言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

できるやんか

2008-07-31 20:18:33 | 読書
久々の読書報告。

できるやんか

丁稚奉公から始まった、「お好み焼き千房」社長、中井政嗣氏の感動の人生記録と経営哲学。

とても読みやすく、感動する場面も随所にあり、大変タメになった本である。
経営者には参考になることが多いのではなかろうか。
Amazonでの評価も高く、皆さんいいコメントを寄せておられたので買って読んだのだが、今回もとても安い投資となった。

部下を「公平」に見ることが大事とある。
「平等」と「公平」は違う。「平等」は一律で、一等賞も三等賞もない。それに対して「公平」には競争原理が働く。一等賞から三等賞まできちんと評価する。みなに平等にチャンスを与え、公平に評価できなければリーダーたりえない。

また、こんないいことも書いてあった。
スーパーやコンビニがやっているのは「販売」であり、商店会や市場がやっているのは「商い(あきない)」である。
大企業は資本で勝負、中小企業は専門で勝負、零細企業は小回りと人間関係で勝負する。

いやはや勉強させていただきました。
「千房」のお好みを食べたくなりました。

「コテコテの、大阪商人(あきんど)夢を売る」

(コテコテ…分かっていただけましたでしょうか)

デジなカメ

2008-07-30 19:12:38 | 出来事
仕事で使っているデジカメがちょっと変になってきた。

買ってからもう5.6年は経っただろうか、今まで調子よく頑張ってくれた我が同士である。
最近電源を入れて写そうとするとモニター画面が歪んで、正常になるまでしばらく時間がかかってしまう。こんなことは今までなかったのに…。
電池持ちも当時としてはスグレモノだったので気に入って使っていた。少々重いのが玉に瑕だったが。

本日家電屋さんに行く用があったのでデジカメコーナーを覘くと、あるわあるわ各社の最新機種。
2万円程度でも充分な機能を備えた機種がずらりと並んでいる。うーん、わからん。
これと言って欲しい機種もないし、今となっては貴重なあの背面の小さいモニターにもう少し頑張ってもらうことにしようと店を出た。

昔漫画雑誌の裏表紙にいろんなグッズが紹介されていて、それはそれは子供心をくすぐるどころかしっかり捉えて離さないようなアイテムが並んでいた。
その中に「小型スパイカメラ」なるものが載っていて、それがもう欲しくて欲しくて。
とても小さなサイズで「これなら誰にも見つからない」なんて誘い文句に胸が躍った。
別に盗撮をしたかったわけでなく(笑)、何か大人の悪事をこれに収めてヒーローになる自分を想像していたあの頃。

もちろん買うことはなかった。それがあの頃の現実。

「デジタルは、1年経てば高齢者」

ネガティブログ

2008-07-29 21:04:49 | 出来事
なんだかどんよりとした1日。

天気ではなくて気分。
どうもすっきりと事が運ばない。足踏み状態が続くのはやはり気持ちの問題だろうか。

明日明日と先延ばしにしていることも数件あり、それがまた毎日の予定の妨げにもなっている。
不安分子を上げればきりがないが、こういう時こそじっくりと戦略を練ったり、準備をするのに最適な時間なのに。
なかなか踏ん切りをつけられず、ダラダラと一日を過ごしてしまう悪循環。結局夜になれば「何のための1日やった?」
読んでいない本も山ほどあるし、途中で止まっている本も机の下に隠れている。いや隠している状態だ。
どうも覇気がないが「夏バテ」で片付けたくはない。いかんぞ、このままでは周りに感染してしまう。
気分を変えて、ちょっと「ゲン直し」も必要か。

久々のネガティブログとなったが、結構打たれ強くなっているつもりだ。カウント9までゆっくり休んでファイティングポーズをとりましょう。
さあ来い8月!

