言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

遠花火

2008-07-28 19:43:01 | Weblog
花火の季節となった。

「遠花火、消ゆるあたりは母の里」

誰が詠んだ句かは知らないが、数年前確かそんな句が新聞に載っていた。
憶えているのは、気に入ったからに他ならない。

当地域でも毎週のように近隣の市町村で花火大会が開催される。
各花火大会が消化される度に、夏が加速を上げて走っていくように思えてならない。
で、私はというと花火が苦手である。
あの人ごみや音がどうも落ち着かないのだ。こどもの頃、母に連れられて大泣きしたという話も聞き飽きた。

どこか遠いところから、2階の窓に腰掛けてゆっくり観られる花火はないだろうか。
蚊取り線香、西瓜、団扇、浴衣と、風情にもたれて夏を眺めてみたいものだ。

「遠花火、消え入る頃に音が鳴り」