言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

訃報

2006-02-28 16:56:09 | 出来事
今朝、同い年の友人が亡くなった。
おととい急に倒れて、救急車で運ばれたあと意識が戻らぬまま旅立った。

バイタリティのある人で、会う度にいつも「元気」や「やる気」をもらった。
4・5日前も一緒にバカ話をして笑っていたのに、信じられない…

頑張りやさんの働き者。どうかゆっくり休んでください。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。

笑顔で生きんしゃい

2006-02-27 10:32:04 | Weblog
昨日は島田洋七氏の「佐賀のがばいばあちゃん」の続編、「笑顔で生きんしゃい」を読んだ。
こちらも大変面白く、1時間少々で読んでしまった。

実は洋七少年とばあちゃんは二人暮らしではなく、事故で後遺症を負った知的障害者のアラタちゃんというこどもがいたということも書いてあった。アラタちゃんは洋七少年とは7つ年上の叔父にあたる。
ばあちゃんのあの逞しさや言動は、アラタちゃんの存在も大きかったと思う。洋七少年が子供心に叔父を不憫に思い、自分が守ってやらねばと戦った武勇伝など、今回も盛りだくさんだ。そして障害者と地域の関わりについても語っている。

今回もばあちゃんの名言が見事。飽食の時代へのメッセージか。
「いちばん食べたいものが、いちばん高級品」
「うまいから高いんじゃない。品物が少ないから高いだけ」

ばあちゃんが教えてくれたもの

2006-02-26 17:38:58 | 言の葉
先日知人のブログで、島田洋七氏の「佐賀のがばいばあちゃん」という本が紹介されていて、ぜひ読みたいと思っていた。昨日書店で見つけたので早速購入。

そのブログで紹介されていたとおり、素晴らしい本だった。
子どもの頃、ばあちゃんと暮らした想像を絶する生活の中で、「大切なのはモノではなく、心のあり方」を学んだ著者。
明るく楽しい貧乏生活を、笑いと涙で綴る、お勧めの文庫本だ。

ばあちゃんの家の前を流れる川に、水面すれすれに棒が渡してある。
そこには、川上から流れてくる野菜や果物が引っかかる仕組みになっている。川上には市場があって、傷や汚れ等で商品にならずに捨てられた野菜などが流れてくるらしいのである。ばあちゃんはそこを、スーパーマーケットと呼んでいた。
ばあちゃんの生き抜くための工夫と、考え方が素晴らしい。

ばあちゃんと洋七少年の会話がまた楽しい。
「あんまり勉強するな、勉強すると癖になるぞ」
「裸足で走れ、靴が減る。一生懸命走るな、腹が減る。」
洋「ばあちゃん腹減った」 ば「気のせいや」
洋「やっぱり腹減った」 ば「夢や」

そして、じーんとくる場面がいくつもあった。かなりキタ。
またいい本に出会った。ありがとうT川さん。

情けは人のためならず

2006-02-25 09:59:43 | 言の葉
「情けは人のためならず」という言葉の意味を間違って解釈している若者が非常に多いらしい。
「人に情けをかけたら、かえってそれはその人を甘やかし、そのひとのタメにはならない。困っている人に情けをかけるのはよくない」という解釈だ。
本当の意味は、「人に情けをかけてあげれば、それはいずれは自分にかえってくる。だから自分のためと思ってでも人には情けをかけてあげよう」だ。

先日当ブログで国民年金の未納問題に触れたが、今日の日経新聞には、国保の未納問題が載っていた。やはり若者が多いらしい。
「保険料は人のためならず」と言い換えたい。

ところでこの「情けは人のためならず」という言葉、本当は後に続く言葉があるらしい。

「情けは人のためならず、めぐりめぐって己がため」

携帯は変えたけど…

2006-02-24 17:54:03 | 出来事
本日携帯を変えた。
DocomoのN702iDというヤツ。なんだかいろいろ機能が豊富で盛りだくさん。
これでも9シリーズに比べると機能が限られているらしい。どうなるんだこれから先…
今まで使っていたヤツより字が小さいので、目が慣れるまで大変だ。

