迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

Day01・夜明け前の滑走路・那覇【沖縄9月】

2012年09月11日 | 旅する。

9月11日 火曜日 成田→那覇

【成田空港、夜明け前】
早朝6時00分発のJetstarに乗る。そのために成田の友人宅に前泊し、朝4時30分にクルマでおくってもらう(ありがとうございました)。

自動チェックイン機が3台あるのだが、手こずる客が多く、困惑の雰囲気が漂う。予約番号を入力してみたら「これは搭乗券ではありません」というプリントアウトが出て、カウンターで手続きする。これはたぶん、webチェックインしたのにプリントアウトを持っていかずに空港で出力しようとしたから。

まだ5時だが、セキュリティーが混むのですぐにゲートへと急がされる。ちなみに、売店は開いていて、軽食やコーヒーや崎陽軒のシウマイもある。こんな朝なのに。

5時20分には搭乗開始、バスに乗って空港内を延々と10分も走る。車内で夜が明けてきれいな朝焼けが滑走路を照らす。定刻に離陸、機内誌をチェックし、少し寝たら奄美大島の上空だった。しばらく眼下の島々を見下ろして過ごす。

これは沖縄本島、本部半島のあたり。古宇利島、羽地内海がよくわかる。

【那覇の朝】
8時35分に那覇に着陸。預入手荷物は有料なので預けずにデイパックと小さなワンショルダーだけの身軽な旅である。

今回は思惑があってゆいレールの1日乗車券600円を買っておく。いつものように月光荘に行くと、渡嘉敷島キャンプにスタッフもお客さんも出払っているようで実に静かだった。まあ、午前中はだいたい静かなことが多いが。

預けてある海道具を2階から発掘し、サンダルを出してからシャワーを浴びて短パンに着替えると沖縄仕様になる。

〈コトブキ〉で今日まで特製ラーメンが食べられる、というのでふーみんやマーキンと出かける。

「あさりの血まみれ」750円、あさりの塩ラーメンとトマトソースがおのおの存在を主張しつつ、いい試合をしていた。

【怠惰な午後】
ひとりでむつみ橋通りを抜けてカフェ〈プラヌラ〉へ、マサラチャイ。「ダメ大人でも、そのダメっぷりが人を勇気づけることもある」というポジティブな自己弁護を展開してみる。それはそうと、糸満には「ロボットコンビニ」があるそうだ。

月光荘に戻ったら、おかちゃん、あべちゃん、マーキンにあっちゃん(寝ていて写真には間に合っていない)がいて、「オトナのゲストハウス」になっていた。

マーキンが帰るので、空港まで送る。なんせ、ゆいレール1日乗車券があるのだ。

【明治橋探検】
空港からの帰りにゆいレールを壺川で降りて58号線の起点を探す。明治橋のどこかにあるはずなんだが……。

あった。

明治橋の南端で58号線から331/332に変わるようだ。

【首里探検】
つづいてゆいレールに旭橋から乗って首里で降りる。とくにあてはないが、たとえば聞得大君御殿跡(チフィジンウドゥンアト)という解説プレートを見て想像力を働かせてみる。そこは首里中学校の校門で、他には何もない。

歩きまわっていたら「泰山石敢當」といういかにも古い石敢當を見つけた。

儀保駅に上ると、ちょうど日が沈んで夕暮れになった。

この駅はゆいレールの中でも高い位置にあり、夕日の名所でもあるらしい。

【那覇の夜】
さて、今晩はさいたまスタジアムで日本対イラク(ワールドカップ最終予選)があるのだが、月光荘にはテレビがない。スポーツバーに行こうかとも思ったが、じょっちゃんやコージ・クルーニーとビールを飲む流れになり、そのままもうい(という野菜)やオムそばや今津さん差し入れの刺身を食べ、まぁさのワインをもらったりしていたら、試合は終わって1-0で勝ったらしい。

〈つきのわ〉でジャックダニエルをストレートでもらうと、ふーみんから愛情過多な超大盛りで出てきた。この1杯を飲むのに2時間くらいかかったような気がする。