言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

漢字に竦む。

2006-03-31 17:34:16 | Weblog
今日本屋さんで文庫本を購入。
きっと誰かに教えたくなる 読めるようで読めない漢字2500(写真は、読めない漢字2000の本)

倹しい(つましい)、弁える(わきまえる)、蔑ろ(ないがしろ)など読めない漢字が目白押し。ホンマかいなと変換してみると確かにそのとおり。
その他にも、
謙る(へりくだる)、悉く(ことごとく)、犇く(ひしめく)など、ぜんぜん読めない。

中でも驚いたのは、「戦う」という字のバリエーションだ。
戦く(おののく)、戦ぐ(そよぐ)とは意外だった。

普段ほとんど使わない漢字が多い。昔はもっと平気に使われていたのだろう。忝い(かたじけない)なんて、使っているのは時代劇ぐらいだろう。言葉も時代とともに変わってくということか。

20年後30年後、この漢字達は残っているのだろうか?

デジアナ

2006-03-30 18:50:02 | 出来事
もう明後日から4月だというのに、昨日から寒い日が続く。
冷たい雨が降っており、まだまだストーブも活躍だ。

今日お客様の事務所でこんな話を聞いた。
そのお店では特殊な商品を扱っていて、以前は他県からも問い合わせが沢山あったらしい。
三重県のこの店に行けば…と、必要としている人達の間では評判だったらしい。
ところが、最近は売れるどころか、問い合わせすらないという。
インターネットでの販売やオークションが影響しているのだ。
消費者としては便利になってありがたい環境だが、こういった商店には痛い。

では店としてどうしていくのか?
インターネットの弱点って…

例えば「言葉」「気持ち」「笑顔」「感情」「感動」
これらは対面販売のほうが伝わりやすいのではないか。ではそれをどのようにアピールしていくか?
うーん、どの業種にも当てはまることなのかもしれないが、デジタルだけでもアナログだけでも駄目だということか。
両者をうまく融合させ、お客様の心を掴んだ企業が勝ち残っていくのだろう。

頑張らなくては。

クサカンムリ

2006-03-29 18:38:25 | 言の葉
今日は花冷えの一日となった。
この地方、花見日和は今週末あたりか。

ところで、花という漢字についてだが、当然クサカンムリなのは分かる。草や苗、芽、茎などと同じく植物関係はクサカンムリが多い。薬や茶、芋、菜などもそうだ。なにかしら植物と関連している。

でも、「夢」という漢字はどうだ。なんでクサカンムリだ?
まあたいして深い意味は無いのかもしれないが、気になる。

そこで勝手にこんな仮説をたててみた。

「夢」とは、他人には見えない「意思」という根っこに、毎日「努力」という栄養を与え、育て咲かせる植物である。by batta

なーんてね。
いつか「恋のから騒ぎ」のオープニングで使われることを祈って…

決断

2006-03-28 09:09:24 | 言の葉
今日の日経新聞に、元シンクロナイズドスイミング全日本のコーチ、井村雅代さんの記事が載っていた。

彼女自身「思い切りのいい人」と自負しているが、実は迷路に入り込むごとく、迷いに迷った挙句エイッと踏ん切るらしい。
以前、パントマイムや歌舞伎を演技に取り入れたときも、周りの雑音が気になった。しかし、無責任な立場だからこその発言に気づくことは多いと言っている。当人は入れ込みすぎて視野が狭くなり過ぎがちだからだそうだ。悩む過程があってこそできる決断と、先日のWBC王監督を称えている。日の丸を背負って世界に挑む監督、コーチだけにしか分からない一流の「決断」を共有したのではないか。

迷いを残したまま試合に挑んでも望んだ結果は出ていない。「やるべきことはすべてした」と思えれば、その時点でほぼ成功。という言葉が強く印象に残った。

大相撲、終わってみれば…

2006-03-27 11:45:37 | 出来事
大相撲春場所も横綱朝青龍の優勝で幕を閉じた。

昨日取り組み前に予想をし、魁皇の勝利は的中したがまさか朝青龍までもが敗れるとは…

まず白鵬、魁皇戦だが、やはり白鵬は、今場所の特徴でもある鋭い立ち合いができなかった。
魁皇に得意の右上手を許し力を出せずに土俵を割った。最初の「待った」が影響したか。

続いて朝青龍。先場所の雪辱も然ることながら、白鵬の土を土俵下で見届けた百戦錬磨の横綱は、栃東を一蹴するものと思いこんでいた。ところがなんと意外や意外、栃東に簡単に左を深く差され、ほぼ後ろ向きの状態で寄り切られる。
こんな横綱の相撲は初めて観た。なんか変な空気が伝わってきた。それほどこの相撲は異常だった。
栃東がそんなに鋭く踏み込んだのか、横綱の体調が悪くなっているのか、なにかが違う。そう感じたのだ。

そして本割で敗れ2敗となった二人は優勝決定戦へ。

ここでも、意外な光景を目にした。
横綱得意の左四つから、敢えて白鵬得意の右四つに巻き変えたのである。
これには驚いた。横綱の余裕かそれとも何か意図するものがあったのだろうか?昨日の朝青龍は変だった。
きっと解説の北の富士さんや舞の海さんもなにかを感じたはずだ。言葉少なだったのは気のせいか?
最後の投げも決める投げではなかった。白鵬の寄りをかわすため、横に振ったそんな投げだったように思うのだが。
がっぷり四つで受け止めた横綱は、さすがなのかそれとも本来の攻めが出来なかったのか。
いずれにしても、相撲はこれから面白くなっていくだろう。しかし、軸になるのは外国人力士であるのは間違いない。
特に今場所ではモンゴル出身幕内力士全員が勝ち越したのは圧巻だ。

