コメント頂いていた件、お返事がまた長文になりそうなので、記事にさせてもらいますね。
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いよいよリハビリ出勤ですか~。よくそこまで頑張られましたね。ホント他人には分らない苦しみ(同じうつ病でも人によって苦しみ方はちがいますしね。)によく耐えてこられたと思います。
だから、まずは「おめでとうございます。」ですね!
「不安」は、有って当然、だと思って下さい。口で言うのは簡単なんですが、できるだけそう思えるように意識してみて下さいね。
私も不安でした。特に2回目の休職明けは、「もう失敗は許されない。」なんて自分に必要以上にプレッシャーをかけていたようにも思います。
少々話は逸れるかと思いますが、今のハナさんの「不安」は、「みんなより遅れてしまっている。ちゃんとみんなと同じようにできるかな。」ということではないでしょうか?
「みんな」と同じ事ができるか、っていう「不安」です。私はそうでした。
ただ、今になって言えるのは、
「休職期間中だって、ただだらけていたわけじゃない、必死で自分の心と向き合って、戦ってきたんだ。そんな経験をしてきた同僚が他にいるだろうか。」
ということです。
仕事とは違う自分の人格に対して、わずかでもいいから「自信」があれば、復帰しても大丈夫だと思いますよ。
それを心の支えに出来ますからね。
だから「復職の目安」は、そういった「自信」が心の底から湧いてきたら…、かなあ、と「今」の私はそう思います。
というのも、まだ私も完全復活したわけじゃないですから…。
まだまだリハビリ中です。
ということで、自分のこと書きますね。何か参考になればいいのですが…。
私は2回目の休職(10ヶ月)後今年の5月に復帰しました。
ただ、復帰した部署は以前の部署ではなく別の部署でした。とはいっても、同じ経理畑の職場でしたが…。
まずは簡単な会計処理(伝票の起票や銀行への出金指図など)を引き継いだのですが、本当に簡単(簿記の経験は必要でしたが)な仕事であるにも関わらず、一人で出来るようになるまで約3ヶ月も掛かりました。
最初の一ヶ月はただ机に座っていただけ、という感じで、言われるままに伝票を起票していました。なんの問題意識も持てずに…。
2ヶ月目も同様で、3ヶ月目にようやく、仕事として問題意識を持って、業務に取組めるようになりました。
そこで「復職の目安」なんですが、私の経験から言うと、先に書いた「人格への自信」に加えて、「とにかく毎朝電車に乗って会社に行ける」なら、復帰してもよいのでは、と思います。
会社側の理解が必要なんですが、最初の一ヶ月は、毎日出勤することに慣れるための期間だと位置付けるべき、と思います。
この時期に焦って仕事(たくさん)をするとぶり返すと思います。
その後、4ヶ月目(8月)にはほぼ仕事の段取りというか全体像というか流れというか…、が分ってきて、9月にようやくその業務は「マスターした」と言えるようになりました。
ただ、それでもまだ「新しい仕事」をもらいにいく意欲はありませんでした。
一方、当初の業務はマスターしてしまえば、一ヶ月の内、5~6日有れば片付く程度のボリューム。
むしろ、「今日は(今週は)何もやることないんだ。」というような判断はできるようになっていました。
なら、普通なら「なんかやらせてください」というか、自分で仕事作るか、なんですが、先の通り、そのような意欲がどうしても湧いてこない。
そんなわけで、10月頃には「何もすることが無い。なのに、何もする気が起きない。」という状況で、結果的に「空いた時間」が「苦痛」でしかたがなくなっていました。
復帰後、順調に(波は持ちながらも)右肩上がりで回復してきていたので、この「苦痛感」には参りました。
おそらく「回復の最後の壁」を越える為の「試練(?)」だったと思うのですが、とにかく回復は膠着状態に陥り、うつ症状(希死願望)が再発してきたこともあって、結局また2ヶ月の休職を、会社にお願いすることになりました。(11月中旬から)
ただ例の業務は、必要時に出勤してやります。ということにしました。
