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カギカズラ・2~果実

 アカネ科カギカズラ属の「カギカズラ(鉤葛)」。関東地方~九州の山地に分布する常緑つる性木本で周りの樹に絡みついて成長する。6~7月に枝の先端付近の葉腋から枝が伸び多数の花が球状に咲く頭状花序を付ける。果実は蒴果で花の形がそのまま残った直径8~9ミリの球形の集合果になる。
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ノリウツギ・2~両性花

 アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の「ノリウツギ(糊空木)」。全国の山野に分布する落葉低木~小高木でかつてこの樹から製紙用の糊を採取したことから名付けられている。北海道や東北地方では“サビタ”と呼ばれることが多い。花期は7~8月で枝先に円錐花序を出し直径4ミリほどの小さな両性花を咲かせる。その周りには純白の装飾花がある。
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虫・27~ミヤマカラスアゲハ2

 奥高尾“大平林道”で見掛けた「ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽)」。アゲハチョウ科アゲハチョウ属の大型の蝶で北海道~九州の山地に分布している。ミヤマカラスアゲハの翅の黒い部分は鱗粉が本来持っている色素だが、青い部分は構造色で特別な色素を持たず特定の光の波長のみを強く反射することで発色している。野鳥のカワセミルリビタキの羽色も同じ構造色の仕組みになっている。
 さて今からちょうど50年前の1974年8月8日。大学1年生の夏休みに友人2人と横浜神奈川区の青木橋を午前8時8分に自転車で出発した。東海道、山陰道の約1,300キロを18日間で走った。“銀輪部隊”と名付け、民宿、駅の待合室、親戚の家などをねぐらにした青春旅行だった。8月8日が来るといつでもあの旅を思い出す。今日は50周年だ。2人の友人のうち、1人は50歳代の若さで鬼籍に入ったがもう1人とは今でも家族ぐるみの付き合いが続いている。お互いに孫が出来て、孫にそんな旅行をさせてみたいと思っている。過去の記録が見つかったので改めてその行程を書き留めておく。

1日目(8月8日):横浜青木橋→小田原→芦之湯(国道1号線最高地点874メートル)→箱根峠→清水149K(友人宅泊)
2日目:清水→久能山→宇津ノ谷峠→磐田駅86K(駅泊)
3日目:磐田→浜松→岡崎→名古屋125K(親戚宅泊)
4日目:豪雨のため一日休息(親戚宅泊)
5日目:名古屋→岐阜駅→関ヶ原→彦根駅93K(駅泊)
6日目:彦根→京都73K(洛頂旅館泊)
7日目:京都→亀岡→綾部駅80K(駅泊)
8日目:綾部→天橋立→久美浜駅93K(駅泊)
9日目:久美浜→玄武洞→城崎→諸寄71K(民宿藤田泊)
10日目:諸寄→鳥取駅31K(駅泊)
11日目:鳥取→境港104K(友人宅泊)
12日目:境港→出雲大社63K(ユースホステルえびすや泊)
13日目:出雲大社→日御碕→出雲大社15K(大社旅館泊)
14日目:出雲大社→浜田駅91K(駅泊)
15日目:浜田→津和野駅76K(駅泊)
16日目:津和野→山口49K(親戚宅泊)
17日目:従弟の案内で萩市内観光(親戚宅泊)
18日目:従弟の案内で関門橋観光(親戚宅泊)
19日目:山口→秋吉台・秋芳洞→大正洞→景清洞→山口80K(親戚宅泊)
20日目:山口→防府19K(親戚宅泊)
21日目~23日目:防府市の親戚宅で休養
24日目:山陽本線防府駅19:29発“あさかぜ2号”乗車
25日目(9月1日):東海道本線横浜駅9:04着
(防府→横浜乗車券2,500円、特急券1,200円、寝台1,100円、合計4,800円)
 当時のブルトレはずいぶん安かった。
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