F1のボスともいえる、バーニー・エクレストンがやってしまった。
4日のイギリスの新聞『タイムズ』紙のインタビューで、今回のバジェットキャップ制の導入で混乱をもたらし、フェラーリ会長に「独裁者」と言われて辞任をすることを取り消すなどと発言し、未だに混乱をもたらしているFIA会長のモズレーに対する見解でのことだ。
バーニーは、、「独裁者」という役割が過小評価されているという独自の考えを披露。「民主主義を見てみれば、この国を含め、多くの国にあまり利益をもたらしていないことがわかる。私は決断できる人間が好きだ。何かをする前におばあちゃんに相談しなければ何もできないなんていうのは間抜けだ。時に誤りで、時に正しい決断を私は下している。間違った決断よりも的確な決断の方が多ければ、それでいい」と語り、決断を下せる人間の必要性を示唆した。
さらに、モズレー会長はその独善的な態度、そしてナチ風のコスチュームでSMパーティを楽しんだという性的スキャンダル、さらに父親が1930年代にイギリス・ファシスト連合を率いたオズワルド・モズレー氏であることから「アドルフ・ヒトラー」を連想させることがしばしばあるが、バーニーは数々の悲劇を招いたかつてのナチス総統に関しても「いろんな意味で、こんなことを言うのはおかしいかもしれないが、ヒトラーが自分のやりたいことをやっていたのか、言いくるめられていたのかは別にして、彼は大勢の人間に命令して、物事を動かすことができた。最終的に彼は自分自身を見失ったから、あまりいい独裁者ではではなかったが」と発言。
前半部分はまだ救いがあったが、後半のヒトラーの引用はマズイだろうと思っていましたが案の定でした。
ドイツ・ユダヤ人中央評議会がF1チームに対し、今週末に予定されるドイツGPへのボイコットを求める事態となっている。同評議会のディーター・グラウマン副議長は、「もはやチームは彼と仕事をするべきではない。ボイコットが十二分に適切だろう」と話し、B.エクレストン氏を「頭がからっぽなのか、信じられないぐらいの悪意があるかだ。両方かもしれない」と痛烈に批判し、D.グラウマン副議長は、ドイツの経済新聞『Handelsblatt』紙に、「ニュルブルクリンクのちょうど開幕一週間前だが、チームはたとえ誰であれヒトラーを称賛する人物は真面目ではないことを示さなくてはならない」とのコメントも残している。
また、ドイツの各メディアも、バーデン-ヴュルテンベルク州のギュンター・エッティンガー州首相が、B.エクレストン氏の発言を理由に予定されていた会談をキャンセルしたと報じた。
バーニーは、ドイツの新聞『ビルド』紙に対して、「完全な誤解だ。(タイムズ紙との)インタビューでは我々は組織について話をし、時には厳しく対応し、限りなく決断することができるのはいいことだと語った」と釈明。何故ヒトラーを称賛したのかと尋ねられると、「私はいい例としてヒトラーを挙げたのではない。ただ、彼が恐ろしい罪を犯す前に、失業と経済危機を立て直したと指摘したかっただけだ」と答えている。そして、謝罪するつもりはあるかとの質問に、「コミュニティーの感情を傷付けようなどとは決して思わない。私の親友の多くはユダヤ人だ。私を知っている誰もが、私が少数民族を攻撃することなど絶対にないと知っている」と応じた。
なんだかな~、F1界のトップとして軽はずみな発言としかいいようがないでしょう。この手の発言が問題になることなんか、わからないはずがないのに・・・。これで、ドイツGPをボイコットするチームはないと思うがトップとして恥ずかしいかぎりである。ただでさえ混乱しているF1なのに・・・。
バーニーもモズレーもF1にとって、もう老害になってきたような気がします。新しいリーダーがそろそろ出てきて欲しいかも。
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4日のイギリスの新聞『タイムズ』紙のインタビューで、今回のバジェットキャップ制の導入で混乱をもたらし、フェラーリ会長に「独裁者」と言われて辞任をすることを取り消すなどと発言し、未だに混乱をもたらしているFIA会長のモズレーに対する見解でのことだ。
バーニーは、、「独裁者」という役割が過小評価されているという独自の考えを披露。「民主主義を見てみれば、この国を含め、多くの国にあまり利益をもたらしていないことがわかる。私は決断できる人間が好きだ。何かをする前におばあちゃんに相談しなければ何もできないなんていうのは間抜けだ。時に誤りで、時に正しい決断を私は下している。間違った決断よりも的確な決断の方が多ければ、それでいい」と語り、決断を下せる人間の必要性を示唆した。
さらに、モズレー会長はその独善的な態度、そしてナチ風のコスチュームでSMパーティを楽しんだという性的スキャンダル、さらに父親が1930年代にイギリス・ファシスト連合を率いたオズワルド・モズレー氏であることから「アドルフ・ヒトラー」を連想させることがしばしばあるが、バーニーは数々の悲劇を招いたかつてのナチス総統に関しても「いろんな意味で、こんなことを言うのはおかしいかもしれないが、ヒトラーが自分のやりたいことをやっていたのか、言いくるめられていたのかは別にして、彼は大勢の人間に命令して、物事を動かすことができた。最終的に彼は自分自身を見失ったから、あまりいい独裁者ではではなかったが」と発言。
前半部分はまだ救いがあったが、後半のヒトラーの引用はマズイだろうと思っていましたが案の定でした。
ドイツ・ユダヤ人中央評議会がF1チームに対し、今週末に予定されるドイツGPへのボイコットを求める事態となっている。同評議会のディーター・グラウマン副議長は、「もはやチームは彼と仕事をするべきではない。ボイコットが十二分に適切だろう」と話し、B.エクレストン氏を「頭がからっぽなのか、信じられないぐらいの悪意があるかだ。両方かもしれない」と痛烈に批判し、D.グラウマン副議長は、ドイツの経済新聞『Handelsblatt』紙に、「ニュルブルクリンクのちょうど開幕一週間前だが、チームはたとえ誰であれヒトラーを称賛する人物は真面目ではないことを示さなくてはならない」とのコメントも残している。
また、ドイツの各メディアも、バーデン-ヴュルテンベルク州のギュンター・エッティンガー州首相が、B.エクレストン氏の発言を理由に予定されていた会談をキャンセルしたと報じた。
バーニーは、ドイツの新聞『ビルド』紙に対して、「完全な誤解だ。(タイムズ紙との)インタビューでは我々は組織について話をし、時には厳しく対応し、限りなく決断することができるのはいいことだと語った」と釈明。何故ヒトラーを称賛したのかと尋ねられると、「私はいい例としてヒトラーを挙げたのではない。ただ、彼が恐ろしい罪を犯す前に、失業と経済危機を立て直したと指摘したかっただけだ」と答えている。そして、謝罪するつもりはあるかとの質問に、「コミュニティーの感情を傷付けようなどとは決して思わない。私の親友の多くはユダヤ人だ。私を知っている誰もが、私が少数民族を攻撃することなど絶対にないと知っている」と応じた。
なんだかな~、F1界のトップとして軽はずみな発言としかいいようがないでしょう。この手の発言が問題になることなんか、わからないはずがないのに・・・。これで、ドイツGPをボイコットするチームはないと思うがトップとして恥ずかしいかぎりである。ただでさえ混乱しているF1なのに・・・。
バーニーもモズレーもF1にとって、もう老害になってきたような気がします。新しいリーダーがそろそろ出てきて欲しいかも。
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