というのは、過去の休職と違い、今回は「回復途中での一休み」的な意味合いが強いと感じていたからです。
結果的にこの判断は良かったと思っています。
5月以降の回復の状態を改めて振り返り、何に苦痛を感じていたのかを、もう一度自分の心と向き合いました。
カウンセラーにも面談しにいきました。
その一方で会社とのつながりは持ちつつ…という感じですね。
で、今は適宜出勤しつつ用事の無い日は休み、という状態にしてもらっています。
この11月中旬からの(半)休職は非常に効果がありました。
簡単とはいえ一応仕事できている、という「自信」。
一方自分の心と向き合う時間はたっぷりとある。
ですから、今の体制になってから約1ヶ月半ですが、もう完全復帰しても大丈夫、と思えるようになりました。
新しい仕事が欲しいな…と少しですが心の底から思えるようになってきました。
…というのは私の今の状況です。
何か参考になればいいのですが…。
ただ私が思うのは、私も「不安」だらけで復帰しました。そして仕事やちょっとした同僚との会話などで少しずつ「ちょっとした自信」を取り戻してきて、それによって少しずつ「不安」を消してきた、と思うのです。
もちろん、中には足を引っ張るような言動をする人(悪気は無いけど理解も無い人ね)もいますけど、それは我慢しなけりゃ仕方が無いかな、と思っています。
それより、理解してくれる人のことを思った方がいいと思います。
そして復帰後には何度か「回復の壁」があると思っておいた方が良いと思います。
私も無意識に乗り越えてきた壁もあれば、11月の強烈な「壁」もありました。
でも言えることは、この「回復の壁」というのは、自分の心(人格というか、私は自分自身の”魂”だと思うようになっています。)を向上させるための「壁」なんです。
その「壁」の存在を自分自身に教えてくれるのが、今のハナさんや私には”うつ症状”なわけです。
だから…、上手くいえませんが、とにかく目先の”うつ症状”に捕らわれないで下さい。
その背後にある、自分の”魂”に与えられた課題は何なんだろう、と心と向き合って下さい。
私の「11月の大壁」は、私の人生観そのものの変革を求められるものでした。
表面的には”空いた時間が苦痛だ”という”うつ症状”だったわけですが、本質的には私の人生観というか生き様に問題(マチガイとは言いません)があったのです。
その「生き様」というのは(過去記事のコピーですが)、常に私の心に有った、「とにかく頑張れ、(人に)負けるな、努力しろ、まだまだ頑張れるはず、そんな弱い男じゃなだろう!」というような意識。
さらにいうと、肉体的には”高校の部活動”のことを思えば会社での疲れなんて、屁でも無いわい。という思い。
もっというと、上記の”まだまだ頑張れるはず”の通り、「精神力は無限」だと思っていたこと。
こういった生き様の”問題”に気づいたんです。
その”生き様の問題”を仕事にブレイクダウンすると、例の「空いた時間が苦痛だ」になってたわけです。
さらに、大切なことに気づきました。
”問題”ではあったけれど”誤り”ではないぞ、ってこと。
これまでは、その生き様でよかったんです。私の場合、そのお陰で自分の仕事の能力は相当高まったと思っています。
ただ、そろそろ方向転換した方が良いよ、という心の声が”うつ病”となって表面化したと思うんです。
ですからハナさんも、まずは”うつ病”になるまでの「自分の生き様」をよく振り返って見て下さい。それで問題点がわかればそれに越したことは無いですが、おそらく復帰してからしかわからないことなのかな、とも思います。
それでも、「これまでの自分の生き様」には絶対に自信を持って下さいね。
「仕事」なんかより、もっともっと大きな視点から見た「自分の生き様」です。
それに少しでも自信をもてるなら、そして、「うつを治すんじゃない、これから生き様を変えて行くんだ」との心構えができるなら、復帰しても絶対に大丈夫だと思います。
まとまりのない文章でごめんなさい。何かの参考になればいいのですが…。
って私もまだまだリハビリ中ですからね(笑)。一緒に頑張りましょう!!
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