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マタタビ・1~葉

 開花期に葉を白くさせて昆虫を呼び寄せる「マタタビ(木天蓼)」。マタタビ科マタタビ属のつる性落葉木本で夏に直径2センチほどの花を咲かせる。写真は植えられたばかりの幼木で今年は花が咲かなかった。葉が白くなるのは開花期だけで、花後はもとの緑色に戻る。雌雄異株で雄株には雄花だけ付け、雌株には両性花と雄花を付ける。また花弁が無く萼片と雌蕊だけを付ける雌花もあるようだ。“猫にマタタビ”だが、これはマタタビの茎や葉に揮発性のマタタビラクトンがあり、猫の感覚を麻痺させる。キウイはマタタビと同じ仲間であり、やはりネコはキウイも好むようだ。但し大量に与えるとアレルギー反応を引き起こすこともあるので要注意。マタタビの名前はアイヌ語のマタタンプが転訛したという説が有力で、漢字は中国名をそのまま使っている。花の形が梅に似ているので「ナツウメ(夏梅)」の別名もある。写真は東京薬科大学のもの。
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モッコク

 “せせらぎ緑道”に植栽されている「モッコク(木斛)」。サカキ科(←ツバキ科)モッコク属の常緑高木で、葉に艶があり樹形が整うので、庭木や公園樹に多く利用されている。6~7月に直径2センチほどの下向きの花を咲かせるが、雌蕊を備えた両性花と雌蕊が退化した雄花がある。写真はどうやら両性花だろう。果実は秋に赤く熟す
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