オカリナと水泳日記、あ、うつ病と拡張型心筋症なども

病気は「ついで」かい!というようなタイトルですが(苦笑)。
古い記事はうつ病との闘いの記録?や花作りがメインです。

"復活!"したものの。&診察報告。

2006年11月17日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
先週末から週明けに掛けて”希死願望”まで起こってしまう「大凹み」に見舞われてしまったびっきぃですが。

前回の記事通り、水曜日以降は全く気分障害はありません。むしろ「頑張らなきゃ」と良い意味で思えるようになってきています。

その辺踏まえて今日の診察だったわけですが。
私は正直言って、もう来週くらいから復帰できそうです、という思いだったのです。
でも、医師も女房も、「(空いた)時間を苦痛に感じてしまう”クセ”は変わっていないでしょ。」とのことで、その辺をどうにかしないことには復帰してもまた疲れが溜まるだけですよ、とのこと。

なので休職はもう少し延期です。残念だけど仕方ないですね。その通りだもん。

で、んじゃ”その辺”をどうやって克服すればいいんでしょうね~。という話なんですが、ここはもう「薬」の出番じゃないわけで。

自分の考え方・感じ方そして行動をどうやって変えていくか。という話ですね。
ただ、「『性格』は変わるもんじゃありませんよ。」とも言われたのですが、確かにその通りでしょうね。

以前からキーワードにしている「ものごと」と「感情」の間にある「思考パターン」。
これを変えていく、ということになるんですが、これは確かに「性格」そのものでは無い、と思います。「性格」の一部を成している、とは思いますが。

以前読んだ「クヨクヨしなくていいんだよ」という本には、「『思考パターン』はそれまでの人生の生き方の集大成を映した『習慣』にすぎない」とありました。
そして『習慣』だから変革は難しくない、という論理展開だったんですが。

『思考パターン』が『習慣』であることには異論ありません。
ただ『習慣』ないしは『クセ』であるがゆえに、その変革は非常に難しい、と思うのであります。

私の「時間が有れば、なんか仕事を見つけて、探してでも何かやる。」というクセ、そしてその裏返しである「時間が空いて、何もすることが無い(現状はやる気が出ない)」という状況を苦痛に感じてしまう『思考パターン』は、入社・営業&開発配属以来10年間で身に染み付いた『習慣』なわけです。

この『習慣』、決して悪いものではありません。
会社にとってみれば、理想的な従業員でしょう(笑)。

…とここで、重要な区別をしておかなければなりません。

ひとつは、この『思考パターン』が、現在の経理(ないし管理部門)の勤務実態とギャップがある、ということ。
すなわち、
・決算期はものすごく忙しい、でもヒマな時期もある。
・自分で仕事を作っていくことが(営業に比べて)難しい。ということ。
二つ目を補足すると、営業は自分で仕事が完結しているから、いくらでも好きなこと(商品開発や顧客開拓やら)ができるわけですけど、管理部門ではそうは行かない。
言われた事を言われたとおりキッチリとやることが、何より大切。
業務フローの改善なんかはできるけどね。

ということで、一つ目は私の『思考パターン』と『経理』という仕事がミスマッチを起こしている。ということですね。
ただ誤解の無いように言うと、『性格』が『経理』に向いていない、ということでは無いんです。

私の根源的な性格からいうと、むしろ営業より経理の方が向いている、と思っています。
ただ、『性格』の表面を覆っている『思考パターン』が、この10年弱の営業生活のなかで、営業向けにクセづけられている、というだけのことだと思っています。

もうひとつのポイントは、「やろうと思えばやることは有るのに、『やる気が出ない』」ということ。
これは実に難しいポイントだと思うんです。

ひとつにはやっぱり”うつ”の症状として「意欲が沸かない」のか。
それとも「やることは有る」と言っても「自己啓発的な仕事(つまり申告書作成の勉強とか)」なので、特に締め切りや納期があるわけじゃない。
よって「やる気」が出ないのかな、とも思うんです。

上手くまとまりませんが、とにかく課題は次の通りだと思います。

①『私の思考パターン』と『管理部門の業務』との間にあるギャップをどうにかすること。
具体的には『空いた時間』と自分の『思考』とを、とのように折り合いを付けていくか、ということ。それによって『感情』を平静に保てるようにすること。

②『意欲が沸かない』ということに対しては…、
…正直なところ、これはほとんどクリアしていると思うんです。
少量・簡単とはいえ与えられた仕事は、スムーズに手に付くようになっていますし、私生活でも以前に比べれば積極性がでてきたと思っています。

よって、今「意欲が沸かない」という状態に陥るのは、①の通り『空いた時間』を『苦痛』に感じ、それに耐えることに精神エネルギーを使ってしまい、『やる気』にエネルギーが回らない、という状態なのでは、と思うのです。

ということで、私にとって一番かつ最大かつ(おそらく)最後の壁が、『時間』と『思考パターン』の『折り合い』をつけること、なのでしょう。

医師にも聞きました。
「この、時間を苦痛に感じる、ことをクリアすれば、もう大丈夫ですよね。」
すると医師は笑いながら、
「そうですね。」とのことでした。

ということで、『折り合い』をつけるために新たな行動を起こすことにしました。
いわゆる「カウンセリング」を受けようと思います。

ネットでいろいろ探した結果、大阪市内で開業しているカウンセラーを訪ねてみることにしました。
明日土曜日に初めて行ってきます。
で、カウンセラーとの相性や対応をよく見て、継続して受けるか決めたいと思っています。

カウンセラーとのテーマは、まず第一に『時間』についてどういう『思考パターン』をもつようにすればよいのか、そのためにはどうすればよいのか、ということを挙げたいと思います。
いわゆる「認知療法」的なカウンセリングになるのでは、と思います。

もうひとつは、うつの再発を絶対に避けたい、という目的のため、ここ3~5年間を振り返り、なぜうつに陥ったのか、ということを突き詰めて、その原因(おそらく何らかのクセを持った”思考パターン”なのでしょうけれど)を明らかにしたい。
そして、それに対する対処や思考パターンの変革(やっぱり認知療法なのかな)をしていきたい、と思っています。

とりあえず、明日会うカウンセラーに期待です。
そして、私自身「変わらなきゃ!」という思いを持ってカウンセラーを訪問しようと思っています。

あ~またまた長文になりました。読んでくださった方お疲れ様でした。
なお、全文で2,810文字です(笑)。