になる。

ふたりは
ごひいきのプロ野球球団のスコアを欠かさずに記録し、ジグソーパズルに夜通し興じる。
浴衣を着て花火を楽しみ、カレーパーティーを催して人をもてなす。
冬至にはゆず湯に入り、母親の誕生日はみんなで祝う。
30を過ぎて『間宮兄弟』は自分たちの世界を崩さず、堅実に、しかも楽しく暮らしている。
もちろん、世間から見たら、ふたりはオタクっぽいのだが、、、。

なぜか、温かい害のない人たちである。
友だちにしたら、楽しい人たち。
でも個人的につき合うとなると、、、

ふたりはモテない。
失恋もあまたの数こなして、その度に心が傷ついている。
恋愛にも慎重になっているから
女性とのつき合い方のルールを自分で決めている。
そのルールに従って、ふたりは女性を好きになり、女性にアタックをかけている。
よく考えてみると、これは全く普通の人の恋愛のパターンなのである。

それなのに、彼らの好意は相手側の女性たちには全く通じない。
恋愛の対象として、完全に無視されているのだ。

ただ、女性たちは間宮兄弟の中にあるほのぼのとした温かさだけは
感じている。
間宮兄弟といればぬくぬくとした優しさが女性たち包んでくれるのだ。

再度の失恋をへて、間宮兄弟は自分たちがエネルギーを注げるいつもの生活に戻っていく。
物語はそこで終わってしまう。
平凡と言えば、平凡なのだが、モテない冴えない兄弟をここまで魅力的に表現しているのは
すごい!
『間宮兄弟』
ちょっと切ない、それでいてなぜか『ホッとする』物語だ。

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私の周りにも『間宮兄弟』みたいな人がいるだろうか?
そういえば、私の息子ふたりはあるところ『間宮兄弟』に似ているかもしれない。
ただ、まだ若い、ということもあって、恋愛活動(?)にはかなり積極的なようだ。















おだやかに穏やかに

2010年06月26日 | 本・映画・音楽・美術のページ

学校では毎日いろいろな事件が起こる。
人がいっぱいあふれているのだから、当然だ。
それも教室という小さな箱ものに,個性が異なり(いい意味でも悪い意味でも)
個性がぶつかり合う人たちを入れている。

おだやかな授業をしてみたい、、、
それは教師である私の願いのひとつだ。

今年も『映画の原作本を読み、映画を見る』という授業を続けている。

このクラスには読書好きが集まっている。
今年の前期は日本の小説を極めている、あるいは話題作をかなりの冊数、
読破している強者が揃っている。

300ページ近い本を2週間、あるいは3週間で完読しなければならないのだから
留学生としては相当な日本語力を求められる。
また、読後の映画鑑賞、そして原作と映画を比較してみる分析力、コメント力が必要となる。

先週の授業はメンバー8人のうち、体調を崩した人、所用で欠席した人が4名いた。
8人の本当に小さなクラスなので、当日はみんなで相談の上、授業の半分は
現在読んでいる江國香織さんの『間宮兄弟』を読み進めるということになった。

教室に静かでおだやかな時間が流れる。

みな、熱心にひと言も話すことなく本を読む。
どんなふうに座ってもかまわない。
本を読む時間で、文法や翻訳をする時間ではないからだ。
学生は
あらかじめ配っておいた小さなポストイット(主要な登場人物別に色分けされている)に
気がついたことをメモをし、各ページにそれを貼っている。
だから、学生の持っている本は赤や黄色、緑などのポストイットがいっぱいページに挟まれていて
すごくカラフルだ。
みんな、このやり方がとてもいいと思っている。
(実は私もそう思っている!登場人物を整理しやすい)

おだやかに穏やかに、、、。

誰にでも
ページをめくる音だけが微かに聞こえてくる、そんな静かな時間が必要なのだ。

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凄すぎる映画『告白』

2010年06月23日 | 本・映画・音楽・美術のページ

今日は創立記念日でお休みです。
ちょうど水曜日のレディースデーということもあり、
今、話題の映画『告白』を見てきました。

、、、すごい映画です。
終わってからしばらくことばが出てきませんでした。

人を信頼すること、裏切ること、家族を思うこと、そして復讐
虚実入り乱れた『告白』が中学校を舞台とした画面で展開されます。

そして、「誰かに注目され、褒めてほしい、自分を見守ってほしい、
たったひとりでもいいから自分を認めてほしい」
そんな誰もが持つ気持ちが
重く暗い映画の裏側にあふれているような気がします。

