にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

まる

2006年01月30日 | 日々のこと
夕方、「くるみボタンが好きだな」と
ふと思いついたのに始まって、
まるいものをつぎつぎ思い浮かべてみました。

てんとう虫。
わたあめ。ビー玉。おはじき。
満月。
シャボン玉。
南天の実。
さくらんぼ。
文章の最後の、まる。

こうして考えてみると、
わたしはまるいものが好きらしい。
身の回りにも、まるいものが多い気がする。

世の中にはしかくいものや、ながほそいもの、とがったものなど
いろんな形があるけれど。

どうやらそのなかで、
わたしは「まる」がとても好きらしいということに気がついて、
ちょっとうれしくなりました。

KYOTO 4SEASONS CONCERT

2006年01月28日 | 日々のこと
何年か前に偶然お知り合いになった、可奈さんの主催されるKYOTO 4SEASONS CONCERTに行ってきました。
(具体的には、「高校の吹奏楽部の後輩のおじ様のお知り合い」という、複雑かつ不思議なつながりです・・・笑)

場所は、京阪出町柳駅の近くの、ルーテル教会。

こじんまりした空間で、
5人の演奏者の方の色彩ゆたかなピアノの音色を、
こころゆくまで楽しむことができました。

クラッシック音楽というと、なんだか敷居の高いイメージがありますが、
お値段は、なんと500円。

おともだちとお茶を飲むような感じで、気軽にたのしむことができます。

機会があれば、ぜひ行ってみてくださいね。


☆可奈さんのHPはこちらです。

博士の愛した数式

2006年01月27日 | 日々のこと
ひさしぶりに、ルート記号をかきました。

小川洋子さんの『博士の愛した数式』を読んだら、
急にかいてみたくなったので。

ルート記号をかくなんて、たぶん大学入試以来だから、10年ぶり。

記号のまっすぐ平らな部分が、なかなかまっすぐにかけなくて、
なんどもかき直しました。

こんなに一生懸命ルート記号を書いたのは、初めてです。

昔から数学は大の苦手で、最初から諦めていたから、
数字も式も記号も、適当にかいてはいつも計算間違いばかりしていました。

ほんとうは、数学が好きだったのに。

あのころは、間違いだらけの答案が返ってくるたび、
「ほら。やっぱり。わたしには数学の才能がないんだ。」
となげやりになっていたけれど、いま思えば、
わたしの中に「数学」というものに対する尊敬の念がなかったから、
数学の方でも正しい答えにわたしを導いてはくれなかったのだと思う。


この本を読んでから、あらゆる数字や定理、
そしてそれらを発見した人々の情熱と労苦に
敬意を払わなくてはいけないような気持ちになっています。


本を読んでいる間、何度も恋をしました。

「素数」に。初めて知った「友愛数」や、「完全数」に。
さまざまな定理の美しさと、神秘に。
それから、不器用で心優しい博士に。


そして、本を読んでいる間、何度も泣きました。


この本には、人間のもつ美しいものと、人間の力の及ばない美しいものが
過不足なくつまっていると思います。


数学好きの方はもちろん、すべての数学嫌いのひとに読んでほしい本です。



***小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社、2003年)***

リコーダーの音

2006年01月25日 | 日々のこと
夕方、道を歩いていたら、
どこからかリコーダーの音色が聴こえてきました。

見ると、学校の帰り道らしい、小学生くらいの男の子ふたりが、
歩きながら吹いているのでした。

学校の帰りにリコーダーを吹いているこどもがいると、
いつもものすごくうれしくなってしまう。

うれしくてしかたないんだろうな
という感じが音で伝わってくるから。

そして、自分が初めてリコーダーを吹いたときの
誇らしいような、こそばゆいような気持ちを思い出すのです。


リコーダーのあたたかくてまるい音が
わたしはとても好きです。


ゆっくりさよならをとなえる

2006年01月24日 | 日々のこと
川上弘美さんのエッセイ、
『ゆっくりさよならをとなえる』を読んでいます。


川上さんの文章には、ほどよい空間があって、
とても楽に息ができる。

言葉で伝えるところと、言わずにおくところ。

そのバランスが絶妙なのだと思う。


あははと声をあげて笑うというよりは、
思わずくすりと笑ってしまう言葉の数々。


晩ごはんを食べたら、続きを読む予定です。



***川上弘美『ゆっくりさよならをとなえる』(新潮社、2001年)***




雪の日

2006年01月23日 | 日々のこと
今朝起きて、カーテンを開けたら一面の雪。
雪だるまを作りたくなるくらい、たっぷりつもってました。
(でも寒かったので、挫折。)


ひさしぶりにアルバイトがお休みだったので、
午後から、お散歩がてらシサム工房さんにお買い物に出かけました。

すると、ずっと前から欲しかったスカートが、
セールでなんと半額に!

お金を貯めて、待っててよかった(涙)

しかも、
「雪の日にわざわざ来てくださったから。」
と、お店の方がスタンプをいつもの2倍押してくださいました。

とてもいい一日でした。



☆シサム工房さんのHPはこちらです。

Wedding Party

2006年01月22日 | 日々のこと
きのうは、前の研究室の仲間の結婚記念Partyでした。

長い時間を、ともに過ごしてきたふたり。


みんなの祝福に笑顔で応えるふたりの姿は、
静謐で、揺るぎないものでした。

素敵な時間をわかちあえたことに、
感謝の気持ちをこめて。


表作り

2006年01月18日 | 日々のこと
きのうはひさしぶりに議論に参加して、脳細胞に刺激を受けたので、
帰ってから、昨年末からずっとやろうやろうと思っていた作業を
ちょっとだけやりました。(帰宅したのが遅かったので、ほんとにちょっとだけ。)

昨年発見された史料(書簡類)を、エクセルに打ち込んで表にする作業です。
差出人ごとにまとめられた史料を、一度年代順に並べ直してみようと思っています。

この間、別の大学で歴史学を専攻している友人とも話していたのですが、
「論文を書くより表を作るほうがたのしい」ということで意見が一致しました。

もちろん、論文を書くことも好きでやっていることだし、
書いているときになかなか言葉が見つからなくて苦しい思いもするからこそ、
書き終えたときは嬉しいのですが、
さまざまな表を作っているときの充実感はなにものにもかえがたいものがあります。

なにより、論文よりはだんぜん早く(!)達成感が味わえるところが魅力。

たとえていうなら、
論文を書くことが、やってもやってもなかなか終わらない大掃除だとすれば、
(いつも、最後にどうしても片付けられないものが残って、
ひとまずそれらをまとめて見えないところに直すところまでそっくり(笑))、
表を作ることは歯磨きとか、お風呂掃除とかに似ていると思う。

もちろん、表や数字では表現できないことや
表にしてしまうことで消えてしまうことがあるから
言葉によって論文を書くわけなのですが、
そういった表をひとつひとつきちんと作ることもまた、
言葉を探す上でとても大切な作業であると思います。

これは、前の大学で、ある先生から身をもって教わったことでした。


・・・というわけで、長くなりましたが
今日はこれから作業の続きにとりかかる予定です。

ピアス

2006年01月16日 | 日々のこと
ちっちゃいピアスを買いました。

気をつけないと、すぐ失くしてしまいそうなくらい
ちいさなたからもの。

宝石がついているわけでもないし、
有名ブランドのものでもない。

だけど、作ったひとのこころがこもっているものは、
身につけると自然にやさしい気持ちになる。

こころのなかのちいさな宝箱。