言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

来年になれば

2005-12-31 17:15:21 | 言の葉
神社の掃除も無事終了。皆さんに迷惑を掛けながらなんとか終わった。
あとは格闘技を見てから再度集合。

今日の中日新聞の「くらしの作文」に40歳の主婦の記事が載っていた。
その方はガンらしく、合う抗がん剤が見つからないらしい。
それなのに今、家族の愛情を感じられて幸せだと綴っている。
医者からもかなり悪いといわれてしまった。と書いてある。
楽天的な一家なのでそんな事には動じないとも…

すごいなと思った。この短い作文から「勇気」や「愛」を感じた。
私が日々悩んだり、迷っていることなんて些細なことだ。
今年の最後に大きな課題を頂いた。変わらなければ…

その家の合言葉は「来年になれば」だそうだ。
年が変わればいいこともやってくると信じている。
「来年は必ず治ってみせる」と締めくくっている。

頑張れ名古屋市の素敵な一家。どうか良い年を。

腰痛

2005-12-30 12:31:42 | 出来事
2・3日前から腰が痛い。前かがみになるのがとても辛い。こんな状態が年に2・3度ある。今年は最後の最後に来た。
納屋のゴミを車に積んで、不燃物ゴミ処理場へ行くにも一苦労。
トホホな年末になってしまった。

明日は地元の神社の大掃除、果たして役に立てるかどうか…

1年の速度

2005-12-29 16:48:13 | 出来事
私のが住んでいるこの三重県東紀州地域は、今日明日あたりが最も帰省客が多くなる。国道を行き交う車が増え、コンビニも沢山の客で賑わう。

早いものだ、もう年の暮れである。1年経つのがどんどん早くなっているように思う。もちろんそんなはずはないのだろうが、10年前、20年前と比べるとその差は歴然だ。体感する時間速度は年々加速する。
この事について、的確な意見を言ってくれた友人がいる。
「それは当たり前なんです。だって10歳の頃の1年は10分の1、40歳の1年は40分の1。分母が違って分子である1年は同じ。その速度に差があるように感じるのは仕方ないのです」
ナルホド。感心してしまった。
このままだと20年後なんかどんな速さなんだろう…

贈りたい言葉

2005-12-28 14:12:03 | 出来事
以前雑誌で見た記事だが、大変繁盛している酒屋さんがあるという。
この小売業の大変な時代にである。
特に酒店業界は、ディスカウントショップや配送サービスの店が台頭してきて大変だと、この間テレビでも特集を組んでいた。

そこのお店では、ラベルを貼っていない地酒を売っている。
お客様の好きな言葉をその場で書いて貼るのである。ほとんどが贈答品に使うらしい。
そのシステムが受けて大繁盛しているとの事だ。

そして、ラベルに貼ってお酒と一緒に送りたい言葉は、ダントツで「感謝」だそうである。

セミナー参加

2005-12-27 22:33:48 | 出来事
今日は午後から松阪で、同業の社長が開催するセミナーに参加。
ビデオを中心に約2時間、大変参考になった。
その後は夕食に誘っていただき、講師の方と話をしながら松阪牛に舌鼓。
往復の3時間を引いても充分おつりのくる、大変有意義な1日だった。
T社長に感謝。

「この世に時間ほど平等なものはない」
以前、ある漫画家の方が言っていたが、その通りである。要はどう使うかだ。
今日は良い使い方をした。


何も咲かない寒い日は

2005-12-26 16:57:25 | 言の葉
新築当時から、当事務所の壁に飾ってある額だ。
今日会社の方が来て、その言葉と字体をとても気に入られたらしい。
コピーが欲しいと言うので、やってみたのだが、どうもA4の用紙では字が全て写らない。あきらめて後日A3でコピーして送ることになった。

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ、やがて大きな花が咲く」

確か、高橋尚子選手の高校時代の恩師の言葉だったと思う。
テレビで聞いて、これはいい言葉だなと思い、津の知り合いの時計屋さんにお願いして書いてもらった。この時計屋のオヤジさんがまたカッコよくて(この話はまた後日)わざと不得手な左手で書く。

「ええ言葉やな」そう言って頑固オヤジは筆を走らせた。

まあ、頑張るわい。

2005-12-25 21:23:00 | 出来事
今日友人が来てくれた。来てくれたと言っても、こちらの事情である書類上の事で、近くに来たからとわざわざ持って来てくれたのだ。
彼は今年離婚して、子供は彼が引き取った。
食事やら、学校のことやらで毎日が大変だと言っていた。
本当にやさしい男で、大好きな友人の一人だ。

