にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

音楽を成りたたせているもの

2006年01月11日 | 日々のこと
きのうは、年が明けてからはじめての練習でした。

アルバイトが終わってから、ピアニスト嬢のお宅へお邪魔して、
この次にやる曲の選曲会議。

いろいろ探すうちに、彼女の部屋から
昔のカセットテープが次々出てきて、
思い出話に花を咲かせながら何度も涙が出るほど大笑いしました。
(彼女のセンスはほんとうに秀逸です。
いつものことながらアニメソングの奥深さを垣間見せてもらいました。)

音楽は、その曲を聴いていたころの感情や、世界の色、
まわりにいてくれたともだちなんかを、一瞬で鮮やかに蘇らせてしまう。



最近よく思うのは、音楽は音楽だけで存在するのではないのだなあということ。

毎日の生活の、ささやかなやりとりだったり、笑いだったり、
一緒に食べるごはんやあったかいお茶だったり。

人と人との間に生まれる何かが、
無数にいろいろな形で織り合わさってできている、
とても繊細なものなのだと思うのです。

それは、研究にしても、他の芸術にしても、
人が生み出し、人にかかわるものである以上は同じなのだと思う。


あたりまえのことなのかもしれませんが、
いままで、そのことが言葉の上では理解できていても、
本当の意味ではわかっていなかったなあ、と思います。



今日から、しばらく休んでいた練習を少しずつ再開する予定です。