佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

まんが・わたしたちの平和憲法

2016-07-05 | 平和

1988年に出版された『まんが・わたしたちの平和憲法』をご存知ですか?

その中の1ページです。

 

この漫画は、主人公の男の子たちが旅に行っていた1年あまりの間に、憲法改正が行われ、帰宅したとたん戦場に駆り出されそうになるドタバタ劇を描いています。

大人はなぜ大事な平和憲法を捨ててしまったんだ?

なぜ世界一の憲法を変えてしまったんだ?と怒るこどもたち。

母は答えます。

次々と法案が可決成立していっても自分たちの暮らしには関係ないと思ってた、

世の中は改憲ムードに湧いていた、

深く考えずに投票してしまった・・・

と。

30年近く前に、まるで近未来を予言しているような漫画ですね。

そして、もっと驚くのは、この漫画の出版者。

なんと、それは、創価学会婦人部平和委員会でした!
http://seoul-life.blog.jp/archives/62149212.html

 

当時は創価学会の皆さんも、本当に平和な社会を標榜していたのですね~

どこで変わってしまったのでしょうか。

でも、変わったのは創価学会だけではありませんよね。

日本国民全体が変わってしまったのかも・・

戦後の荒廃の中で、何物にも代えがたい宝物として新憲法を抱きしめた、

あの喜びは多くの人の記憶の中で風化し、忘れ去られ、

再び、戦前の社会に辿り着こうとしているかのようです。

 

今度の参院選で与党が大勝したら、まちがいなく憲法の危機がやって来る。

それをなんとか阻止したい。

そうは思っても、今の私は何もできない。

ただ、自分の1票を行使するだけ。

そして、祈るような思いでテレビの開票速報を見守るでしょう。

 

でも、願うだけでなく、その思いを行動で示す勇気ある人々もいます。

その1人、友人のOさんは、こんな活動をやっています。

(Oさんのメールから転載)

 

昨日は17:30から地下鉄丸ノ内線「本郷三丁目」駅前で、Hさんと私でスタンディングデモを行う予定でした。

私は用事が早く済んだので16:30にはデモ予定場所に着いてしまい、一人で早めにスタンディングを始めました。

それで、17時頃まではプラカード(A2サイズの紙に筆で手書きで「今の憲法/私たちが困ること/何もない/ 困っているのは/戦争に参加したい/『アベ』だけだ」と縦書き6行に書いたのもの)を掲げて静かに立っていました。

その間に前を通った人々の反応をスケッチ風に短歌にしてみました。



・プラカード『撮ってよいか?』と聞いてからスマホで写し立ち去る男性

・『よくぞ声上げてくれた』と礼言ってお辞儀までする中年男性

・プラカードじっくり読んで『同感よ』にっこり笑う地元のおばさん

・そば通り『アベはダメだ』と声かける作業員風二人の男性



17時から私は尺八を吹き始め、17時半からはHさんが予定通り到着し、アルトサックスの素晴らしい音色の演奏を始めました。

その頃には、仲間が集まって、総勢13名となり、プラカードを持つ人、サクラになる人、それぞれ自由に好きなことをしました。

Hさんがアルトサックスで演奏するポピュラー音楽の“声”は駅から出て来る人や通りがかりの人々に快い印象を与え、注意を引きつけプラカードを読む人を確実に増やしたと感じました。


そして、その後の活動予定が記されていました。


7月1日(金)午後5時~、JR「国分寺」駅南口
  2日(土)午後1時~、JR「高田馬場」駅早稲田口★
  4日(月)午後5時~、JR「御徒町」駅前★
    5日(火)午後5時~京王線「調布」駅前
  8日(金)午後5時~JR「武蔵境」駅前

 

今頃は調布の駅前で尺八を吹いていることでしょう。

こんなプラカードをぶら下げて。

今の憲法

私たちが困ること

何もない

困っているのは

戦争に参加したい

『アベ』だけだ

 

