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オモト

 我が家を新築した時から庭の隅に植えている「オモト(万年青)」。キジカクシ科(←ユリ科)オモト属の多年草で春に花を咲かせ秋に果実が稔る。オモトは“カタツムリ媒花”でカタツムリやナメクジが花被を食べて花粉を媒介するが、拙庭にはカタツムリやナメクジがいないためかなかなか結実しない。他所では果実がたくさん出来たものを見ることがあるが、今年、何年か振りに庭で果実が見られた。
 さてNHK大河ドラマの『鎌倉殿の13人』は1年間非常に楽しめた。これまで取り上げられなかった時代背景で間違いなく傑作と言える作品だろう。私は高校生の頃に観た『国盗り物語』からの大河ファンだが、『勝海舟』『風と雲と虹と』『花神』『独眼竜正宗』『新選組!』『風林火山』『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』『軍師官兵衛』『真田丸』『西郷どん』『麒麟がくる』などもう一度見てみたい作品がたくさんある。今年の『どうする家康』も今までとは違う新たな視点からの家康像のようなので期待したい。
 家康は江戸入城の際に贈られたオモトをたいそう喜んだようで、そのことから“引っ越しオモト”なる風習が生まれ各地にオモトが植えられた。元禄年間(1700年頃)に栽培が拡がると斑入り葉やねじれ葉など様々な園芸品種が生み出され、幕末の嘉永年間(1850年頃)には1鉢400両もの高額な株も現れて幕府はオモト売買を禁止する布告を出したという。
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ナンキンハゼ・3~上柚木公園

 上柚木公園の駐車場脇に植栽されている「ナンキンハゼ(南京櫨)」。トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木で中国原産。秋の紅葉が美しいが冬空に映える白い果実もまた美しい。純白の仮種皮には蝋質が含まれていて昔はこの蝋を採取してローソクなどに利用していた。
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