少しばかりの話をしてから、別れる時の彼の背中は、いつも淋しそうだが、何だか頼もしく見えるといっては失礼か…

その時彼はいつも口癖のようにこう言う。
「まあ、頑張るわい」
自分に宣言するかのように、そして言い聞かすように…

あったかいクリスマス。

2005-12-24 22:06:44 | 出来事
今日、妻と二人で入院している知人を見舞った。
入院と言っても全然大したことではなく、もう明日退院と言うことだった。
病室に入ると、家族が彼女を囲んでいた。
子供達の笑顔がなによりの薬になるだろう。

丁度昼食の時間で、看護師さんが運んできたお粥の横に、
「早く良くなってね」というクリスマスカードと、
小さなケーキが添えられていた。病院も粋なことをするものである。

外は寒い風が吹いていたけれど。彼女の周りはなんだかとってもあったかかった。

貴ノ花(双子山親方)

2005-12-23 15:02:25 | Weblog
今日Yahooのニュースで、「二子山株、貴乃花親方に戻る」の見出し。
これでやっと一件落着なのだろうか?
忘れかけていたあの騒動が蘇った。

私にとって、双子山親方の死は、今年のショックなニュースのひとつであった。
当時、ブログを始めたら書こうと思って書いていた文章(下書き)が出てきたので、今日改めて投稿したいと思う。

二子山親方が逝ってしまった。
若貴兄弟横綱の父親として、また貴ノ浪、安芸ノ島、貴闘力ら
個性的な関取の親方としても有名な名伯楽である。
だが私が思い浮かぶのは、何と言っても現役時代の「貴ノ花」である。
細く小さい体であったが、強靭な足腰で驚異的な粘りを見せ、
最後の最後まで勝負をあきらめない「行事泣かせ」の異名を持つ関取であった。
晩年はサーカス相撲と揶揄され、攻められても攻められても、残しながら
丸い土俵を無限に使って粘りを見せる、「貴ノ花」にどれだけ気持ちを込めたことか。

ワイドショーのコメンテイターの女性が、こんなことを言っていた。
「貴ノ花という関取は、相撲をスポーツにした人です」。
違うと思う。むしろ逆である。時代を逆行した感がある。
貴ノ花は他のどの力士よりも、相撲を武道として伝えたのではないか。
対戦相手への尊敬の念、芸術的な四股、礼儀を重んじる数々の所作、
取組もさることながらその一挙手一投足が見事な関取であった。

相撲の世界では、稽古をつけてもらった番付上位の関取に、本場所で勝つことを
「恩返し」という。力をつけて勝つことが相手に対しての礼なのである。
また、倒れた相手に手を差し出すことは当たり前であり、
礼儀であり常識であった。
倒れた相手を尻目にコーナーポストによじ登り、観客に向かって吠えたりしないのである。
それら相撲の素晴らしさを貴ノ花から感じることができたのは私だけだろうか?

昨今は「格闘技」ばりの睨み合い、勝負が決まった後のダメ押し、相手に合わせようとせずに、技術を優先した立ち合いなど、これらは相撲の美を損なうものだと感じる。

メディアはこぞって若貴兄弟の確執を取り上げていたが、
もっと大きく彼の偉大な足跡を伝えてほしかった。残念でならない。

沢山の一般ファンも葬儀を見届けに来ていた。出棺の際に現役の四股名「貴ノ花ー」
と叫んだファンもいた。

インタビューで、こんな事を言っているファンがいた。
「会社が倒産して夜逃げをしようと思っていたとき、貴ノ花の相撲を思い出したんです。
あの小さい身体で、たとえ相手がどんなに強くても最後まであきらめずに一生懸命に相撲をとっている、それに比べて俺はなんだ、なんて弱いんだ。もう一回頑張ってみようと、必死になって困難を乗り超えることが出来ました。あの時貴ノ花がいなかったら今の私はありません。葬儀には顔を出すつもりです」

すごい相撲取りだった。合掌。

微積雪

2005-12-22 08:40:21 | 出来事
朝起きると、車の屋根に白いカーペットが。
道路や家の屋根に変化はないのだが、
愛車は2台ともうっすらと雪化粧。

三重県南部に位置する当地域では、雪は珍しく、
積もるのは多くても年に2、3回程度。
北国の人には「こんなん積もったうちに入るかー」と
突っ込まれそうだが、やっぱり寒い。

家族は鼻をすすっているし、私の番まで時間の問題か。
今日も事務所の「のど飴」の売れ行きが伸びる。