ここ佐世保からでは参加できないのが残念です。

 

 

 

 

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武装パレードと金平茂紀さん講演

2016-06-12 | 平和

今年も自衛隊の武装パレードが佐世保のアーケード街でおこなわれました。

私が初めて見たのは移住してきた翌年の2009年で、その頃は陸上自衛隊だけでしたが、

2014年からは陸上自衛隊と海上自衛隊の合同パレードとなり、

だんだん大規模になっているような気がします。

今年はちょうど共同演習を行っているインドとアメリカ海軍の音楽隊も参加し、

950人という過去最多のパレードとなりました。

 

11時スタートの1時間前には、武装パレードに反対する市民団体が抗議の集会を開いていました。

 

でも、パレードの時間が近づくと、

アーケード街は日の丸の旗を持った市民が両サイドを埋め尽くし、今か今かと待っています。

 

まず初めに自衛隊の音楽隊、続いてやってきたのは、インド海軍の音楽隊ですが、

日の丸の旗が邪魔して、チビの私は、ほとんど見えません。

 

場所を変えて、待っていると、次にやってきたのは米海軍の音楽隊。

ジャズっぽい音楽で軽快に、踊りながらの演奏です。

 

その後、自衛隊の行進が始まりました。

まずは海上自衛隊。

教育隊とか候補生とかいろいろ分かれての行進です。

 

こちらは陸上自衛隊の女性隊員。

きりっとした眼差しの素敵な女性たち。でも、迷彩服なんて似合わない!

 

その行進を本部席で見守る自衛隊、米海軍、印度海軍の司令官たちと佐世保市長。

市長はどんな思いで、銃を掲げて行進する女性隊員に拍手を贈っていたのでしょう。

 

このパレードに銃を持たせているのは、

「ふだんのありのままの姿での行進を見てもらうことが自衛隊への理解につながる」

からというのが陸自の説明です。

そうでしょうか?

その行進を見て若者や子どもが感じるのは、戦争ごっこのようなカッコ良さ。

あるいは、撃ち合うこと、殺し合うことをイメージさせる恐怖感ではないでしょうか?

それが、日本国憲法下での自衛隊を理解することに繋がるのでしょうか?

むしろ捻じ曲げ、覆い隠すものではないでしょうか。

 

覆い隠すと言えば、今年のパレードでは、市民が市民を覆い隠しました。

「武装パレード反対」と書かれた横断幕を持った市民の列の前に、

日の丸の旗を持った市民たちがやってきました。

武装反対の文字を日の丸が覆い隠そうとしたのです。

 

銃を担いでの行進が始まった時、反対派市民団体は大きな声でシュプレヒコールを始めました。

「戦争法はんたーい!」「自衛隊員を戦場に送るなー」「自衛隊員の命を守れー!」

声を限りに叫ぶ市民の声を、一段と大きくなった楽隊の演奏と、

これまた市民の大きな拍手の音で、覆い隠そうとしたのです。

 

なぜ他者の意見を排除しようとするのでしょうか。

いつから異論を認めることができない人が増えてきたのでしょうか?

 

暗い気持ちになりながら、パレード終了と同時にバス停へ急ぎました。

今日のもう1つの予定、この講演を聞くために・・

 

現政権はメディアを道具視し、統制を強化している。

メディアは自主規制し、忖度している。

忖度というより「自発的隷従」さえ見られる。

と、金平さんは今のメディア環境を評しました。

 

金平さんはいろんな話をしてくださいました。

オバマ大統領の広島訪問について、

田英夫キャスターの弾圧事件(1967年)のこと、

高市総務相の電波停止発言などなど。

 

その中で特に印象的だったことの1つが、昨年の沖縄慰霊の日のこと。

安倍首相の挨拶の時、「帰れ!」「帰れ!」と、ものすごいヤジが飛んでいた。

しかし、NHKは「忖度」して、そのヤジを全てカットして報道したそうです。

 