あっ、まだあと2日あった。

「夏休み、弱気の虫を採集し」

遠花火

2008-07-28 19:43:01 | Weblog
花火の季節となった。

「遠花火、消ゆるあたりは母の里」

誰が詠んだ句かは知らないが、数年前確かそんな句が新聞に載っていた。
憶えているのは、気に入ったからに他ならない。

当地域でも毎週のように近隣の市町村で花火大会が開催される。
各花火大会が消化される度に、夏が加速を上げて走っていくように思えてならない。
で、私はというと花火が苦手である。
あの人ごみや音がどうも落ち着かないのだ。こどもの頃、母に連れられて大泣きしたという話も聞き飽きた。

どこか遠いところから、2階の窓に腰掛けてゆっくり観られる花火はないだろうか。
蚊取り線香、西瓜、団扇、浴衣と、風情にもたれて夏を眺めてみたいものだ。

「遠花火、消え入る頃に音が鳴り」

有終の美

2008-07-27 19:01:51 | 相撲
15日間続いた熱戦も白鵬の全勝優勝で幕を閉じた。

13日目にすでに優勝を決めた後の2番は、集中力が途切れはしないかと心配したが、それもとりこし苦労に終わった。
今場所の白鵬は安定しており、特に序盤は数秒で勝負を決めていた。以前苦しんだ右上手も取れるようになったのは、やはり踏み込みの鋭さだろう。

また琴光喜戦のように、自分から左四つに組にいくといった工夫もみられる。
いずれにしても15戦全勝は立派である。さすがは横綱と言いたい。
先場所の横綱決戦、勝負が決まった後のダメだしと、それを肩で突き返した両者、その後も土俵上で睨みあう醜態を晒した。
期するものがあったのだろう、今場所の相撲とその態度はそれを払拭し、おつりがくるような完璧な内容。
優勝インタビューにも落ち着いてしっかりと答える姿は、風格が漂っていた。

「自分が生きている間に、70連勝の偉業を見たい。そしてその可能性があるのは白鵬である」

解説の舞の海さんの最後の言葉が印象的だった。
大横綱への足掛かりとなった今場所、さて何連勝まで伸ばすのか、来場所も楽しみだ。

「土俵での恥は土俵で、返す綱」

居酒屋にて

2008-07-26 11:09:24 | 出来事
先日、懇親会でとある居酒屋へ。

土曜日ということもあり、家族連れやカップルなどで賑わっていた。
ところがこの居酒屋、部屋に案内されて座ればムッと熱気が身体を包む。
「あれっエアコン効いてないの」と一緒に行った仲間達が口々につぶやく。
「すみません、暑いんでエアコンの温度下げてもらえます?」
と誰かが店員さんにお願いすると、

「すみません」と言って団扇(うちわ)を渡された。
「おいおい、壊れてんのかい」
「こりゃかなわんな」と言いながら、早いとこ冷えた生ビールを注文する。

そして誰かが言った。
「わざとだなこりゃ。生ビールを売るための温度設定や」

なるほど、そういうわけか。
確かに部屋が涼しいと、そうそう冷えたものを飲んだり食べたりしないものだ。
以前にも書いたが、喫茶店に入ったとたんカキ氷の需要は消える。
やるな、居酒屋。そう来たか。

だけど、温度を下げてとお願いする客に対して、はっきりと説明もせず「すみません」と団扇を渡す対応はどうだろう。
いっそのこと、「当店では、お客様に生ビールを美味しく飲んでいただくために、室内の温度設定を調整させていただいております。どうかご了解ください」
てな感じの貼り紙でもしてくれていたら嬉しいのだが。

