ツツジ科ホツツジ属の「ホツツジ(穂躑躅)」。陽当たりの良い山地や岩場に生育する。草丈は1メートルを超え枝先に円錐花序を付ける。萼片は浅く5裂し花冠は3深裂する。花径は2センチで雄蕊は6本ある。ここは“鬼押出し園”で写真の後方は万座山や白根山方面になる。
シソ科イブキジャコウソウ属の「イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)」。伊吹山に多く自生し香りが良いために名付けられている。確かに葉を揉むと良い香りがするが、それが“麝香”の匂いかどうかはわからない。
ツツジ科ガンコウラン属の「ガンコウラン(岩高蘭)」。5月に見た時は花が既に終わり緑色の若い果実が出来始めていたが、この日は黒く熟していた。果実の直径は5~6ミリで食べられる。来年は紅色の小さな花を是非見たい。
首都大学東京北側の学生寮脇に生えている「マルバウツギ(丸葉空木)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)ウツギ属の落葉低木で、春にウツギに似た白い花を咲かせていた。マルバウツギの花盤の中央にはオレンジ色の輪があるのが特徴だが、若い果実ではまだその輪が残っていた。