オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

スタンリー・クラーク ~アット・ザ・ムービーズ~

2017-02-19 15:03:18 | オーディオ
 今回は、スタンリー・クラークの”アット・ザ・ムービーズ”のお話をします。

  ■1)アバウト、スタンリー・クラーク
 先ずは、スタンリー・クラークについて、経歴をウィッキペディアから紹介します。
 ”スタンリー・クラーク(Stanley Clarke、1951年6月30日 - )は、アメリカ合衆国のペンシルベニア州フィラデルフィア出身ベーシスト、作曲家、音楽家である。
1972年に、チック・コリアらとリターン・トゥ・フォーエヴァーを結成、1970年代フュージョン・バンドの代表的存在の一つとして活躍。1972年にChildren of Foreverでアルバムデビュー。1973年よりアレンビック社製のエレクトリックベースをメインの楽器として使うようになる[1]。1974年にネンペラー・レコード(英語版)よりセルフ・タイトル・アルバムをリリース。ドラムスにトニー・ウィリアムス、ギターにビル・コナーズ、そしてキーボードにヤン・ハマーという簡素ながら、強力なメンバーによって作成されている。1975年にはJourney to Love(旧邦題『慈愛への旅路』)をリリース。ギタリストのジェフ・ベックが"Hello Jeff""Journey to Love"に参加[2]。また、後年コンビを組むこととなるキーボーディストのジョージ・デュークも参加している[3]。
1979年、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズとロン・ウッドが結成したサイド・プロジェクト、ニュー・バーバリアンズのメンバーとなり、ローリング・ストーンズがトロントで行ったチャリティ・コンサートでオープニング・アクトを務めた後、ニュー・バーバリアンズとしてのアメリカ・ツアーも行った[4]。
ジョージ・デュークとのユニット"Clarke/Duke Project"で、3枚のアルバム(1981、1983、1990)を発表している[3]。
1994年よりアル・ディ・メオラ、ジャン=リュック・ポンティと共に結成したアコースティック・トリオでライヴ活動を行い[5]、1995年にはこのトリオによるアルバムThe Rite of Stringsを発表した。
2006年に、ロサンゼルス公演のライブ・アルバムがリリースされている。
2007年にはヘッズ・アップに移り、The Toys of Menを発表、翌2008年にはマーカス・ミラー、ヴィクター・ウッテンと組み、3人のベーシストのユニット"S.M.V."による企画アルバム、「Thunder」を発表。
2009年には上原ひろみ、レニー・ホワイトと組んでスタンリー・クラーク・トリオとしてJazz in the Gardenを発表。2010年にはラスラン・シロタ、ロナルド・ブルーナーJr、上原ひろみ(ゲスト)と組んでスタンリー・クラーク・バンドとして活動し、アルバムThe Stanley Clarke Bandをリリースして、同作は第53回グラミー賞で最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞を受賞した[6]。”

 スタンリー・クラークといえば、大学生の時代に、ポップスベスト10を土曜のPM2時くらいからやっているのを、聴いていたときによく、”スタンリークラークの・・・”というナレーションを覚えていますが、曲は残念ながら覚えていません。ジャズもやっていたんですね。知りませんでした。

 ■2)スタンリー・クラーク ~アット・ザ・ムービーズ~ 1995/11/22発売
 最近ユーチューブを聴いていましたら、何か神々しい音楽が聞えてきます。ビデオの絵は、映画の映写機をジャケットにしたものが写っていました。これが、スタンリー・クラークの”アット・ザ・ムービーズ”の4曲目でした。これは、美しい曲だなと思い、早速入手しました。スタンリー・クラークって映画音楽もやっていたんですね。意外に、クリアーな音と低域から高域までワイドバンドで、音楽性もよく、お買い得でした。下が、CDです。

ついでに、裏も。15曲入っています。

 特に一曲目にタイトル曲が収録されている「パッセンジャー57」はマイナーなB級アクション映画ですが、スタンリー・クラークの音楽だけではなく、映画自体も面白いです。又、これの低音、バスドラの音(多分シンセか、エレクトリックベース)が、ズシン!と身体に響きます。周波数を測ってみたら、下記に示しますが、43Hzくらいです。よく低音が出ているなと思って測ってみても、50~60Hzだったということがあるのでこれは結構低いです。

