硫化水素自殺悪用でで入浴剤製造中止 相次ぐ硫化水素自殺の「道具」として悪用された、武藤鉦(むとうしょう)製薬(名古屋市)の入浴剤「ムトウハップ(六一○ハップ)」の製造が、10月末で打ち切られていたことが25日、分かった。多くの薬局が販売自粛措置をとったため、売り上げが激減した。同社唯一の製品。今後、会社としては存続するが、事実上収益源が絶たれた。イオウ成分を含む「効く」医薬品入浴剤として根強い人気だったが、80年の歴史に幕を閉じた。思わぬ“2次被害”の末、苦渋の決断。同社は「悔しい」と話している。 武藤鉦製薬によると、同社は10月末で「ムトウハップ」の製造を中止した。工場も来年半ばごろ閉鎖する意向。今後、製造を再開したり、別商品を販売する見込みもないという。顧客のサポートや在庫販売などのため、会社自体は存続する方針。ただ、全社員約15人は大幅にリストラせざるを得ず、最終的には数人程度になるという。ムトウハップは、同社の唯一の製品。今後、同社は収益源をほぼ絶たれることになった。 ムトウハップが、今春から相次いだ硫化水素自殺に悪用されたことが背景にある。今年5月、日本チェーンドラッグストア協会(約1万3000店加盟)が自殺対策として加盟店らに、ムトウハップなどのイオウ製剤を含む製品の販売自粛を要請し、多くの薬局が販売を自粛した。そのため、武藤鉦製薬は売り上げが通常時の4割以下に落ち込むなど大きなダメージを受け、返品も殺到した。 同協会は7月末、販売自粛を解除し、加盟店に通知した。しかし武藤鉦製薬では「自粛が解除されたにもかかわらず、それを知らなかったチェーン店が多かった。『倒産した』『禁止された』などと、ムトウハップを求める客に説明していた店もあり、大きな迷惑をこうむった」としている。 結局、自粛解除後も売り上げは回復せず、製造中止を決断せざるを得ない状況に追い込まれた。硫化自殺問題の、とんだとばっちりを受けた同社では「これだけの薬が、こんなことでダメになってしまうなんて、どこへ(悔しさを)ぶつければいいのか。本当に悔しいです」と話した。 武藤鉦製薬は1906年創業。ムトウハップの販売は27年から始めた。以後約80年、同社は「ムトウハップ1本」で長い歴史を刻んできた。昨年までは、年間平均約50万本を売るなど安定していたという。 ムトウハップは440グラム入り(小売価格450円前後)と1キロ入り(同900円前後)の2種類。イオウ、生石灰などの成分が含まれた液体医薬品で、温泉のごとく皮膚疾患に効くほか、水虫などは、直接塗っても効くとされた。愛用者が多く、同社には入手できずに困っている顧客からの電話が、夏以降計700件前後殺到していたという。 |
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何と何を混ぜると・・・・って
はっきり報道したバカマスゴミは
こんなことになっても
何もしませんよ。
次はコン(ry