言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

お笑いを語ってみる。

2008-07-08 20:47:25 | Weblog
こどもの頃からお笑いが大好きで、一時は漫才師にあこがれた少年時代(笑)。

名人やすし・きよしの漫才を見て、大笑いすると同時に、二人の掛け合いでお客さんやテレビの前の人たちを爆笑させる職業は純粋にすごいと思ったものだ。
漠然とだが、人を幸せにする職業のような気がしていたのかもしれない。

それには父親の影響もあった。大変気難しくて怒りっぽい父親だったが、漫才とか新喜劇などは好きでよく観ていた。
大阪に親戚があったので、遊びに行ったりした時は必ずと言っていいほど「なんば花月」へ立ち寄った。吉本の芸人さんはほとんど生で観ている。だからお笑いには目が肥えていた方だと自認している。(当然誰も認めてはくれないが)

高校を卒業した頃、漫才ブームが到来した。
その時も、「何で今更」と思いながらも、テレビにかじりついていた。

「結局ネタで笑わせてるのは、阪神・巨人やなあ」
「サブロー・シローは出てくるでえ」

と、これまた漫才好きだった友人と解説していたものだ。

「ザ・ぼんち」や「のりお・よしお」も面白かったが、どうも古くからの漫才好き(笑)としては、何と言うか彼らの漫才に存在する「勢い」に違和感があった。
でもその「勢い」がブームを支えたのは言うまでもない。

話の組み立てと話術、そして天性のアドリブが「お笑い」の原子だと思っている。
だから動きや容姿で笑わすのは邪道と定義する。一発ギャグもごめんなさいだ。
何も使わず声だけで笑わせるのが名人。

私の中での名人は、

島田紳助と松本人志。

このふたり。

「名人の笑いの奥に稽古量」

※全て私の私見であり、明確な根拠はありません。異論はあろうかと思いますがご容赦を。