前に2405のRDA560のチャンデバのゲインを0dbに決めたが、今回は2420とのタイムアライメントを行って、遅延時間を決めた。2420はホーンが長いのでドライバーは奥まっており、対して2405はディフラクションホーン採用でショートホーンなので奥行きが浅く2405に遅延を掛けて仮想振動源の耳までの位置を合わせてあげる必要がある。
■1)タイムアライメントを合わせている風景
以下のように通常聴取位置にカメラを構えて2420と2405を見て、その中間位置(耳と2420と2405の中間との音路上)にマイクが来るように設定すると
4331Aとマイクの距離は83.5cmで高さは87cmになりました。
■2)R側タイムアライメント結果
結果は、
左上の①が2405で、②が2420、③がタイムアライメント無しでの2405+2420、④が2405の遅延=360mm、⑤が2405の遅延=370mm、⑥が2405の遅延=380mm、⑦が遅延=385mm、⑧が遅延=390mm、⑨が2405の遅延=400mm場合です。
右上の③で左側の付帯波の多い波が2405のパルスで右側が2420のパルスでこれは+パルスが間延びしています。この2つのパルスの最初のーパルス(赤〇を付けている)の間隔が遅延時間ですので計算すると、1.02mSです。気温は~20℃ですので音速=343m/Sで、1.02mS⇒35cmがタイムアライメントの予想値です。
そこで、④以降は2405の遅延時間を距離換算で変更していきました。35cmではまだ合いませんので④の36cmから遅延距離を増加させています。
下段の中央⑧遅延距離=39cmでーパルスが最も下に大きくなるので、ここをタイムアライメントの合った遅延距離としました。これは③で見ると2405の青〇を付けた2番目のーパルスと2420の最初のーパルスを合わせたという事になります。
もし右上のグラフの赤〇同士を合わせたとしたら、0.086mS遅延時間が長くなるので、距離は 3cm長くなって遅延距離=41cmとなり計算した予想値と合わなくなります。しかしこの場合(遅延距離=41cm)は右下⑨より更に1cm長くなるのですが、合成のーパルスが余り大きくならないのでタイムアライメントとしては採用していません。実際の効果を優先して39cmを採用。
■3)L側タイムアライメント結果
結果は、
これもR側と全く同じデータで、下段の中央⑧遅延距離=39cmでーパルスが最も下に大きくなるので、ここ(⑧遅延距離=39cm)をタイムアライメントの合った遅延距離としました。R側とほぼ同じ。
■4)4331A(ユニットは直結) 3Wayレシピー (遅延の基点は2420。ゲインは5/6時点のもので現在は変えています。)
これは、RDA560(メインVr=12:00、Bass Vr=13:45、Treble Vr=12時)についてですが
L(2231A) :10db、(遅延距離=125mm) Fc=500Hz(LPF)、Q=0.642
M(2420 反転) :5db Fc=500Hz(HPF)・8500Hz(LPF) 、Q=0.642
H(2405) :0db、(遅延距離=390mm) Fc=8500Hz(HPF)、Q=0.642
となります。F特で2405領域でコムフィルタリングは出るのですが、現状聴感上は問題ないのでこのままです。
■1)タイムアライメントを合わせている風景
以下のように通常聴取位置にカメラを構えて2420と2405を見て、その中間位置(耳と2420と2405の中間との音路上)にマイクが来るように設定すると
4331Aとマイクの距離は83.5cmで高さは87cmになりました。
■2)R側タイムアライメント結果
結果は、
左上の①が2405で、②が2420、③がタイムアライメント無しでの2405+2420、④が2405の遅延=360mm、⑤が2405の遅延=370mm、⑥が2405の遅延=380mm、⑦が遅延=385mm、⑧が遅延=390mm、⑨が2405の遅延=400mm場合です。
右上の③で左側の付帯波の多い波が2405のパルスで右側が2420のパルスでこれは+パルスが間延びしています。この2つのパルスの最初のーパルス(赤〇を付けている)の間隔が遅延時間ですので計算すると、1.02mSです。気温は~20℃ですので音速=343m/Sで、1.02mS⇒35cmがタイムアライメントの予想値です。
そこで、④以降は2405の遅延時間を距離換算で変更していきました。35cmではまだ合いませんので④の36cmから遅延距離を増加させています。
下段の中央⑧遅延距離=39cmでーパルスが最も下に大きくなるので、ここをタイムアライメントの合った遅延距離としました。これは③で見ると2405の青〇を付けた2番目のーパルスと2420の最初のーパルスを合わせたという事になります。
もし右上のグラフの赤〇同士を合わせたとしたら、0.086mS遅延時間が長くなるので、距離は 3cm長くなって遅延距離=41cmとなり計算した予想値と合わなくなります。しかしこの場合(遅延距離=41cm)は右下⑨より更に1cm長くなるのですが、合成のーパルスが余り大きくならないのでタイムアライメントとしては採用していません。実際の効果を優先して39cmを採用。
■3)L側タイムアライメント結果
結果は、
これもR側と全く同じデータで、下段の中央⑧遅延距離=39cmでーパルスが最も下に大きくなるので、ここ(⑧遅延距離=39cm)をタイムアライメントの合った遅延距離としました。R側とほぼ同じ。
■4)4331A(ユニットは直結) 3Wayレシピー (遅延の基点は2420。ゲインは5/6時点のもので現在は変えています。)
これは、RDA560(メインVr=12:00、Bass Vr=13:45、Treble Vr=12時)についてですが
L(2231A) :10db、(遅延距離=125mm) Fc=500Hz(LPF)、Q=0.642
M(2420 反転) :5db Fc=500Hz(HPF)・8500Hz(LPF) 、Q=0.642
H(2405) :0db、(遅延距離=390mm) Fc=8500Hz(HPF)、Q=0.642
となります。F特で2405領域でコムフィルタリングは出るのですが、現状聴感上は問題ないのでこのままです。
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