帰宅後、NHK長崎の今日のニュースを見たら、

武装パレードでのシュプレヒコールや横断幕もきちんと放送されていました。

(ホッ、よかった! NHK長崎はまだ大丈夫…)

 

もう1つは筑紫哲也さんの最後の「多事争論」。

金平さんは、落ち込んだ時、方向が見えなくなった時、

筑紫さんの遺言ともいうべき、この最後の「多事争論」を見るそうです。

でも、見ると辛くなるそうです。

筑紫さんの遺言を誰が受け継いでいるだろうか…と考えて。

「皆さんも一緒に辛くなってください」

そう言って、筑紫さんの最後のシーンを見せてくださいました。

 

「ニュース23」のDNAと僕らが呼んでいるものがあります。

・権力ある者を監視しよう

・少数派であることを恐れない

・多様な意見を確保して自由な気風を保つ

そういう意志を持った番組であろうと努めてきました。

これからも、この松明は受け継がれていきます。

これからも「ニュース23」をよろしくお願いします。

(最後の部分を要約するとこんな感じだったと思います)

 

筑紫さんは「ニュース23のDNA」と言ったけれど、

金平さんは「僕は引き継いでいるだろうか」といったけれど、

これは私たち国民一人ひとりが掲げなければならない松明。

一番組で守り切れるものではない。

少なくとも、

・少数派であることを恐れない

・多様な意見を認め合う

そんな生き方を、私たち一人ひとりが目指さねば、

あっという間に戦前のような日本になってしまいそう。

 

今日の武装パレードを見た私は、本気でそう感じたのでした。

 

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余震が続く阿蘇より

2016-05-05 | 阿蘇

連休を阿蘇の家で過ごしています。

近所の風景は一見のどかな、いつもの阿蘇です。

私が着いた翌日に、阿蘇市災害ボランティアセンターも閉鎖。

活動する機会はありませんでした。

益城町や南阿蘇村への道路は通行止めで、何のお手伝いもできませんでした。

両町村にくらべ阿蘇市は、震度のわりには被害が少なかったようですが…

近くの道路には、こんな亀裂がいっぱい!

 

そして、阿蘇神社に来てみると…

あの威容を誇った楼門も拝殿も全壊!

・・・・・

崩れ落ちた楼門の前には真っ白な工事現場用の塀が張り巡らされていました。

あの高くそびえていた楼門の屋根が、こんなすぐそばに!?

震災前は、こんなに高いところにあったのですが…

今年の初詣の時の写真です。

ここ数年、初詣はいつも阿蘇神社でした。

正面の「阿蘇神社」と書かれた表札?も、

石段に着きそうです。

(ガラス窓越しなので反射してわかりにくいですが、中央部分にぼんやり見えます)

 

石の柵も皆倒れ、

灯篭も…。

年に1~2回しか訪れない私でも、言葉を失うほどの衝撃でした。

阿蘇に生まれ育った住民の方々にとっては、どれほどのショックだったことでしょう。

 

そんなことを思いながら帰る途中、こんな車を何台も見かけました。

震災ゴミ置き場に向かう車でした。

 

被害が少なかったと言っても、これだけの家屋の倒壊、破損があったのですよね…

正面が一般ゴミ、右が木片類で、左がトタン・金属類。

木片類の向こうには、壊れたレンガやセメント類の欠片の山。

 

そして、壊れたものは、もちろん建物だけではありません。

大小の土砂崩れがあちこちで発生しましたが、こんなところでも!?

阿蘇五岳の1つで、涅槃像のよう!と人気の高い根子岳が、一部崩落。

丸の部分にご注目!

