西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開247日目

2017-08-29 19:49:50 | 石木ダム
ん? 昨日の帰りに見た風景と何だか違う。


今朝、正面ゲートに着いたときに感じた違和感…。 どこが何が違うのか?

ダンプだ!ずっと第一詰所の銀色のフェンスで囲まれた中に止まっていた大型のダンプカーが、ユンボの横と削り取られた里山の中ほどに移動している。



いつ動かしたのだろうか?

テントに着くとS子さんが、「今朝早く業者が動かしたとよ。」と言われる。

県職員は来ていないが、業者は早くから現場に入り車を動かしたのだそうだ。

ダンプが動いただけで、工事は始まっていない。とにかく急いで現場に入り、ダンプやユンボの動きを止めなければならない。





現場に入り重機のそばに座った。里山の中ほどに止まっているダンプのそばには地権者の男性陣が座り込まれている。





午前8時10分、工事が始まった。 私たちが座り込んでいる目の前の草むらを小型のユンボがなぎ倒していく。




付替え道路になる場所だ。

地権者のKさんがユンボの前に座り込まれる。 工事は一時的に止まった。


午前9時10分、本庁や県北振興局の応援部隊と一緒にダム事務所職員がやって来た。

すぐさま「危険です。重機のそばから離れて下さい。」と建設設課長が言うが、動かさなければ危険なことはない。





そのまま黙って重機の下に座り込む。



みんなそれぞれの場所で抗議を続けている。








しかし、小型のユンボはまた動き出し、止めようと向かった私たちを県の職員が押し返す。



結局、私たちは小型ユンボの動きを止めることは出来なかった。


だが、工事はまだほんの入り口に過ぎない。

地権者・支援者の底力をみせるのはこれからだ。私たちは何があってもあきらめない。 

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