娘を殺されたことを決して忘れず『復讐』していく女教師。
この『復讐』は殺した生徒の更生を願っての『復讐』だったのでしょうか、、、。
そこがいまでもわかりません。

中国東北地方から来た学生が珍しく心のうちを語ってくれたことがありました。
『私の大叔父さんのお兄さんは、戦争の時、日本軍に生きたまま穴に埋められて死にました。』
『そのことを家族は誰も忘れてはいないんです。』
「私が日本に来て、日本人と結婚したこと、それは喜んでくれているけど、やっぱり戦争の時に
私たちの家族に起こったことは忘れてはいけないのです。」

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持ちつ持たれつ@かもめ食堂

2010年05月22日 | 本・映画・音楽・美術のページ
群ようこさんの「かもめ食堂」を授業で読みはじめた。
例の『映画と原作』を比べるクラスだ。

今回の作品は学生の推薦図書。
取り立てて事件が起きるわけではないが、平和で心温かい人たちが
フィンランドの『かもめ食堂』に集まって来るお話。
日本人には馴染みの薄いフィンランド、
そこに集まる日本人、日本大好きなフィンランド人の青年。
みな、持ちつ持たれつ相手を思いやる心で交流が深まる。

クラスでフィンランドの位置を確認した。
スウェーデンの隣。

以前の学生(とはいってももう40代半ばのおじさんになっているが、、、)
スウェーデン人のペールさんは
「スウェーデンとフィンランドは韓国と日本みたいな関係なんですよ。」と言っていた。

お隣同士で持ちつ持たれつの関係。
そして同じような気候と同じような身体つき。
だけど、歴史的には戦争や侵略などが繰り返されて来たそうだ。

長男が5、6歳になったころのクリスマス。
ペールさんは息子にクリスマスプレゼントを渡しながら
「ね、サンタクロースはどこの国に住んでいるか知ってる?」とたずねた。

、、、、。

「サンタさんはね、ボクの国、スウェーデンに住んでいるんだよ。」

え~、、、そうなのー?(とは私の心の中の声)

『サンタはスウェーデンの北の方、ラップランドっていう氷と雪ばかりの土地に住んでいるんだ。』
ラップランド?
「そうだよ、サンタはラップランドの氷の上をそりで行ったり来たりするんだ。」

いいお話である。

それから、我が家ではサンタクロースはスウェーデンに住んでいる、というのが定説になった。
決して、サンタクロースの故郷はフィンランドではない、ということになったのだ。

ま、とにかくそれはそれとして、
今回のお話の舞台は『フィンランド』
穏やかな国である。

「かもめ食堂」
来週までの完全読破を目指している。
そして次の週が映画鑑賞。

この授業は楽しい。
教師も学生も楽しくできて、その上、なんだか日本語の能力が上がったみたいだ、
と思われれば、みんなみんなハッピーである。


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蛇にピアス

2010年04月24日 | 本・映画・音楽・美術のページ

今日は「原作と映画」という授業のメンバーが決定し
初めての授業でした。

授業の初めに、改めて好きな作品や映画の話をひとりひとりがしましたが、、、

恩田陸 黄昏の百合の骨
金原瞳 蛇にピアス(130回芥川賞受賞)ー 蜷川幸雄監督で映画化
青山七恵 ひとり日和(132回芥川賞)
ジェーンオースチン 高慢と偏見 (BBC1995年ドラマも)
蜷川幸雄 舞台「NINAGAWA十二夜」
など、何だかすごい作品が学生たちの口からがんがん上がってきました。

学生たちの学んで来た豊かな背景が浮かび上がってきます。
年齢も23歳から36歳まで様々。
このようなすでに大学も卒業し、社会経験もある人たちに
私が授業で何か教えることがあるのでしょうか?

