西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

県知事へ抗議

2014-09-03 19:32:07 | 石木ダム
中村法道長崎県知事と朝長則男佐世保市長と山口文夫川棚町長の三者が協議して、石木ダムを建設するために、買収に応じない地権者の土地を強制的に取り上げることが出来る「収用採決申請」の手続きをすることに決めたのは先月の26日だった。

それに、ダム事務所は建設用地の付け替え道路工事に反対して座り込みを続けていた地権者、支援者23人に対して通行妨害だとして「仮処分命令申し立て」をした。

この二つのことに抗議し、撤回を求めるために朝から県庁へ向かった。

午前11時、地権者、支援者60名が県庁玄関前に集合。







私たちは、「収用採決申請をやるのは県知事なのだから」と県知事との面談を望んだが、河川課の企画監は「私が代わりにお聞きします」と譲らない。

これまでも何度申し入れに行っても、別館の狭い会議室に入れられてせいぜい河川課長かよくて部長が出てくると言うことばかりだった。

ダム賛成の団体が行くと知事みずから出迎え応接室で応対するという違いようだ。

とにかく今日は知事に面会しなくてはとの反対同盟の意気込みが伝わってきて、私たち支援者も知事に会うまではと玄関前に座り込んだ。



午後1時前、知事や副知事とコンタクトが取れる秘書課長に直接談判しようと2階の秘書課に向かったが、入り口でガードマン、河川課の職員に阻まれ、またもや廊下で座り込み。





5年前にも知事に面会を求めて廊下に座り込んだが、その時以来だ。

1時間ほどの押し問答の末、やっと秘書課長が現れた。



秘書課長は「いま、出先から戻ったばかりで」と言ったが、本当かどうかは分からない。
ずっと、県庁内にいて私たちの抗議に仕方なく出てきたのかもしれない。

3時間に渡った私たちの抗議の成果か、県庁玄関前で抗議文を読み上げて秘書課長に抗議文を手渡すことが出来た。



しかし、ダムに反対しているというだけで、これほどの冷遇を受けなければならないいわれはないはずだ。 賛成派と同じ県民であり、県民税も払っているのだ。

怒りでいっぱいの一日だった。


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