今日の中日新聞に、認知症の妻(74歳)を殺害して殺人罪に問われていた夫(68歳)が、執行猶予付きの有罪判決を受け、出所した4日後に自宅で自殺していたというニュースが載っていた。
逮捕されて半年後、再びもどったその場所は、夫にとって長年連れ添った妻との思い出の場所であり、その妻を殺めた悲しい場所でもあった。
夫婦に子供はなく、一人で介護を続けてきた妻が回復しないことに絶望し、無理心中を図ろうと決意、自分も死のうとしたができず、自ら警察に通報して逮捕されたという。
電灯もつかない暗い部屋には飲み干した酎ハイの缶と、殺害した妻の兄弟にあてた遺書が残されていたという。メモ用紙にたった一言「ごめんなさい」と書かれていた。
弁護士は、「無理心中を図ろうとした瞬間に時計が戻ってしまったのではないか。
彼の中では逮捕後からずっと時計は止まっていたのかもしれない」とコメントしている。
介護の大変さは当事者でないと理解できないだろう。またその家庭の事情や環境が複雑に絡んでいるケースもあるだろう。でも、無理心中を考える前に何とかできなかったのだろうか。誰にも相談できなかったのだろうか、相談して、解決策がなかったからこそ思いつめたのだろうか。
ヘルパーの登録数増加は、こういうお年寄りが助かることに繋がっていないのだろうか。
1月の終わりの悲しいニュースだった。
逮捕されて半年後、再びもどったその場所は、夫にとって長年連れ添った妻との思い出の場所であり、その妻を殺めた悲しい場所でもあった。
夫婦に子供はなく、一人で介護を続けてきた妻が回復しないことに絶望し、無理心中を図ろうと決意、自分も死のうとしたができず、自ら警察に通報して逮捕されたという。
電灯もつかない暗い部屋には飲み干した酎ハイの缶と、殺害した妻の兄弟にあてた遺書が残されていたという。メモ用紙にたった一言「ごめんなさい」と書かれていた。
弁護士は、「無理心中を図ろうとした瞬間に時計が戻ってしまったのではないか。
彼の中では逮捕後からずっと時計は止まっていたのかもしれない」とコメントしている。
介護の大変さは当事者でないと理解できないだろう。またその家庭の事情や環境が複雑に絡んでいるケースもあるだろう。でも、無理心中を考える前に何とかできなかったのだろうか。誰にも相談できなかったのだろうか、相談して、解決策がなかったからこそ思いつめたのだろうか。
ヘルパーの登録数増加は、こういうお年寄りが助かることに繋がっていないのだろうか。
1月の終わりの悲しいニュースだった。