迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

185・あゝ嘉数高地。[沖縄、晩夏]

2008年10月21日 | 旅する。
10月21日、那覇

とにかく降りて上っていったん330に出ると、嘉数高台公園への標識が見えた。

すでに宜野湾市に入っている。

歩いて上っても、たいして高くも広くもないただの丘だが、ここを奪いあって日米両軍が血みどろの死闘を繰り広げた。

いまは高台公園となって展望台が立ち、激戦を知るよすがはひとつ残ったトーチカ跡くらいか。

おそらくはかなり分厚い鉄筋コンクリートで覆われていたはずだが、砲撃か爆撃か、元の大きさがわからないくらい破壊されている。

沖縄の戦地の例にもれず、関係都道府県の慰霊碑のたぐいがここにもあるが、そのなかで京都の塔はこの戦争を賛美せず、沖縄県民の苦難にも配慮した碑文で評価が高い。

ここから見える海は、ただ青い。

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