Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

レパートリー追加

2024年07月05日 06時30分00秒 | Weblog
ワーグナー:オペラ「ローエングリン」よりファンファーレ
(当初プログラムより変更)
オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
Honegger: Pastorale d'été
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
Beethoven: Piano Concerto No.4 in G-major op.58(ピアノ:反田恭平)
ウィンケルマン:ジンメリバーグ組曲
Winkelmann:Simmelibärg-Suite(アコーディオン:ヴィヴィアンヌ・シャッソ)
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
Mendelssohn: Symphony No.4 in A-major op.90 ”Italian”

 バーゼル室内管弦楽団は初来日ということで、私を含め殆どの人が初見のはず。
 冒頭の「ファンファーレ」だが、トランペットが今一つ安定せず、モヤモヤした感じのまま、オネゲル「夏の牧歌」に入る。
 弦楽器は上手いようだが、やはり金管楽器はやや弱いという印象。
 次に反田さんが登場し、ベートーヴェンのコンチェルト4番がピアノ・ソロで始まる。
 この始まり方は当時では画期的であり、初演がなされたウィーンのファンには大きな衝撃を与えたらしい。
 1楽章のオケはまずまずだが、目だったのは反田さんの動き。
 ときおり手を動かして指揮をしそうになる。
 ここで私はハタと気付いた。
 推測だが、反田さんは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲(おそらく全曲)を、自身の「弾き振りレパートリー」に加えたいのではないだろうか?
 ちなみに、「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ 2024夏ツアー」(9月)では、反田さんが「皇帝」を弾き振りする予定である。
 さて、バーゼル室内管弦楽団だが、後半で特色を前面に出してきた。
 「ジンメリバーグ組曲」は、スイスの民謡で構成された、実質的な「アコーディオン協奏曲」で、聴いていて心地よい。
 ラストの「イタリア」も、25名前後の編成にはピッタリで、良い感じである。
 おそらく一番楽しい曲は、アンコールのロッシーニ「La Danza」だろう。
 コントラバスやチェロの奏者が、ときおり楽器を回転させるのである。
 ダンスを踊っているのは、何と楽器だった。


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