GROOVEは、ある種の霊性だろうね。
単に、大小の波ではなくて、
小声の悲嘆と、大声の欲情が、ひとつの器や壷の中で
どぼんどぶんと揺れること。
大好きな、ソニックユースのGOOってアルバムの
そこにあるのは、音というフィジカルなものの揺れではなくて、
奏する者の器と聞く者の器が
揺れながら共振する揺れだろうね。
けっして自覚的でもなく覚醒した時間でもない。
眠りの過程であるかもしれない。
詩における、GROOVEを考えた時、
はじめて他のあらゆる芸術との本質的な同一性が確認される。
詩もまた、なにもかも、器と器が惑いのうちに錯誤のうちに
酔いながら感応して揺れるのだとしたら
そこにこそ表現すること、芸術の快楽が存する。
それなくて、どうして人は表現などするものか。
なんだか、これは
生=死
性=詩
の揺動みたいに言えるけれど、
そうでしょ。
つづく
☆
自宅に、VAIO持って帰ったので
休日でも更新できるようになった。
仕事するつもりだったが、なにやってんだか。