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アオフタバラン・3~開花

 奥高尾の林内で見られる「アオフタバラン(青二葉蘭)」。ラン科フタバラン属の多年草で草丈は10センチほど。7~8月に茎の上部に総状花序を出し長さ1センチほどの小さな花を数個咲かせる。花は先端の丸い大きな唇弁が目立ち、背萼片、側萼片(左右の下側)、側花弁(左右の上側)は線形になる。地表スレスレに長さ2~3センチの葉が2枚ある。アオフタバランの名前は他の仲間と違って紫色を帯びることが無く全体的に緑色であることに由来している。
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ホドイモ・7~高尾山4号路2

 高尾山“4号路”で見られる「ホドイモ(塊芋)」。マメ科ホドイモ属のつる性多年草で7~8月に総状花序を出し直径1センチほどの奇妙な形の花を咲かせる。中央の紅色部分が唇弁で上部の淡黄緑色が旗弁になる。唇弁の右側に筒状の竜骨弁がありその中に雄蕊と雌蕊が隠れている。この複雑な構造のためか結実率は低くまだこの果実を見たことが無い。
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バアソブ・5~開花2

 キキョウ科ツルニンジン属の「バアソブ(婆そぶ)」。北海道~九州の山野に分布しているつる性多年草で8~10月に長さ2.5センチほどの筒状の花を咲かせる。“ソブ”とは長野県木曽地方の方言で“そばかす”の意味。花冠の内側にある斑点をそばかすに見立てている。同属のツルニンジンは本種よりも大きく“爺そぶ”と呼ばれている。これは東光寺第一緑地のもの。
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