薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

個展のお知らせ

2007-12-30 01:47:14 | 個展
薔薇貫入 本間友幸


日時 1/23水曜日~27日曜日

場所 東京・広尾 ギャラリー旬

港区南麻布4‐2‐49
サンパレスビル1階

時間 12~19時

休廊日 月・火

TEL 0334447665

ギャラリー旬さんは、あの八ヶ岳にあの有名なギャラリー夢宇さんの企画専門ギャラリーとして誕生した陶芸専門店です。
夢宇さんを知らない人はいないと言ってもよいかも知れません。

写真は個展案内状とギャラリー年間カレンダーです。
とても立派な案内状で、ギャラリー側の気合いを感じずにはいられません。

個展初日、午後5時よりオープニングパーティーがあります。
無料ですのでお気軽にお越しください。

汝窯(じょよう)

2007-12-20 01:34:48 | 青瓷
青磁といっても様々あります。
色だけでも、水色・緑・黄色…が有名ですが更にグルーや薄茶色・白…などがあります。
胎土も磁土と陶土があります。

少し前ですがNHK「美の壷」で青磁特集がありました。
青磁作品の価値の解説をはじめ、いかに作ることが難しいか一般の方にもわかって頂けたかと思います。

青磁は至極の技であり、陶磁器の頂点にたつ焼き物の一つです。

その青磁で最も至極の技は汝窯(汝官窯)の青磁。
北宋時代に20年間だけ焼かれた青磁です。
世界に70点もない青磁だそうです。

汝窯の青磁を全て見る事は100年かけても見れないとされています。
美術館では理由はわかりませんが、めったにお披露目されません。
個人コレクター所有作品も見れません。

自慢ですが、本間は12年間で半分以上作品を見た事があります。
恐らく100年間で見れる作品は全て見ています。
残すは個人コレクター所蔵作品だと思います。

全て見てみたいので、あと200歳生きようと思ってます。


テーブルウェア大賞

2007-12-16 01:27:24 | 薔薇貫入釉
東京ドームで毎年2月に行われている「テーブルウェアフェスティバル」の企画
「テーブルウェア大賞」
の入選通知が届きました!

あえて入選作品の画像はつけません。
2月に東京ドームにて作品を見て下さい。

来年は長野市から私の薔薇貫入作品以外に、二人ほど入選した方がいます。

ちなみにこの公募展は入選が厳しいんですよ。

釉たまり

2007-12-15 10:25:04 | 青瓷
続き

青磁釉のアップ写真です。
貫入が入っています。

貫入作家の青磁ですから、貫入青磁にしてみました。

先日行われた青山での二人展でデビューした青磁です。

貫入

2007-12-14 01:14:52 | 青瓷
写真は青磁釉
それぞれ粘土が違う作品です。

画面ではわかりにくいかと思いますが、水色の青磁釉がたまった所に、ヒビ(貫入)が入っています。
作品によって貫入が違うのは、粘土の収縮の違いによるものです。

貫入とは釉薬と粘土の収縮率の違いにより、窯が冷める段階でおきる釉薬のヒビの事です。
貫入はすべての陶磁器に入っていますが、通常は見えないだけです。

陶芸は材料に大変左右される工芸品です。

一水会陶芸部展

2007-12-09 01:21:36 | 薔薇貫入釉
第69回 一水会展 陶芸部公募展

…入選しました!


平成19年12月12日水曜日~17日月曜日

西武池袋本店
6階 西武アート・フォーラム

薔薇貫入は久々に入選です。
今回は淡いグレーとやや濃いめのグルーのツートン両面薔薇貫入釉の皿(正確には鉢)です。

一水会陶芸部展は人間国宝の先生方を筆頭に、色絵作品を中心にした展覧会です。
日本トップクラスの最新陶磁器作品をみる事ができる公募展です。

という訳で本日まで青山で二人展をし、水曜日は池袋です。

両展示会とも、よろしくお願いします。




ギャラリーけやき

2007-12-03 02:03:01 | 個展
明日より青山にある「ギャラリーけやき」さんで東京初の本格的な作品展を開催します。

ギャラリーけやきさんは今年オープンした貸しギャラリーです。
県外の完全な貸しギャラリーでの作品展は初めてです。

けやきさんはガラスショップも経営しており、そのお店はギャラリーの隣りにあります。

ギャラリーはガラスショップ経営者らしく大変明るい照明、某デパートと同様展示台、一等地ながら良心的な価格等素晴らしいギャラリーです。

この二人展は柏崎にあるギャラリー風の座さんのプロデュースによるものです。

一緒に作品を展示して頂く版画家野村たかあき先生は、鬼の版画・彫刻で有名な作家さんです。
誰しも一度は絵本等でみたことのある版画でしょう。
笑った鬼の版画=野村たかあき先生の作品と言って良いと思います。

