Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

洗礼を受けたユダヤ人(1)

2022年10月19日 07時30分00秒 | Weblog
新国立劇場 開場25周年記念公演 レオポルトシュタット Leopoldstadt
 「20年のオリヴィエ賞作品賞を受賞し、ブロードウェイをはじめ英国国外での上演も既に決定している本作で描かれているのは、あるユダヤ人一族の物語。戦争、革命、貧困、ナチスの支配、そしてホロコーストに直面した20世紀前半の激動のオーストリアに生きた一族の一大叙事詩は、50代で初めて自らのユダヤ人としてのルーツを知ったというストッパードの自伝的要素も含まれているといわれています。

 「ガラスの動物園」に続き中劇場での開催となる。
 「ガラスの動物園」が舞台を額縁のように仕切った「プロセニアム形式」だったのに対し、「レオポルトシュタット」では客席前方を潰して舞台を広くとる「オープン方式」が採用されている。
 しかも、歌舞伎のような廻り舞台で、ハード面は「傑作」を予感させる。
 ところが、初日ということもあってか、大半の役者さんがガチガチに緊張しており、「セリフを覚えるので精いっぱい」という様子が感じられる。 
 つい先日、イザベル・ユペールの、リラックスした自然で完璧な演技を観たお客さんは、今回の演技を観てどう感じたのだろうか?
 さて、この戯曲はユダヤ人の歴史を描くものであり、序盤では割礼が頻繁に登場する。
 主人公の一人であるヘルマン・メルツは、カトリック教徒のグレーテルと結婚し、「洗礼を受けたユダヤ人」として出世する。
 つまり、彼は、生後すぐに割礼を受け、成人した後で洗礼を受けたのである。


 

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