こちらは震災前の根子岳。

このようにスッとかっこよかった鼻が、あのようなだんごっ鼻に・・・トホホ。

 

今日も阿蘇には、震度4の地震が3回発生。

いつ終わるのか…見通しの立たない不安。

立つはずもない。自然の前に人間は無力なのだから。

それを忘れ、傲慢な人間がどんどん増えてしまった。

熊本からわずかの距離にある川内原発を止めようともしない、

大分からわずかの距離にある伊方原発を再稼働しようとしている。

 

だから、地球は怒ってる。

本気で怒ってる。

早く気づけと怒ってる。

怒りのあまり、震えが止まらない。

 

川内原発を止めたら、きっと余震も止まる。。。

 

 

 

 

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思いがけない・・・

2016-03-14 | 雑感

3日前の夜、阿蘇に住んでいる夫から突然の電話。

今どこにいる?

どこって・・家にいるよ

じゃあ、ちょっと下まで降りてこない?

下って?

「さかなや道場」

はぁ?!

 

なんと、阿蘇にいるはずの夫が、マンションのすぐ隣のビルの1階にある居酒屋に!

すでに寝間着姿だったので、慌てて着替えて駆けつけると…

 

今日は通院日で(私は聞いてなかった)、その後友達と会って飲んでいたそうで、

すっかりできあがっていました。

私も1杯だけお付き合いして、早めに連れて帰ると、バタングー!

 

翌朝、もう帰ると言う夫を誘ってお墓参り。

高い高速代やガソリン代を使って通院だけじゃ、あまりにももったいないもの。

少し早いけど、お彼岸の墓参としました。

 

いいお天気だったので、ついでに「展海峰」まで海を見に行こうか?

と誘うと、早く帰らなきゃと言う。

それで、すぐに戻り、五番街のケンタッキーでチキンを買って、

(夫の好物。阿蘇にはケンタッキーがないから来るたびに買って帰る)

マンションまで送ってくれて、では「バイバイ!」

と、熊本城の絵柄の白い袋を渡して走り去って行きました。

 

なんだ~、熊本のお土産を買ってきてたのね~

と部屋に入って、中のものを取り出すと、

あれ?

中に入っていたのはリンゴバターと黒い袋。

これは?・・・ははーん!

そうか、もうすぐホワイトデーなのでお返しのチョコレートだ!

金色のビニタイを解いて中のものを取り出すと、

ほらね、やっぱりチョコだ。

どれどれ、どんなチョコが入っているのかな?

と取り出すと、

 

ジャーン!

出て来たのは、DVD「風に立つライオン」でした

 

観たかった映画です。

見逃してしまった~と私がぼやいていたのかもしれません。

それを覚えていてくれたのでしょう。

 

早く観たいな~

と思いつつ、まだ、やるべきことが終わらなくて・・・

後の楽しみに取っておこうと思っています。

 

素直に言います。  ありがとう!

                     

 

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フクシマを忘れない 3・11佐世保のつどいに参加しませんか

2016-03-08 | さよなら原発

まもなく、あの日がやってきます。

自然の猛威に恐れ慄いたあの日、3月11日。

そして、人間の造ったものの恐怖に凍り付いた3月12日。

しかし、時の流れは、その恐怖の記憶を和らげていきます。

生きるためには、恐怖や苦痛の記憶はできるだけ忘れたい、消してしまいたい。

でも、忘れてはいけないこともある。

二度と同じ恐怖を味わないために。

 

だから、「さよなら原発させぼの集い」では、こんな集会を企画しました。

 

 

平日の午後です。

お仕事なさっている方は、まず無理ですが、

お時間のある方、お近くの方、是非ご参加ください。

 

移住者の方は佐世保市民ではありません。

県内ですが、少し遠くからやってきてくださいます。

子育て真っ最中のお忙しい中、時間を作って来てくださいます。

福島から来られた多くの方は、人前で話すことに抵抗があります。

辛いことや悲しいことを思い出すだけでなく、

今現在も福島で暮らしている方々の心情を思うと、話したくない気持ちにもなるでしょう。

その葛藤を経て、話して下さることになりました。

 

貴重なお話に耳を傾け、共に考え、語り合う。

そんなひと時を 少しでも多くの皆さんと共有したいと願っています。  

 

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