西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

石木ゲート横(6/23)

2016-06-23 21:42:18 | 石木ダム
佐世保の降雨量は、降り始めから300ミリを超えたとニュースが報じている。

佐世保市でも南東部のほうが酷い降りで、昨夜は避難勧告が出たりしていた。そうであるなら、もっと東南部になる川棚町の雨量は酷いのではないだろうか?

「今日はテントの様子を見に、石木まで行くよ。」と夫に言うと、夫も心配だったらしく「行こう。」と二つ返事だった。



いつもの時間にダム事務所前のテントに到着。昨日ほど酷くはないものの小雨が降り続いている。

テントを点検するが、AさんとY君親子がやっている鉄工所からわけてもらった鉄筋をフレームの中に入れたテントはびくともしていない。

「すごいな~。みんなの気持ちも入っているから簡単に壊れたりはしないんだね。」

今日のダム事務所は所長と次長2人のトップスリーがやって来ない。本庁に出張なのだろうか?


午前9次30分にゲート横のテントに上がる。



今日の当番はH子さんとKさん、それに木場のE子さんもみえている。

テントの中には雨を避けているのか、羽黒トンボが止まっている。



いつものように楽しいおしゃべりをしていたが、H子さんがY君のばあちゃんの目の話をされたので会いに行くことにした。

この雨だがダム小屋に来られているとのこと。



Y君のばあちゃんマツさんは今年89歳、知事がやってきたときも「そがんダムば造りたかったら、私たちば殺してから造らんですか!」と啖呵を切って、知事をたじたじとさせた方だ。
また、2年前の夏、ダム事務所の所長が、座り込みを続ける私たちに「仮処分で訴える」といったときも「私たちば捕まえらすとじゃろかい。まあ、生きとるうちにいっぺんぐらい中に入ってみるともよかたい。」とこともなげに言ったばあちゃんでもある。

ダム小屋に行くといつもと変わらぬマツさんがサカエさんと一緒に座っていた。





「目は大丈夫?」と聞くと「左がぼんやりしとる。少し不自由かけどな。」と言われたが、元気そうで一安心だ。


まだ、小雨は降り続いていたがM採石場下の堰まで行ってみた。



いつもは穏やかな緩い流れの石木川だが、このところの大雨で川の中州の草をなぎ倒し激しく流れている。



その急流の中に、沢山の合歓の花が咲いている。



これだけの大雨でも咲いているところがすごい。やっぱりこうばるは蛍だけでなく合歓の郷でもあるのだ。








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