今回は野村先生の新作・抽象版画と、本間作の薔薇貫入釉及び青磁の陶器を展示即売致します。

本間は残念ながら東京にお客様が殆どいませんが、野村先生の胸をお借りし、まずは東京の方に作品を見て頂き日常の器であるカップや茶碗を使って頂ければと思っています。

東京進出第一歩を与えてくださった、けやきさん・風の座さん、野村先生、この場をお借りして感謝申しあげます。
そして全国で本間を応援してくださっている方々、ついに東京デビューできました。
ありがとうございます。

近年は過密なスケジュールでしたが、あえて苦しさ厳しさの中に身をおき、工芸作家の特性なのでしょうか?爆発的な集中力により己の壁を越えるべく日々制作してきました。

本間作品のメインは酒器とカップと青磁のご飯茶碗。

個展だけでも29回開催していますが、ご飯茶碗を発表するのは初めてです。

柏崎での地震の際に、風の座さんよりご飯茶碗を寄付及び特別価格にて提供して頂きたいとのお手紙を頂いたのですが、ご飯茶碗を制作しておらず納品出来ませんでした。

柏崎の方によると、「カップは親戚等から未使用の物を頂けるが、ご飯茶碗はなかなか手に入らない。日常のものなので自分の気にいった作品でご飯が食べたい」
という声が風の座さんに届いたそうです。
この反省からご飯茶碗の制作を始めました。

酒器は片口とぐいのみです。
魚が旬です。魚にはやっぱ日本酒でしょう。

ガラスに似た薔薇貫入釉と青磁。
是非お越し下さい。
そしてゆっくりと、けやきさんの空間を楽しんで下さい。

写真は薔薇貫入釉銀彩片口。
遊びの器です。
角をつけて足つけて…しっぽつけて…
鬼と言うよりサイですかね…





ギャラリーやさしい予感

2007-12-02 00:29:32 | 個展
続き

本日2日日曜日、20時まで目黒にあるギャラリーやさしい予感さんでグループ展が開催されています。
薔薇貫入釉の作品も販売をお願いしてあります。
ここでは色匂ふさんのネットギャラリーの作品を紹介します。


粉引酒器揃え
徳利一つとぐいのみ二つがセットになった酒器です。
粉引は通常白色ですが、この作品は炎の力により赤系に変化しています。
自分で言うのもなんですがかなりの力作です。


薔薇貫入釉盃「燃ゆる薔薇」
本年春にデビューした新型薔薇貫入釉。
陶器としては大変珍しい色合いです。

ネットギャラリーに掲載されている写真は、何度も何度も撮影を取り直して頂いたそうです。
ネットの写真…満足です。
通常、ピンク色と薔薇の模様…撮影は難しいでしょう。

展示会では他にも、一年限定薔薇貫入釉釉薬の作品などもごさいますので、是非ギャラリーやさしい予感さんまでお越し下さい。



年末年始展

2007-12-01 00:44:26 | 薔薇貫入釉
昨日より目黒にてウェブギャラリー「色匂ふ」の展覧会がはじまりました。
わずか三日間の展示ですが、ウェブギャラリーの作品が実際に手にとる事ができる貴重な展示会です。

本日は先日更新された本間作品を解説します。

薔薇貫入釉三角カップ
第二回個展より作り続けている一番人気のカップ。
作るのは大変難しく、大量の失敗作がでる作家泣かせのカップです。

薔薇貫入釉ぐいのみ
器の適度な重さが男心をくすぐる器です。
料理をされる方は豆皿の感覚で使われますね。
こちらは東京ドーム・ナゴヤドームで一番人気の器です。

薔薇貫入釉片口
一合サイズの片口です。
可愛いサイズ&形ですので、ドレッシング・溶き卵・つゆ入れなどに使われます。

つづく