
今シーズンは、まだ2戦終わったばかりだが、その2戦で初戦リタイア、2戦ではは、
スプリント予選・予選とも最下位になり、スプリント・決勝ではノーポイントとなった
リアム・ローソンへの風当たりが強く、たった2戦で角田とローソンは入れ替えとなった。
もともと、昨シーズンのレーシングブルズでの成績やレッドブルF1チームのテスト内容をみると、
角田昇格が妥当なのだが、レッドブルのオーナーのホーナーがローソンを気にっているので、
早い段階からローソンが昇格すると言われ、そのとおりになった。客観的データは角田が優れていたので、
この昇格は、疑問視する向きも多かった。角田のマイナス要素としては、彼の過激とも言える
無線での発言が精神的に不安。走りに一貫性がないとされた。もっともローソンとて、
角田に走りの結果として打ち負かされており、昨シーズンのレースではレッドブルのペレスに
中指を立てるなど、とても精神的に安定しているとは思えないし、昇格後の角田に対する
発言もリスペクトを欠いており、波紋を呼んでいた。そしてレッドブルでの初戦が、
リタイア、ノーポイントに終わると、早々に更迭論が沸き起こる。ホーナー肝煎りで、
昇格したから、そんなことにはならんでしょうと思っていたが、2戦目でも不振な成績で、
さらに更迭論が強くなる。しかし、これまで何度も昇格の噂が出てはダメだったことがあるので、
それでも信じがたいところはあったし、2戦で更迭は早過ぎるだろうというのもあった。
鈴鹿で、角田がトップチームのレッドブルで走る姿は見てみたいが、ないでしょうと。
しかし、ついに正式発表で角田の昇格が決まりました。普通に考えれば嬉しいのですが、
今季のレッドブルのマシンは、王者フェルスタッペンも手を焼く乗り辛さなのです。
それが、ローソンの成績不振の大きな原因なのですが・・・。それに比べて、今季の
レーシングブルズは速さもあり、開幕2戦とも予選では良いポジションです。作戦ミスさえなければ、
2戦とも決勝でポイントしているはずです。レッドブルよりも乗り易く速いかもなのです。
なので、レッドブルに昇格してレーシングブルズより良い成績になるか、心配なのです。
とりあえず、予選Q3までいって、決勝でポイントをとることが最低限の目標でしょう。
あと気になるのは、フェルスタッペンとの関係性ですね。仲は悪くないと思うのですが、
フェルスタッペンは、マシンの悪さは棚に上げてドライバーを早々に降格すのは反対だったようで、
ローソンの降格を快く思っていなかったので。それで角田に辛く当たることはないと思いますが、
角田はちゃんと結果を残さないと、F1でのキャリアが終わってしまうことも考えられます。
レッドブルで満足のいく成績を収めれば、来季のレッドブルや他のチームでのシートの展望も開けるので、
角田は、勝負のシーズンになるでしょう。頑張って欲しいです。レッドブルでの初戦は、
ホームレースの鈴鹿になるので、声援を力にして良い走りをして欲しい。
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