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ツルレイシ・1~雄花

 ウリ科ツルレイシ属の「ツルレイシ(蔓茘枝)」。熱帯アジア原産のつる性一年草で蔓は成長すると4~5メートルになる。雌雄異花で7~9月に雄花と雌花が別々に咲く。写真は雄花で花の中央に雄蕊が見える。果実に独特な苦みがあるので「ニガウリ(苦瓜)」とも呼ばれ、沖縄地方では「ゴーヤ」と呼ばれている。
 私が子供の頃は関東地方にはゴーヤは出回っておらず、私が初めてゴーヤ料理を食べたのは社会人になってからで昭和60年代に銀座の沖縄料理店だった。暑い夏の夜、ジョッキのビールにゴーヤチャンプルが絶品で大好物になった。それ以来我が家ではゴーヤチャンプルを作るのは私の役目になっている。
 ゴーヤの苦み成分は“モモルディシン”や“チャランチン”などが挙げられるが、ゴーヤの学名のモモルディカ・チャランチア(Momordica charantia)はそれに因んでいる。このモモルディシンには健胃作用があり、チャランチンには血糖値低下作用があると考えられている。またウリ科植物に多く含まれている“ククルビタシン”もあり研究段階ではあるが抗がん作用も期待できるとされている。料理に使うゴーヤは熟す前のものだが、完熟すると種の周りが赤いゼリー状になり甘味が出てくる。種子が出来るまではその苦味で動物に食べられないようにしている。
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番外編・19~入道雲

 朝から30℃超えになったこの日、少しでも涼を求めようと高尾山に向かった。いつものように午前中に山を歩き午後1時過ぎに1号路を下っていると、遠くから『ゴロゴロ』と雷鳴が聞こえ始めた。それまでカンカン照りだった空が見る見るうちに黒くなりケーブルカー高尾山駅辺りで雨がポツリと降ってきた。それならケーブルカーで早く下山しようと思ったが時既に遅く土砂降りの雨になりかなり近くでものすごい落雷が轟いた。頼みのケーブルカーは安全確保のためにしばし運休となり、止む無く駅前の店の中で雷雨をやり過ごすことにした。
 これまで“稲妻”を撮影したことが無かったのでカメラを構えたが結局“稲妻”の撮影は失敗した。雷雲は30分後に通り過ぎその後は嘘のような青空。私はケーブルカーの運転再開を待たずに1号路を歩いて降りてきた。
 写真の入道雲はその2時間前、奥高尾“一丁平”で撮った入道雲。遠くから見るのは力強くてとても良い形だが、この真下では大変な風雨になる。このブログは植物メインだが、虹や夕焼けなど自然現象も撮っている。今回は“稲妻”は撮れなかったが、その他、最近良く発生する“雨柱”なども撮ってみたい。
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クロホオズキ・1~花

 ナス科オオセンナリ属の「クロホオズキ(黒酸漿・黒鬼灯)」。南アメリカ原産でオオセンナリから作られた園芸品種。ホオズキに似た果実が黒くなるために名付けられている。花期は6~9月で茎先に総状花序を出し直径3~3.5センチの青紫色の花を咲かせる。
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