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シマサルスベリ・11~花

 立川市と昭島市に跨る国営昭和記念公園は昭和天皇御在位五十年記念事業”の一環として昭和54年(1979年)に設立が閣議決定され、米軍立川飛行場跡地を整備して昭和58年(1963年)に第1期開園となった。面積は約169.4ヘクタールで、事業整備時に植林された数々の樹木は今では大きく育ち鬱蒼とした森になっている。
 花木園に植栽されている「シマサルスベリ(島百日紅)」は10数本あり綺麗な樹肌を見せている。シマサルスベリはミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で鹿児島県~沖縄に分布している。同属のサルスベリは枝がやや横に拡がるが、本種の幹はほぼ真っ直ぐに伸びて樹高は15~20メートルになる。花期は6~8月だが、ここでは8月上旬になって漸く開花した。サルスベリの花は紅色、ピンク色、白色があるがシマサルスベリは白花しかない。
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イッサイサルスベリ

 昭和記念公園で見られる「イッサイサルスベリ(一才百日紅)」。ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で種を蒔いたその年から花を付けることから名付けられている。ここでは何株もありどれも樹齢は数年以上は経っている。樹高は5メートル以上で花はずいぶん高い枝に咲いている。できれば種を採取して本当に一才で花を付けるかどうか試してみたい。
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トチカガミ

 大塚西公園の池で咲いている「トチカガミ(鼈鏡)」。トチカガミ科トチカガミ属の多年草で本州~九州の湖沼や河川などに生える浮葉植物。光沢のある丸い葉をスッポン(鼈)に見立てている。花期は8~10月で直径2.5センチほどの白い3弁花を咲かせる。花は一日花で翌日には枯れている。
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