私ができることはやっぱり語学のサポート。
作品を深く読み込むために,日本語というところで学生の手伝いができるような気がします。
そして,同じ本を一緒に読むというピアリーディングを通しての振り返り。

今日から全員で読みはじめたのが『県庁の星』
この原作は映画とはかなり異なり,それはそれなりにおもしろい気がします。
今日は40分で30ページを読み切る、という無謀な試みをしましたが、、、
その後のディスカッション,分かち合いはかなりの迫力で盛り上がりました。
みんな視点がほんとうにユニークです!
最後に『官』と「民」の比較を今回の授業のテーマに据えました。
3回の授業で340ページを読み、4回目が映画鑑賞です。
そして5回目が映画と原作の比較。
半年で3、4冊の本を読破する予定。

そう考えると,60名の学生の中,8名しか登録をしなかった、というのもよくわかります。
本好き、映画好きが集まった,ちょっぴりマニアックな授業です。

ところで,個人的には『蛇にピアス』を芥川賞に選んだ選考委員の年配の先生たちの
柔軟さに脱帽。
年齢を重ねれば重ねるほど、センスって磨きがかかるものでしょうか?
それだったらいいのだけれどな~。

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写真見て驚いた方、すみません。
我が家の先代のペット。は虫類、グリーンイグアナのイグちゃんです。
10センチぐらいの赤ちゃんから1メートル50センチの大きさまで成長しました。
10歳で死んでしまった時は,しばらく立ち直れませんでした。
菜食、小松菜を好んで食べた優しい優しいペットでした。
『蛇にピアス』で,久しぶりにイグちゃんのこと思い出しました。












新学期の教室

2010年04月17日 | 本・映画・音楽・美術のページ
授業が始まりました。
翻訳の授業で入った1年生の教室。
やる気と明るさに満ちています。
ずーっとこんな感じだったら、いいな~。

『原作と映画』という授業のプレゼンテーションをしました。
トライアルで17、8人の学生が授業に参加しましたが、
この授業、やはり本好き、映画好きが集まってきます。

『どんな本を読みましたか?』
という質問には、東野圭吾、伊坂幸太郎、の小説の名前があがりました。
また、『日本人の知らない日本語』も人気。
芥川賞受賞作品もいくつか出ました。
青山七恵「ひとり日和」,楊逸「時が滲む朝」など。
(↑知りませんでした、、、)
映画は「アバター」
ほぼ3分の2の学生がアバターをすでに鑑賞。高く評価をしていました。
(2回見た人もいたぐらいです!)
さらに「シャーロック・ホームズ」も人気がありました。

みんなすごいですね。
『この授業をとりたい理由』を何人かの学生が話してくれました。
『1回はこの授業をとりたいと思っていました』
『日本に来て,ほとんど本を読む時間がありません。この授業に出ていれば
必ず1年で何冊かの本を読み切ることができるので』
と言ったのはすでに3期目を受講しようと考えている韓国人の学生。
『1年ぶりです。しっかり1冊を読む授業が好きです』
リピーターも数人います。

来週から授業は本格始動。
『県庁の星』350ページを読みはじめます。
県庁の星 桂望実 幻冬舎文庫

さて,今期、私がもう一つ新しく始める授業は『旅行実務』
専門外ですが、10年ぐらい前に取った「総合旅行業務取扱管理者」という資格を生かし
どうにか、学生の中から1人でも、「取扱管理者」試験に受かる学生が出ればいいな~
と思っています。
この資格があることで,旅行会社への就職が若干有利になる、かもしれない、、ということです。
(昔は絶対に有利でしたが,このご時世では、、、どうなのかな~?)
勉強しながらの授業になってしまいそう、、。
でも,基本的には旅行好きには楽しみな勉強になるかもしれませんね。
そう,期待し,思いたいです。

新学期の教室の躍動感と比べると,いささかテンションの低い私。
どうも,ぴしっと、いきません、、、。
来週からがんばらなきゃ! フル稼働ですから。

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原作と映画を比べる

2010年04月06日 | 本・映画・音楽・美術のページ

人間にとって食べるっていうことはとっても大切だ。
我が家の息子たちの乏しい語彙の中心は「めし!」という単語。
あるいは『今日のご飯は何?』というフレーズ。

以前(と言ってもはるか20年ほど前)上海で仕事をしていたとき,午後2時まで仕事をしてしまったら
もう,開いているレストランがホテルしかなかった。

食は生活の中心、食す時間も決まっていたのだ(←当たり前か、、、な?)

