薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

胴木間作品

2006-11-27 00:04:14 | 穴窯
写真は胴木間に置いた壷。

形も常滑風をアレンジしました。

窯を開けた時、この壷はぶっとんでいて、他の壷とくっついていました。

窯変が出まくり、どこを見ても面白い壷です。

仲間に形が本間の作風らしいと言われたんですが、本間っぽいですか???


伊賀に耳あり。(伊賀じゃないけど)

2006-11-26 01:47:32 | 穴窯
自然釉耳付花入

今回は粘土に若干の鉄分を含ませているので、ビードロの色が多少違います。

写真の作品が良くわかりますが、ビードロに黒色が入っています。

毎回穴窯は焼き方を極端に変えているので、作品を見ればいつの窯かすぐ解ります。

今回のメインは灰ではなく火色なんですけどね。

この写真の裏側は、全面に灰がかかっています。


ヒビだらけの蹲る壷

2006-11-25 00:33:10 | 穴窯
写真は蹲(うずくま)る壷

蹲るとは信楽焼にみられる壷の形で、
人が蹲る姿に似ているところから、この呼び名がついたようです。

写真の蹲る壷は、高温焼成の為、灰が流れています。
しかし何故かビードロの色が水色。
これは細工してあります。
灰は自然釉のみですが。

なかなか綺麗でしょ!(自我自賛)

表面のヒビ割れは、ロクロ整形の時に、外側表面のみヒビ割れをつけてます。

魔法のランプ

2006-11-24 00:42:00 | 穴窯
写真は今回の砧。

というよりは、耳付つる首かな。

サシの場所に砧を置いたので、焦げがついています。

赤土ですが、こちらも緑のビードロ。

いろんな表情がある砧です。

こすると魔法使いがでてきます。

三筋壷

2006-11-23 00:39:32 | 穴窯
いきなりですが、
今回の穴窯一番お気に入り作品です。

自然釉三筋壷

土は常滑の山からとってきた原土。
わけてもらいました。

焼き方も常滑。

形も常滑焼伝統の三筋壷。

三筋壷とは、
胴体に三本の横筋が入っている壷です。

筋は宗教的な意味合いがあると言われています。

三筋壷は常滑焼にしかないと、ずっと言われてきましたが、
最近の研究では、常滑焼以外にもあると発表されています。

作品は
深緑のビードロ
黄色いマットな灰の色。
鉄分が酸化されていない淡い火色。

たまらんです~

窯だし正面

2006-11-22 00:38:29 | 穴窯
いよいよ窯だし。
胴木間に大量に並んだ作品は、かなり動いていましたが、窯変作品が大量に取れました。

写真はのちほど。

今日の写真は胴木間作品をどけたところ。

全ての作品に灰がたっぷりのってます。

奥まで灰が飛んでいて、非常に良い窯だしでした。


穴窯窯だし

2006-11-21 00:00:12 | 穴窯
先日12日日曜日に穴窯の窯だしをしてきました。

日曜日朝から、長野市の山は雪が降りだし、昼にはご覧のようなありさま。
15センチ以上積もりました。

まさかこんなに降るとは、戸隠の方も思ってなかったそうです。

真冬の窯だしでした。
すげー大変な窯だしでしたよ。

屋根をたたんだのですが、屋根に雪が積もっていたので、重かったな。

新色

2006-11-20 23:53:50 | classic
初個展より約一年。
バドさんでの第二回作陶展では、薔薇貫入釉に新色が生まれました。

案内状の写真を良くみると薔薇貫入釉が淡い紫色になってます。

紫薔薇貫入釉がこれより一年間、限定発売されました。

更にこの時から、
器の内側にのみ薔薇貫入釉をかけ、
外側は焼き締め。
のスタイルが続いています。

コーヒーカップ&マグカップ

2006-11-19 00:35:23 | classic
更に続き

初個展では 発表していない作品がありました。
それは薔薇貫入釉のコーヒーカップとマグカップ。

コーヒーカップとマグカップ。これは陶器では売れ筋作品なんですが、あえて作っていませんでした。

理由はカップに取っ手をつける事により、作品が美しくなるとは思えなかったからです。

なくてもいいものは、付けたくないって考えからです。

しかし、ついに第二回個展で発表されたのでした。
曲線をちょっと強調したラインのコーヒーカップを作りました。

ソーサーにも薔薇貫入釉がかかっていました。
カップ&ソーサーのセット売りです。

実はソーサーの方が価格高いという、必殺のコーヒーカップでした。

写真は今回のJamる展で復活した

薔薇貫入釉マグカップ
軽量化されています。
ソーサーはありません。

なお、本間家に在庫はございません~。


バド

2006-11-18 09:55:53 | classic
昨日の続き

バドは元々味噌蔵で、そこをギャラリーに改造し、その後喫茶店になったようです。

店内の機材はそりゃ~高額な機材が揃っているようです。

喫茶店のこけら落としで、長野県の陶芸作家さんの個展をされていて、それを見に行ったのがバドさんとの出会いでした。

その後仕事の打ち合わせをバドさんで行なったりし、個展をお願いしたんです。

なぜ小布施か?

初個展とは、お祝いを兼ねているので大抵沢山売れます。

二回目がホントの初個展。実力が試されます。
なので、あえて長野から遠い小布施のギャラリーを選びました。