吉田拓郎
「ひまわり」(1989)
イッパシの成功を経験した男どもへの強烈な一発。
中途半端な成功にアグラをかいて、アグレッシブな心を忘れた者ども、を焚き付ける、ニガ過ぎる一曲。
タイトル曲の「ひまわり」。
この一曲があるから、ワタシは基本的に吉田拓郎を信用している。
凄いコトバが次から次へと出てくる。
19歳で初めてこの曲を聴いた時には分からなかった深さが、今なら分かる。
「使い古し 赤くさびついた言葉で まだ 時を器用に あやつれるつもりさ」
「まるで 少女の長い髪とたわむれる 毒のない花には なれるだろう」
「ただ偶然のような 外の景色と 降りそうな 雨のせいで そこに居るだけ」
「こだわりだけは 残したままの 抜けがらになれそうで 幸福だね」
凄いっショ?
「ナニやってんだテメェ!過去の栄光なんて糞喰らえだ!今、オマエが動き始めろ!」って、絶叫しているようなモンでしょ!
その上で、イッパシのオトコに向かって、
何にもしねェんなら「女になればいい 愛されるのを 待てばいい」だって!
モノ凄いイヤミだ。
でも、これが、他人に向けた未責任なイヤミではなく、自分に向けた言葉だとしたら、それは、凄い勇気だと思うんです。
80年代に於いては(ましてや、バブル期の80年代末には)「吉田拓郎」って、大御所だけど過去の人ってイメージでしたからね。「大御所なんて座は要らねェっ!!!」て、42歳の吉田拓郎はそれをやったんです。凄い。
という事で、この後、吉田拓郎はどうなったんでしょうか?
まぁ、ワタクシは熱心な拓郎ファンではないので、ツブサには知りませんが、確かにこの頃から、「過去のヒト」を脱していったような気がします。
ま、イイヤ。
ワタクシには珍しく、詞の方をメインに紹介してしまいました。
それでデスね、このアルバム、実はサウンドがイイんです。
そもそも、19歳のワタクシは、このアルバム、コンビニで掛かっていたBGMで聞きつけたんですから、詞なんか後から知ったって事です。
おおよそ、吉田拓郎のイメージからは、かけ離れた、サウンド。
ハイ。打ち込みメインです。
浦田恵司、なんて名前も見えますね。
でも意外な事に、こんなサウンドながら全曲とも、アレンジは吉田拓郎本人です。
しかも、過去の代表曲の一つである「シンシア」をセルフ・カヴァーしていたりして、実は過去の吉田拓郎を葬るツモリが最初っからあったのかも知れませんね。
凄いアルバムですよ。
「ひまわり」(1989)
イッパシの成功を経験した男どもへの強烈な一発。
中途半端な成功にアグラをかいて、アグレッシブな心を忘れた者ども、を焚き付ける、ニガ過ぎる一曲。
タイトル曲の「ひまわり」。
この一曲があるから、ワタシは基本的に吉田拓郎を信用している。
凄いコトバが次から次へと出てくる。
19歳で初めてこの曲を聴いた時には分からなかった深さが、今なら分かる。
「使い古し 赤くさびついた言葉で まだ 時を器用に あやつれるつもりさ」
「まるで 少女の長い髪とたわむれる 毒のない花には なれるだろう」
「ただ偶然のような 外の景色と 降りそうな 雨のせいで そこに居るだけ」
「こだわりだけは 残したままの 抜けがらになれそうで 幸福だね」
凄いっショ?
「ナニやってんだテメェ!過去の栄光なんて糞喰らえだ!今、オマエが動き始めろ!」って、絶叫しているようなモンでしょ!
その上で、イッパシのオトコに向かって、
何にもしねェんなら「女になればいい 愛されるのを 待てばいい」だって!
モノ凄いイヤミだ。
でも、これが、他人に向けた未責任なイヤミではなく、自分に向けた言葉だとしたら、それは、凄い勇気だと思うんです。
80年代に於いては(ましてや、バブル期の80年代末には)「吉田拓郎」って、大御所だけど過去の人ってイメージでしたからね。「大御所なんて座は要らねェっ!!!」て、42歳の吉田拓郎はそれをやったんです。凄い。
という事で、この後、吉田拓郎はどうなったんでしょうか?
まぁ、ワタクシは熱心な拓郎ファンではないので、ツブサには知りませんが、確かにこの頃から、「過去のヒト」を脱していったような気がします。
ま、イイヤ。
ワタクシには珍しく、詞の方をメインに紹介してしまいました。
それでデスね、このアルバム、実はサウンドがイイんです。
そもそも、19歳のワタクシは、このアルバム、コンビニで掛かっていたBGMで聞きつけたんですから、詞なんか後から知ったって事です。
おおよそ、吉田拓郎のイメージからは、かけ離れた、サウンド。
ハイ。打ち込みメインです。
浦田恵司、なんて名前も見えますね。
でも意外な事に、こんなサウンドながら全曲とも、アレンジは吉田拓郎本人です。
しかも、過去の代表曲の一つである「シンシア」をセルフ・カヴァーしていたりして、実は過去の吉田拓郎を葬るツモリが最初っからあったのかも知れませんね。
凄いアルバムですよ。
ひまわり、なるほど!!批評を読んでしっくりきました。そう考えれば「んん、分る分る」です。
ほんとこのアルバムは傑作でしたね。僕は拓郎ファンですが、他にも色々好きですよ。bugaluさんのブログにもまたコメントいたします。色々あるようですね。楽しみに読んでいきますネ。
私自身は、拓郎ファン、とは言えませんが(CDは三枚しか持ってないデス)、「吉田拓郎」はやはり気になる存在です。長く活躍している方ですので多作ですし、何聴けばいいかなぁ、と思いつつ、次は初期の方を聴いてみようか、などと考えている次第です。
りゅうさんのブログの方も、ちょこちょこ覗かせて頂きたいと思っております。
どうぞ、よろしくです。
っていうか、よく見つかったなあと驚きつつ。
拓郎に魅せられてから30年以上、コンサート活動、レコード、CD、彼の歴史とともに成長してしまいました。
Blogでは、特に触れてませんが、ときおり関連したことなど思い出したときに書いてます。
どもです。
Titan_Whiteさんのブログは、ブログっていうより、完成された作品みたいな感じがして、TBしていいのかちょっと迷ったんですけど、何か広がればいいなと、思ってTBさせて頂きました。
ご迷惑かとも思ったんですが、こちらにコメントまで頂きありがとうございます。
これからも拝見させて頂くと思います。
コチラはアホウな音楽ブログですが、よろしかったらもたまには覗いてみて下さい。
りゅうさんのブログより誘われ覗いてみました。
横浜ですか?
音楽の街ですね。
「ひまわり」サウンドいいですよね。
拓郎さんの音楽にたいする完璧性というか完成度というか姿勢というか感じられるアルバムですよね。
またよろしくお願いします。
失礼しました。
「ひまわり」はタイトル曲が好きで買ったもんですが、ついつい他の曲も聴き入ってしまいますね。
当方、焦点の定まらない、つまらないブログですが、よろしかったら、またお越し下さい。