ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

記銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 高里 椎奈

2010年12月29日 | 小説-日本-
1999年
講談社ノベルス




先日、メフィストトリビュートを読んで、気になったので読んでみた。

目立たない場所にあるレトロな雰囲気の「深山木藥店」
薬屋というのは表向き、実は妖怪が絡んだ事件を解決する探偵事務所だった。

男が相談にやって来た。
不動産屋であるが、とある物件に住んでいる女性にその不動産屋の社長がある感情をもっていて
その土地に住み続けるかわりに社長と付き合うか、
土地を明け渡すかの交渉をさせられている。
しかし、その交渉がうまくいかず、酔った勢いで悪魔と契約してしまい、
自身の身の危険を感じるようになる。
そのため、その契約を反故にしてほしいという依頼だった。

同じくして、
雪の上で、雪の結晶を表現した真ん中で少年が死亡しているという事件が発生する。
その少年には暴行を受けた後がみうけられ殺人事件として捜査が始まった。
さらに、その模倣として雪の結晶を表現した真ん中に動物の死骸が置かれる事件も発生する。


そして、
その少年の母親が、相談にやってくる。
少年の霊が毎夜、やってくるというのだ。

二つの相談の操作をしていくうちに
この二つがつながっていき・・・

なかなか、面白いが
最後の謎解きははかなり強引な感じを受けた。
そんな結果にしてしまうと、なんでもアリだよな・・・


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