 上の左上が、1曲目になっています。バスドラを打った瞬間を捉えてますが、緑線が瞬時で、赤線は、ピークホールドです。緑線が、43Hzでピークが出来ているのが判ります。この曲は、低音に重心がありますね。低音が聴き所です。左下の3曲目は、サルか天狗のような声が、時々ヒョイと合いの手のように入るのが、何で出しているのか興味深々です。シンセなのでしょうか?3曲目の低音も低く聞えますが、ピークが、70Hzですので、1曲目の倍近いです。
 上の右下の4曲目が私が最も好きな曲です。これは、620A系(+2231A+2405H)で聴くと、天空から音が神々の演奏のように舞い降りてくる感じで、音が空中を飛来します。ピアノとソプラノサックス(これらがこの曲のメイン)のシンセ音は、主に右の空から飛来し、トライアングル(連続と単音)とシンバルは、左の空から中央へ、ベースは、中央奥と右から、弦(バイオリンのシンセ)も左空から、それらが渾然一体また続いて、空から舞い降りる、最後のピアノは左からに変わっている、そんな曲です。この音のアンサンブル・構成は、見事です。こんな見事な構成はまず見ない。上の右下のスペクトルで見ると、1KHz前後にピークがあるが、これが、主にソプラノサックスとピアノの音で、他の曲と違うところです。
 5曲目は、短いがこれも素晴らしい。6曲目は、後半のベース&ギターワークが聴き所です。その後も、興味深い曲が続きます。
 それから、13曲目も私の好きな曲です。ゆったりとしたテンポの曲ですが、ベース&ギターのテーマが、ファンキーでグルービーです。スイングしてます。これは、スペクトルで言うと、2曲目に似ています。

 このアルバムは聴いていて楽しいのは勿論ですが、フュージョンを対象にするオーディオチェック用としても、十分に使えます。

 【キャッチコピー】
 ”アーティスト/楽曲のコンピレーション形式で制作されることが多いのが最近のサントラ傾向。本作はジャズ/フュージョン界で活躍するスタンリー・クラークのサントラ作品を幾多の映画をまたがって集めたもの。オリジナル・サントラ・アルバム未収作品も収録。”

 No. 曲名              (映画名)
1. パッセンジャー57・メイン・タイトル(パッセンジャー57)
2. リサ(パッセンジャー57)
3. ジャスティスのグルーヴ(ポエティック・ジャスティス)
4. ラッキー・アゲイン(ポエティック・ジャスティス)
 ポエティック・ジャスティス/愛するということ(1993)POETIC JUSTICE
ジョン・シングルトン監督の、これは失敗作の烙印を押されたジャネット・ジャクソン主演映画。映画初出演。ゴールデンラズベリー賞最低新人俳優賞受賞。その非難の多くは27才のジャネットの演技に向けられたが、むしろ、日本のアイドルの芝居などよりずっとレベルは高い。彼女とシングルトンは小学校の同級だったらしく、願いかなっての共同作業となった。LAの美容室に勤めるジャスティスは12歳の時にアル中の母が自殺、二年前に祖母を亡くし、不良どうしの抗争で恋人を失って以来、詩だけが心の拠り所だった。郵便局員のラッキーは彼女を見初め、なんとかその心を開かせようと果敢にアタック。彼の相棒と彼女の親友が恋仲になったことから、オークランドへの配送車で旅することになった四人だが……。ラッパーを目指す家庭的には恵まれたT・シャクール(ラッキー役)は実際に人気ラッパー。なかなか達者な芝居を見せ、以後主演作が目白押しとなった。脇の人物も面白く描け、LAの黒人社会の風俗を知るにも最適の作品。
<以上allcinemaより>
5. ファーザー・アンド・サン(ボーイズ・インザ・フッド)
6. ボーイズン・ザ・フッドのテーマ(ボーイズ・イン・ザ・フッド)
7. グランパのテーマ(リトル・ビッグ・リーグ)
8. ハイヤー・ラーニング・メイン・タイトル(ハイヤー・ラーニング)
9. ザ・ラーニング・カーヴ(ハイヤー・ラーニング)
10. アンナ・メイ(ホワッツ・ラブ・ゴット・ツー・ドゥー・ウィズ・イット)
11. キャピタル/ネイティのテーマ(パンサー)
12. ミーティング(パンサー)
13. デジャのテーマ(ハイヤー・ラーニング)
14. ブラック・オン・ブラック・クライム(ボーイズ・イン・ザ・フッド)
15. マックスのテーマ(タップ)

 次回は、オーディオ評価ソフト雑感 その2 として、お話します。

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