千秋楽を終えて、相撲界にとって4つの好材料が残った。
○優勝争いが最後までもつれ、最後は横綱が締めた。
○白鵬の大関昇進が決まった。
○栃東の綱取りが来場所につながった。
○魁皇が引退せずにすんだ。

来場所は誰が優勝するのか?少なくとも今までのように、朝青龍だけを候補に挙げられなくなってきた。

千秋楽予想

2006-03-26 10:23:13 | Weblog
いよいよ千秋楽。一敗の白鵬、朝青龍は優勝決定戦かそれとも…

まず白鵬だが、カド番大関の魁皇と当たる。魁皇はここまで7敗を喫し、今日負ければ大関陥落という背水の陣に挑む。「大関を落ちたら相撲はとらない」と引退を匂わしており、観客の声援も日に日に大きくなっている。
しかも白鵬と魁皇は同門で、稽古をつけてもらった恩人でもある。昨日「やりづらい」とこぼした白鵬のコメントが印象的だ。
白鵬としては、大関昇進は確実となったものの、先場所あと一歩で届かなかった初優勝に向けて、集中した立会いがカギとなる。
一方横綱朝青龍は、先場所の覇者栃東を迎え撃つ。先場所は右上手出し投げで土俵に這わされているだけに、今場所の意気込みは相当なものだと思う。
また栃東も今日勝てば来場所の横綱昇進に望みがつながるし、敗れれば振り出しという状況。なんとしても勝ってこの春場所を終えたい。

さて、平成18年春場所。大詰めに来てそれぞれのドラマが用意された。
勝手な予想をすると、魁皇が気迫の相撲で勝ち、結びで朝青龍が栃東を下して賜杯を手にする。どうだろう。

大関として

2006-03-25 14:28:27 | 出来事
大相撲春場所も大詰め。優勝争いは朝青龍と白鵬に絞られた。
個人的には白鵬に頑張ってもらいたいが、横綱の意地と経験が最後にはモノを言う様な気がする。

ところで、優勝とは程遠くすでに7敗を喫して、あとが無い状況のカド番大関魁皇だが、道のりは険しい。
場所途中に「負け越せば引退」と宣言したが、先日はそれを撤回、千秋楽までとると話した。
個人的にはもっと魁皇の豪快な相撲を観たかったし、それはそれで良かったと思うのだが、
相撲界では、場所中の「負ければ引退」的な発言はご法度なのだ。何より相手が気を使う。
以前確か小錦の引退のときも似たような問題があったと記憶している。
できれば、無言で千秋楽まで勤めてほしかった。

「引退宣言」中に取組のあった栃東が少し可哀想に思えるのは僕だけか。

勉強。勉強。

2006-03-24 19:52:08 | 出来事
今日は、遠方から知り合いの社労士の先生がみえて、一緒にお客様のところへ同行していただいた。
高齢者雇用安定法の改正に伴う処置や、助成金の申請等、説明していただいたが、さすがだ。大変勉強になった。
本職だから当然なのかもしれないが、それにしてもすごい知識だ。
「知らないことは損をしていること」だとつくづく思い知らされた。
知識だけではなく、ひとつひとつの対応や所作も一流だ。ハードなスケジュールにもかかわらず、笑顔で対応していただいた。見習わなければ。
お客様にも喜んでいただけたし、有意義な一日となった。

正直点

2006-03-23 11:27:53 | 言の葉
今日我が家宛に荷物が届いた。配達してくれた人がおつりを1000円間違えてくれそうになったが、
妻が「○○円じゃないですか?」と言っておつりを受け取った。
配達の人が帰った後「正直点はなかったか?」と聞いたが、「何それ?」といった表情。

正直点。
小学生の頃、テストを返してもらった際に、先生の採点をミスを見つけた。本当は間違っているのに正解の○がついている。
正直に言いに行くと「よく言いに来た。正直点」と○をくれた。僕だけじゃなく他の友達もそうして○をもらっていた。
こども心に「正直に生きていれば良いことがある」と思ったものだ。
ただ○と×を付けるのならコンピュータでもできる。教育とは広い意味で「教え育むこと」ではないのだろうか。
現に、どんな算式よりも「正直点」という言葉が今でも頭に残っている。

もう随分前の話だが、ある寒い地方の小学校(確か2・3年生だったと思う)の理科の授業で、「雪が解けたら何になりますか?」との先生の問いに、50人中49人が「水」と答えた。あと1人はというと、
「春」と答えたらしい。
先生は正解にした。

凱旋帰国

2006-03-22 14:09:20 | 出来事
当然ながら、今日の新聞、ニュースは昨日のWBCの日本の活躍の話題で持ちきりだ。

組み合わせや開催時期、そして誤審、沢山の課題を残した大会ではあったが、わが日本にとっては最高のフィナーレを迎えることが出来た。代表選手たちは野球人気の低迷を払拭するに余りある活躍で、最高の資産を残したのではないか。選手も監督もコーチもきっと胸を張って帰って来るに違いない。

yahooのニュースにこんな記事が載っていた。

スポーツ専門局のESPNはこのニュースをトップで紹介。「日本は大きな本塁打は打てないし、すごい速球も投げられない。しかし、米国人が忘れてしまった野球をしている。米国は日本の野球から学ぶべきことがある」と日本の野球を称賛した。

ところで1点差に追いつく2ランを打ったキューバのセベダという選手。なんと子供の頃に王選手に指導を受けた事があると言うのだ。見事師匠の前で恩返しをしてみせた。