Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

はしごが外れる

2020年05月23日 07時43分14秒 | Weblog
「ざまあみろ」と法務官僚 安倍首相へ二階幹事長が検察庁法改正案断念の引導を渡した狙い〈週刊朝日〉
 「「黒川氏は一時期、完全に菅さんの右腕のような存在だった。会議を開くと、まったく関係ない黒川氏が菅さんと一緒に現れる。なぜ、黒川氏が同席するのか、と尋ねると菅さんが『彼はうちの法律のアドバイザー役だからいいんだ』などと説明し、右腕のように面倒をみていた。それで安倍首相の目にも留まった。しかし、法務官僚が関係ない会議に来ていたので、他の省庁の官僚からブーイングがすごかった。その上、黒川氏の定年延長を閣議決定でしょう。そんなえこひいきはあり得ないと思った。安倍政権の検察庁法改正案の断念は、ざまあみろですね」(法務省キャリア官僚)」
 「「安倍官邸は検察庁法改正でも当初、強気で強行採決も辞さない構えだった。だが、二階さんが公明党と先送りの方向で話をつけ、それを官邸の菅さんに真っ先に伝えた。菅さんはコロナ対策で干されるなど、安倍首相や側近の今井尚哉首相補佐官らと最近は関係が悪い。検察庁法改正でも興味を失っていた。二階さんに外堀を埋められ、安倍首相はこれ以上、無理はできないとあきらめたようだ」(前出の自民党幹部)」


 これだけ読むと、黒川氏はむしろ被害者だったのではないかと思えてくる。
 というのも、この記事からは、黒川氏を検事総長にしようというのはもともとは官房長官の意向であったと考えられるが、その官房長官が、公明党・二階幹事長の上申を受けて検察庁法改正案断念の方向に動いたと読めるからだ。
 黒川氏にしてみれば、はしごを外されたような思いかもしれないが、こういう類いの動きは、実は最近もあった。
 それは、大学入試の英語民間試験の見送りである。
 英語民間試験を率先して推進していた文科大臣みずからが、「英語民間試験は制度上大きな問題があると判断した」と述べて断念したというもの。
 「君子豹変す」というが、政治家の豹変が流行する時代になったようだ。
コメント
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