以前日経新聞に載っていた記事、「広がる親子デバイド」という記事を思い出した。
つまり親と子の情報格差について警笛を鳴らしているのである。親は子供に「動く公衆電話」のつもりで携帯を与えるが、子供は「小さなパソコン」として認識している。当然、子供が悪徳サイトなどにひっかかり頭を抱える親も少なくない。
「読み書きパソコン」とまで言われるように、自分の部屋で簡単にインターネットができる環境が整っている子供もめずらしくない。
親の知らないところで小中学生が、アダルトサイトや残虐なサイトを見ていても、親が何も知らないケースも多いらしい。
特に、親にパソコンやインターネットの知識がなく、ゲーム機の感覚で買い与えるケースが問題だという。
親も責任を持ってしっかり知識を身につけ、「家族の管理者」になるべきだと専門家は語っている。

今日は夜なべで携帯の取説と格闘だ。

パソ帰る。

2006-02-23 15:47:19 | 出来事
本日無事ThinkPad(ノートパソコン)が手元へ帰る。
どうやらシステムボードがイカれていたらしい。早速サブのノート(DELL)と入れ替えたのだが、キーボードの配置が微妙に違うので、なんか違和感がある。今まであんなに使いづらかったDELLのキーボードに指が慣れ親しんでいるのだ。画面もDELLの方が明るくて見やすいぞ。こんなに暗かったっけと驚く始末。ただこのDELL、重いので持ち運びにはむいていないのが難点だ。

しかし本当に「慣れ」とは恐ろしい。

「おとなしい」ということ

2006-02-22 15:58:02 | 言の葉
今日車を運転中にふと思った。
「おとなしい」とはどういうことを言うのか。goo辞書で調べてみると、

おとな(大人)の形容詞化
(1)性格が穏やかで素直だ。落ち着いて静かだ。
(2)派手でなく落ち着いていて好ましい。
(3)大人である。年長である。
(4)いかにも年長者らしい。
(5)大人っぽい。大人びている。

とある。つまりは「大人」ということらしい。でも「おとなしく」ない大人は沢山いる。

私が運転中に思ったのは、「音無しい」。つまりサイレント。ここに語源があるのではないか?「大人」の語源は「音無」。
言葉ではなく背中で教えるのが「大人」(音無)
どうだろう。

鏡は先に笑わない

2006-02-21 14:37:16 | 言の葉
昨日妻が「中日新聞に面白そうな本が載っている」というので見てみると、愛知教育大教授、中野靖彦氏の本が紹介されていた。欲しいものがすぐ手に入る現代の消費社会が、親子を含めた人間関係を徐々に変えつつあると警笛を鳴らしている。またこの社会を作り出した大人が、子どもとの関係に悩みをかかえているという。

子供に夢を託す親は多いが、「親が育てたいようには子どもは育たないが、親のように子どもは育つ」と指摘。大人自らが変わらないといけない。と結ぶ。

「鏡は先に笑わない」
見事なタイトルだ。ぜひ読んでみたい。

満心

2006-02-20 14:27:32 | 言の葉
僕らより一世代上の方は、「とにかく子供の頃は食べるものがなくて、毎日腹ペコだったよ」と言う話をよく言われる。特に戦争を経験している人達は誰しもそう話す。

今のこの国はどうだろう、ありがたいことに、ほとんどの子供たちはまず食べられないことはない。好き嫌いを言わなければ、お腹はすぐに一杯にすることが可能だ。
お腹を空かしてさまよっている子供はまず見かけない。子供だけではなく私たち大人にも言えることだ。

モノがあふれ、豊かになったと言われる現代。では心はどうだろう。心は満たされているのだろうか?いろいろな家庭があり、環境もそれぞれ違うので一概には言えないが、心に必要な栄養は行き届いているんだろうか?

満腹でも心は空いていないか?
お腹は一杯でも心を空かして泣いている人はたくさんいるのではないか。

「満腹」よりも「満心」(慢心ではない)といきたいものだ。


社会に潜む法則

2006-02-19 13:55:42 | Weblog
今日の中日新聞三重版に三重大学生の調査発表会の記事が載っていた。
社会に潜む様々な「法則」をめぐる調査の結果発表会、「法則フェスタ」がそれだ。「長く付き合うと、カップルは似てくる」とか「客が多い店はそれが相乗効果となってさらに客が増える」など約40テーマの法則を発表した。参加者の投票で選ぶ最優秀の「大賞」には、
夫が長期不在になる遠洋漁業主流の時代から、養殖が盛んになり夫が家に長くいられるようになった漁業形態の変化が、女性の結婚にどのような影響を与えたかを法則にしてまとめた女性が選ばれた。そのモデルとなった漁業地域はウチの近隣の「尾鷲」だ。本人は何度も尾鷲に足を運んで地元の人からも話を聞いたらしい。

ぜひともレポートを見てみたい。なんとかならないだろうか。