にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

キッズ・ミート・アート

2013年08月30日 | お知らせ
今日と明日は、大阪の應典院で”キッズ・ミート・アート”というイベントが開催されます。
ピアノの上村美智子さんとふたりで、明日の午後2時からジャズワークショップの講師をさせていただきます。
ほかにも、絵画、ダンス、武術、音楽、いろいろな分野のかたたちがワークショップをされる予定で、新しいつながりができるのをいまからとても楽しみにしています。

お子様連れでなくても、関心のあるかたならどなたでもOKです。
食品のブースもあるみたいです。何を食べようかな~。

昆虫音頭

2013年08月29日 | 日々のこと
大学時代からの音楽仲間、ピアニスト嬢とひさしぶりにあいました。

「ちょっとみてみて~」と言いながら、
自作の「昆虫音頭」にあわせて踊ってくれました。

踊る表情は真剣そのものなのですが、なんとなくコミカルな哀愁が漂っていて、パタリロみたいでした。

彼女は最近”蟲けら”というグループで活動していて、つい先日この音楽と踊りを愛媛県で披露してきたのだとか。

あいかわらず独自の世界をつきすすんでおられます。

のんびりした時間と人間関係を恵んでくれた、大学時代に感謝です。


マリオンさん

2013年08月28日 | 日々のこと
―たった5歳のこどもでも、泣いている3歳のこどもに「泣いちゃだめだよ」といいますね。
みんな、ちいさなときから、大人のふりをすることを学びます。
でもほんとうは、みんな泣きたいのです。
だから、音楽家の仕事は、観客を泣かせて、そして笑わせることです。
日頃自分を隠している鎧を外して、泣いたり笑ったりしてもらうことなのです。
政府にはそれはできません。
それができるのは、芸術家だけなのです。
そして、涙と笑いは表と裏です。
ライブでは、そのどちらをも表現しなくてはいけません。―

今日のワークショップのマリオンさんの言葉です。
歌が素晴らしいのはもちろん、言葉の素晴らしさに涙が出そうになりました。
失敗して、恥をかいても、素晴らしい音楽家のワークショップにはどんどん参加したほうがいい、と改めて思いました。
たくさん失敗したほうがたくさん学べるから。

マリオンさんはもちろんのこと、井上智さん、衛藤修治さん、東敏之さん、高田恵美さん、ほんとうに素晴らしいワークショップ、ありがとうございました。

Marion Cowings

わが美しき故郷よ

2013年08月27日 | 日々のこと

チェロ奏者の先輩が、以前から大好きな畠山美由紀さんとツアーで来月大阪にこられるとのこと。

いまからとても楽しみにしています。

畠山さんは、気仙沼のご出身で、震災のあと、たしかに歌が変わられたと思いました。それ以前から大好きでしたが、この歌を聴いて、表情を見たとき、胸がつまりました。

わが美しき故郷よ

Carmen Lundyさんも、”Better Days”という曲は、フロリダの故郷が竜巻で流されてしまったときに、「よりよい明日はきっとくる」とみんなに伝えたくて書いたのだとおっしゃっていました。

音楽は、痛みや苦しみを優しさや希望に変えるためにあるのかなと思います。
きっと、絵や、文章もそうだと思う。

ももいろそらを

2013年08月24日 | 日々のこと

ひさしぶりに京都シネマで映画を観ました。

静かなんだけど、観たあとに不思議な感覚が残る映画。
無意識のうちに「あたりまえ」だと思い込んでいる前提を、偶然を装って転覆させられる。

まっすぐで、とんがっている主人公と、彼女をとりまく感情の襞に、昔家庭教師をしていた生徒を思い出しました。

8歳くらい年下でしたが、向こうのほうがわたしより数倍大人で、「先生しっかりしぃや。ふらふら迷ってたらあかんで。」とよくはっぱをかけてくれていたなあ。

親を変えるのは無理だから、自分の部屋だけはいつも綺麗に片付けているんだ、と淡々と言っていました。

つくづくクールな子だったな。

ももいろそらを

ちっちゃい旅

2013年08月23日 | 日々のこと
昨日、大阪からの帰りにいつもは特急に乗るところを準急に乗ってみました。

いつもは停まらない駅のホーム、途中の風景も、通り過ぎるスピードが違うせいか違って見える。

こんな駅があったんだ、という発見や、それぞれのホームに漂う微妙な生活感、看板や広告(ときどき謎めいたものがあります)を見るのが面白い。

知らない駅から、学校や仕事や、いろんな用事ででかけるひとがいて、その駅に帰ってくるひとがいて、みんなそれぞれ生活してるんだなあと思うと、いつも不思議な気持ちになる。

見知らぬ駅は、どことなく映画の中にあるみたい。
日常の、一枚薄いフィルターを通した向こう側にあるようで、自分の目がカメラになったような気がする。

京阪電車と阪急電車に乗ったときの、あの独特の遠足っぽい感じが好きです(とくに特急に飲み物やお菓子を買って乗り込むとひとりで気分がもりあがるのはわたしだけでしょうか・・・。ほかの電鉄の関係者のかたがいたらすみません。)

わたしは普段ぜんぜん旅をしないのですが(行けば楽しいのですが、なかなか出かけない性分です。でもひとたび出かけると楽しい)、今度青春18切符を買って、近くをふらふらしてみようかなあ。

ばったり率

2013年08月22日 | 日々のこと
31日にイベントで講師をさせていただく應典院さんに打ち合わせに行ってきました。

谷町九丁目の駅から徒歩5分ほどのところにある、ユニークなお寺です。
お寺のなかに劇場があり、さまざまな文化活動の拠点になっています。

打ち合わせをしているうちに、先方の方と、意外な共通のお知り合いが何人もいることがわかって、びっくり。

そういえば昨日も、道を歩いていたら、ばったり大学の後輩(それも不思議なご縁で知り合った)にひさしぶりに出逢い、その後輩と話している途中に、これもまたおひさしぶりのロビン・ロイドさん(民族音楽のマルチミュージシャン)が、いつものように帽子をかぶり、風のように自転車で通り過ぎながら「ひさしぶり~。バイバーイ」と手を振って去っていきました。

なんだか最近、「ばったり率」が高まっています。

次は誰に「ばったり」会うかな。
楽しみ。