“鬼押出し園”の岩場で多く見られる「ヤマウルシ(山漆)」。ウルシ科ツタウルシ属の落葉高木で雌雄異株。5月頃に開花し果実は秋に稔る。写真はまだ若い果実で一粒の直径は5~6ミリ。表面には細かい刺毛がある。山小屋の庭にもいつの間にかヤマウルシの若木が伸びてきて実をつけている。これなら秋に美しい紅葉が楽しめそうだ。
アカバナ科ヤナギラン属の「ヤナギラン(柳蘭)」。葉が柳に似ていて美しい花をランに喩えて名付けられた。山地や高山など亜高山帯に生育し草丈は1~1.5メートルになる。
北軽井沢の林縁に咲いていた「カワラマツバ(河原松葉)」。アカネ科ヤエムグラ属の多年草で草丈は70~80センチ。日本各地で見られ河原などに多く生育するが、暖地から寒冷地まで広く分布している。
小山内裏公園から続く尾根緑道で見られる「ハナイカダ(花筏)」。ハナイカダ科(←ミズキ科)ハナイカダ属の落葉低木で雌雄異株。春に花を咲かせ夏に果実が熟す。果実は液果で直径は8~9ミリ。果肉は水分が多く少し甘みがある。