にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

サブウェイ・パフォーマー

2010年07月29日 | 日々のこと
帰りの地下鉄の連絡通路で、おなかすいたな~と思いながら歩いていると、どこからともなく歌声が。

「サブウェイパフォーマー」と書かれた張り紙の前で、20代とおぼしき男の人が立って歌い、その横でもう一人の男の人がキーボードを弾いていました。

なんだか歌声がすーっと心に届いて、そのまま3曲ぐらい、終りまで聴いていました。

ときおり、地下鉄がガタンゴトンいいながら通り過ぎる中で、声を張り上げて歌っている彼を、いろんなひとが見ながら通り過ぎて行きました。

ほとんどが、「なにやってるんだろう?」というような、好奇のまなざし。

歌詞の内容も、まっすぐすぎるくらいまっすぐで、身振りや手ぶりもかなりついていて、もし同じことを同じ場所でやれと言われたら、きっとわたしは勇気がなくてできないだろうな、と思うようなパフォーマンスでした。とても歌の上手な方でしたが、わたしを含めて、立ち止まって聴いていたひとたちは、「うまいなあ」というよりも、彼(ら)の生身の声を聴いていたのではないかと思います。


なんだか、いいパワーをもらえたうたでした。

グリン・パンサー

ジャズの本

2010年07月28日 | 日々のこと
8月の上旬に北九州である研究会で発表する予定で、いまそれに向けてレジュメを作ろうとしています。戦後日本のジャズについて、なにか発表しようと思っているのですが、その準備のために読んでいるのが、ラングストン・ヒューズという人の書いたジャズの本

とてもわかりやすく、ジャズの歴史や著名なミュージシャンについて紹介されています。
木島始さんの翻訳も素晴らしいし、なんといっても、クリフ・ロバーツというかたの絵がかわいい。

絵本を読むように、わくわくしながらページをめくることができます。

せっかく発表するので、面白い内容のものに仕上げたいなあと思っています。

***ラングストン・ヒューズ/木島始 訳『ジャズの本』晶文社、1998年***


mow

2010年07月27日 | 日々のこと
さいきん、アイス日和が続いているので、美味しいアイスの発掘にいそしんでいます。
きのう初めて食べて美味しかったのが、mow(モウ)というアイス。
ミルク味で、クリーミーな食感。

きょうはさすがに我慢しましたが、あしたも暑かったら食べるかも。。。

洗濯びより

2010年07月18日 | 日々のこと
梅雨があけて、きのうにひきつづき、きょうもものすごくいいお天気
おとといときのうきた浴衣をじゃぶじゃぶと手洗いし、干しています。
シーツも洗濯中

晴れた日に洗濯するのって、なんでこんなに気持ちいいんだろう。

きょうはお休みなので、たまっていた部屋の片づけをして、午後は友達のおうちに遊びに行きます。片づけのBGMはなんにしようかな~。

前回の日記に書いた、「研究」と「音楽」は、さしあたり、「ささやかな日常」に分類することにしました。でもブログ全体が、「ささやかな日常」なわけで、そうするとあえて分類する意味はないような・・・。分類とか、整理整頓ってほんとうにむずかしい


さんしんと共演

2010年07月14日 | 日々のこと
きのうは大学のゼミで歌ってきました。

DJであり、サンシン(沖縄の楽器)奏者でもある方の報告だったので、第二部で声をかけていただいて、共演させていただきました。初めてみるサンシンの楽譜は、西洋音楽の楽譜と違って、漢文みたいに漢字が縦に並んで書いてあり、新鮮でした。

歌ったのは、「涙そうそう」や「島唄」など、沖縄のポップスです。演奏前にけっこうお酒を飲んで酔っぱらっていたので、あんまりよく覚えていないのですが、たのしかったな。
普段あまり歌わない曲を、違う楽器と一緒に演奏すると、また違った音楽が生まれておもしろい。

発表タイトルは、「フラとサンバの国でなぜサンシンを弾くのか」というもの(とても魅力的)で、ブラジルからの留学生の方とのコラボレーションで、ブラジルとハワイの沖縄移民の芸能についての報告でした。芸能といっても、いわゆる歌や踊りといったものだけを切り取るのではなく、経済や、人の動き、移住した人々の経歴、食べものなど、さまざまな角度から光をあてておられて、厚みのある内容でした。

ブラジルでも、ハワイでも、いろんな楽器や歌や踊りが入り混じり、おもしろいことになっていたんだろうなあと思います。

・・・それにしても、記事のカテゴリーで「研究」と「音楽」というのを一応つくっているのだけれど、どちらも生活全体にかかわっているし、最近研究の場でもよく歌っているので、カテゴリーをわける意味がよくわからなくなってきました。
あたらしい分類方法を考えよう。。。

朝顔の怪

2010年07月11日 | 日々のこと
近所の小学校に選挙投票に行ってきました。

中庭に咲いていた、たくさんの朝顔をみて思いだしたのですが、そういえば小学校のころ、理科の時間に植えた朝顔が、わたしのだけなぜか成長が遅かった記憶が。

ほかにも、ひまわりも、へちまも、なんだかことごとくワンテンポ遅れていた記憶があります。ああいうのも、やっぱり持ち主に似るのでしょうか・・・

いまも、ベランダでミントと枝豆としそを植えていますが、ほかのひとと比べる機会がないので、早いのか遅いのかわかりません。ベビーリーフとねぎも植えたいな。

ぶんしょうのからだ

2010年07月02日 | 日々のこと
先月末締め切りの原稿を、編集担当の方に送りました。

まったくといっていいほどまとまらず、送るのを躊躇しましたが、おもいがけずあたたかい言葉をいただくことができました。
「論文的な文章ではないけれど、魅力的な文章だと思います。」と。
いい論文だとほめられるよりも、ずっとうれしい言葉でした。

文章にも身体があって(文体という言葉があるように)、どうしても着ることのできない服や、服それ自体は素敵なんだけど、自分には似合わない服もある。

わたしにとって、自分の文章の身体にそう服というのがどんなものなのかはまだわからないけれど、すくなくとも自分の文章の身体はすこしずつできてきたような気がする。

あとはとにかく、書いていくしかないと思う。