「季節柄、温度も店の価値となり」

乱れる日本語

2008-07-25 20:16:09 | ニュース
今日の中日新聞から。

国語の乱れに「ぶぜん」

「嘆かわしい、また国語や慣用句の意味のとりちがえか」
どれどれ…

と読みかけたはいいが、やばい、私もかなりの確率で間違っていた。

「ぶぜん」
○失望してぼんやりとしている様子 17.1%
×腹を立てている様子 70.8%

「げきを飛ばす」
○自分の主張や考えを広く人々に知られて同意を求める 19.3%
×元気のない者に刺激を与えて活気づかせる 72.9%

「煮詰まる」
○議論が行き詰まって結論が出せない状態になる 37.3%
×議論や意見が出尽くして結論の出る状態になる 56.7%

「さわり」
○話などの要点 35.1%
×話などの最初の部分 55.0%

ああ、恥ずかしながら「煮詰まる」以外は間違って解釈していた。25点である。
以前このブログでも勘違いしやすい慣用句を取り上げたことがあった。偉そうに知ったかぶりをして発表していた自分が恥ずかしいの巻。

「言の葉を、収集しても意味知らず」

昨日の今日でこんな話題。またブログ年齢を上げそうだ…。

ブログ通信簿

2008-07-24 19:05:20 | Weblog
ブログ通信簿
面白いサービスが登場。
自分のブログのURLをこのサイトにコピペすると…

最新の記事を元に「主張度」「気楽度」「マメ度」「影響度」の項目で評価してくれる。
さらには「新聞委員タイプ」などの適性度もチェックしてくれて、合いそうな職業まで案内してくれるのだ。(笑)

ちなみに当ブログの成績表はこちら。


いや59歳とはちょいとショック。相撲ネタのせいか、はたまた表現がオヤジくさいのか。
皆さんもお試しあれ。

「終業式、通信簿見て、暑さ消え」

腹八分目

2008-07-23 21:20:51 | ニュース
適切なダイエットは遺伝子の傷を修復するたんぱく質の量を増やすとのニュース。

適度な食事制限は遺伝子の傷治す

やはり食べすぎは良くない。
私も飯の量を減らすように(特に夕飯)なってから、体重も安定してきたし、体脂肪も一時期に比べてかなり減った。
昨年秋の健康診断でも数値は異常なかったし、やはりこの年になると節制が不可欠と確信したものだ。
さっき電話をしていた友人も、食事を制限するようになってから、健康診断データが昨年に比べてかなり改善されていたと驚いていた。

不思議なもので普段食べていないと胃袋も小さくなるみたいで、先日かなりの空腹時に回転寿司に入ったところ、8皿ほどで満腹状態。昔は15~20は軽くイケたのに。

「腹八分目に医者要らず」とはよく言ったもの。
本当に昔の人はどうしてこうも上手く言い当てていたのだろう。感心する。

「別腹が、自然と消える五十路前」

下駄の日

2008-07-22 18:16:13 | ニュース
今日7月22日は「下駄の日」だそうだ。

何でも下駄のサイズを現す際に、7寸7分など7がよく使われることと、雪の中を歩いた後が「二、二」と見えることからきているらしい。

数年前に祭りの役員となって紋付袴を着たことがある。
その際、白足袋に下駄を履いて町を歩いたのだが、足の親指と人差し指の間の痛いこと痛いこと。(関係ないが、足の指も人差し指と呼ぶのは違和感がある)
この履物は日常生活にはそぐわないと結論付けて早々と仕舞ったのだが、ところであの下駄どこ行った?そうかあれも水害で消えたか。

その昔、中村雅俊がテレビドラマの中でジーンズに下駄を履いていた。
それを真似て歩いてみたがやっぱりその時も指の股が悲鳴を上げて長くは続かなかった。
そう言えば「俺達の旅」でカースケ達が使っていたホーローのコーヒーカップも真似て買ったなあ…。

ところで下駄だが、最近は若い人にもよく売れているという。
特にこのシーズンは浴衣のサブアイテムだ。あっ、だからこの時期に「下駄の日」なのかと納得。

「下駄を履くという行為は木の人生を履くのと同義」(ここのニュースから)

うーん、下駄は深い。

「縁日で、切れた鼻緒が結ぶ縁」

追記
先日行った近江の商人屋敷の近くに、とても素敵な名前の店があったので思わずシャッターを押した。


「ゲタ音」