| 伊など空港再開 火山灰、英また閉鎖延長 アイスランドの火山噴火による火山灰の影響で、欧州の航空便の混乱は１８日夜以降も続き、英国は１９日午後７時（日本時間２０日午前３時）まで空港閉鎖をさらに延長すると発表した。欧州メディアによると、上空の灰が去ったスペイン、ノルウェーなどは１８日、閉鎖を解除、ドイツもベルリンなど一部で暫定的に閉鎖を解除するなど、運航正常化への動きも広がった。１９日朝にはイタリアも閉鎖を解除する。 欧州連合（ＥＵ）議長国スペインの欧州担当閣僚は１８日、欧州の航空交通管制の調整機関「ユーロコントロール」（本部ブリュッセル）で記者会見し、１９日は「予定便の半分が飛ばせるかもしれない」と述べた。ＥＵは１９日、加盟国の運輸担当相がテレビ会議を行い、対応を協議する。 約２０カ国で１８日夜、空港閉鎖が続いた。１９日からギリシャで予定されていたＥＵ欧州委員会、国際通貨基金（ＩＭＦ）などとギリシャ政府の金融支援策をめぐる協議が延期されるなど政治・経済面への影響は拡大した。 各国の空港運営会社でつくる国際空港評議会（ＡＣＩ、ジュネーブ）は１８日、３１３空港がまひ状態だとした上で、混乱が始まった１５日以来「乗客６８０万人が影響を受けた。欧州の空港の損失は計１億３６００万 ユーロ（約１６８億円）に及ぶ」と発表した。 欧州の航空会社３６社で組織する欧州航空会社協会（ＡＥＡ、ブリュッセル）などは１８日、空港閉鎖で業界は「破壊的な影響」に見舞われているとして、航空当局に対し、飛行禁止の早期解除を要求した。 |
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