授業で『南極料理人』を扱うことになった。
食べるということがどんなに人にとって重要か、おもしろくもひしひしと伝わってくる作品だ。

ウイルスさえ生き延びることができない南極,それも海抜3800メートル地点。
人のいる場所まで最短でも1000キロはあるという小さな基地で
越冬し、1年半を一緒に過ごすことになった9人の隊員たち。
毎日が同じことの繰り返し,同じ面子、生活が単調になってくると、妙に食事に興味がいくものだ。

そういえば
数年前、入院していたときの毎日の楽しみは食事,
さらに、その質素な病院食にどんなデザートがついているか、ということだった。
時々,アイスクリームがついて来た。
それは,普段食べているアイスより何十倍もおいしかったな~、、、。

おっと,話がそれてしまったけれど、
食事以外も,9人という小さなコミュニティーで,どのように関係を作り,前向きに生きるか、
お話自体もいろいろな味を出している作品だと思う。

新学期の授業は『おもしろ南極料理人』を読み、堺雅人主演の映画を見ることから始まる、、。
授業とは言え、教師もけっこう楽しみだ。

面白南極料理人 西村淳著 新潮文庫 

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闘うシャーロックホームズ

2010年03月14日 | 本・映画・音楽・美術のページ
原作と映画,という授業を3期続けて来た。
この授業を始めてから、映画館へ映画を見に行くことが多くなった。

今日は昨日封切られたばかりの『シャーロックホームズ』を見て来た。
私の中では
中学生の頃,夢中になって『シャーロックホームズの冒険』『シャーロックホームズの事件簿」など
一連のシリーズを読み、NHKで放送されたドラマも見ていて,
ある程度シャーロックホームズという人物のイメージができ上がっていた。

ところが,今日見た『シャーロックホームズ』は、もちろん頭脳明晰ですごい推理力はあるのだが
破天荒なとてもイギリス紳士とは思えない,アクションシーンもたっぷりの闘うシャーロックだ。
また,ワトスンも原作とは違って,主人公のホームズと同じくらい活躍する。
強くて優しく、かなりかっこいい!(演じているのはジュート・ロウだし、、)
そしてホームズのよき理解者、パートナーとなっている。
原作とはかなりかけ離れているところがある。

黒魔術を使い、イギリスを悪の支配下に置こうとするブラックウッド卿と闘うホームズたち。
話の流れが早いので、なんとなくわかったような気になるが、
よ~く考えてみれば黒魔術や第4修道会など、『タヴィンチコード』のような複雑さがあり、
文化の違う私にはわかりにくいところも、、。
語学でも文学でも,その国の文化を多少理解していれば、作品をより深く見ることができる、
そんなふうに思った。

最後は続編をぷんぷんにおわせる感じで『モリアーティー教授』が(顔を見せずに)登場。
何だかわくわくと期待させられるのだが、、、

原作とはかなり異なる展開。
今回の映画化は成功だったのだろうか、、、それとも、、、

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シャーロックホームズの冒険 新潮社


Rookies 卒業

2010年01月24日 | 本・映画・音楽・美術のページ
DVD「Rookies 卒業」を長男、次男と家で見ました。
もともと次男は高校の野球部。
10人しかいない野球部という設定も同じですが、
Rookiesの方は映画の中で甲子園出場を果たしました。
次男の所属する野球部は、未だ公式戦で1勝ができていません。

次男と私はけっこう似ています。
(だから逆に反発し合ったり、、、)
映画を見て、同じようなところでぼろぼろと涙を流しているのも次男と私です。

野球部監督の川藤先生。
すごいな~、あそこまで生徒を信じられるとは。

でも、次男の高校の野球部監督もそうでした。
公式戦で1勝もしていない野球部のメンバーに本気で
「よし、甲子園に行くぞ!」と言っていましたから。

映画が終わって次男に
「自分の子どもが高校野球の予選に出ているところを見られて、本当に嬉しかったよ~』
と言ったら、
「そう」
とひと言。
「最後の試合のヘッドスライディング、かっこよかったよ。」
「うん、、、」
何だか会話はかみ合いませんが、それでも今日は映画を見ていろいろ考えていたようです。

長男は教職課程を履修中。
本人は教師になるかどうか、迷っているところみたいですが、、、
『ほらね~、教師もけっこういい仕事だよ~』と振っても
「、、、」応答なし。

中学で不登校になり、先生に対して強い不信感を持っていた長男ですが、、、
高校では長男をしっかりサポートしてくれる先生にめぐり会う事ができました。
これが教職課程履修のきっかけかもしれません。

今日の夜は主人が神戸に出張中で、いつもと同じように息子たちと3人でしたが、
ここ1ヶ月では、一番いい時間を過ごせたような気がします。

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GreeeeN 遥か