日記

Hajime

ハッピー☆

2008年02月29日 | Weblog

田舎について考える
近くにもんぺ姿で畑作業にいくおばあちゃんがいた
名前はもう思い出せない
ぼくがまだずっと小さいころ

あさ、畑へ行くおばあちゃんはうちの前で一休み
うちの前の犬にアメをなめさせる
なめさせたアメを今度はぼくがなめる
犬がなめる
ぼくがなめる
アメなくなる
太陽はぎんぎん
ふところからばあちゃんのおっぱいがぼろんとでてる
その横でアメなめるぼくと犬
おばぁ、しゃくしゃく笑う
ひとりっきりで住んでてぼくが中2くらいで死んだ

火を見つめる
炭でまっくろになった壁
風呂炊きかまどから木が熱を発してる
すごいエネルギー
おじい、火を見つめる
時などいらぬ、1時間でも2時間でも見つめる

沈黙
無言や無口ではない、沈黙
それ自体が世界
ふくろうがほろほろ鳴いてる
おじいとおんなじだけの沈黙の力をもった山が沈黙の世界でぼくに乗りかかる

生命のエネルギー
圧倒的な熱と力
昼の光は夜の深い闇にはかなわない
けれど逆もおんなじね
でも光の中に闇はない、闇の中に光がある
夜空の中に星ひかる

そういう命の力たち
恐ろしくて圧倒的なもの
それを淵まで行ってつかんでくる
彼らがそこまで行って見たものを
どこまでいけるかな

深い底にしかないあの生命力
一歩、また一歩近づいていく


とにかく行かなきゃ
得体の知れないそれをつかまえに

まぬけな面をさげてようやく戻ってくる

それから言う
阿呆面で言う
あの言葉を言うんだ


.............

ハッピー☆