薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

美術館用作品

2017-06-27 12:42:01 | 陶歴
以前のブログに緊急展示会用または百貨店展示会用作品を常に用意していると書いた事があります。
今は作品は用意してません。
その代わりに美術館用非売品作品を用意しています。
当時は美術館で展示会ができるとは思っていませんでした。
黒壁美術館・中野市銅石版画ミュージアム ・北澤美術館・長野県県民文化会館(長野市及び伊那市)浅間縄文ミュージアムにて企画展を開催して頂きました。
嬉しい限りです。

作品は当初お客様からお借りしていたのですが、長い時間が過ぎると時間と災害の為難しいです。
今は近作を中心に自宅で保存しています。
ただ一カ所に作品を保管する事は危険だと思ってます。
一昨日も地震がありましたし。

保存作品は非売品です。
焼きの良い作品ばかりですのでお客様は販売して欲しいかもしれませんね。
展示会の内容により時々ですが作品を販売する事がありますので、そのチャンスをお待ち下さい。

陶芸が好きで始めた事ですので、売る為に作陶はしていません。
一番良いモノは俺のモノ!

秋の展示会には非売品作品も販売しますのでお楽しみに。

新釉薬

2017-06-25 19:15:21 | 陶歴
秋の展示会にむけ釉薬を作りました。

まずは基礎釉。
基礎釉に様々な金属を混ぜる事により色が決まります。
基礎釉によって金属の発色が変わりますので重要な釉薬です。
ポットミルという機械で水と材料を混ぜます。6時間ぐらいかな。
これを数回繰り返すと大量に釉薬が完成。
最終調整はテストピースを焼成して決めます。
楽しみです!

今回、基礎釉に〜今使ってる釉薬混ぜちゃいました!!!
なので再現不可。
更に昨年から今年の新型釉薬作品も制作不可ですー

作品も今年は在庫があまりないので、作品購入の問い合わせを頂くとヤバい。
一昨年?その前かな?よりヤバいですー。
でも作品の出会いは展示会での一期一会。
在庫なくても関係ないね〜(多分)

新型釉薬お楽しみに!
まずは8月の女神湖です。

豆皿

2017-06-23 11:49:03 | 陶歴
ずーと作り続けてます豆皿の新作が焼き上がりました。
今回は通常のグレー豆皿とペアになればいいなと思い制作しました。
近日中に須坂市のギャラリーぶらり館さんに納品します。
色は実際にご覧下さい!
こちらの作品、20年以上作ってますが未だ値上げしてません!
エラいな〜俺。(←今読んでる城の本に出てくるコメント〜)

上高地

2017-06-22 01:10:36 | 陶歴
上高地には帝国ホテルがあります。
今、地元のテレビ局で特番を放送中です。
帝国ホテルさんにはギフトショップがあり、初個展より前かな〜?作品を置かせて頂きました。
10年以上はお世話になりました。
現在は展示はしておりませんが、立派なホテルに作品を置かせて頂いたなと改めて感謝です。
業者がいくつか入っていたので、直接ホテルには伺ってないのですが、今思えば宿泊したかったな〜。
でも20歳すぎで帝国ホテルに泊まってはマズいよね〜。

窯だし

2017-06-19 15:28:31 | 陶歴
バラカン窯だししましたー
ほぼ全滅!
急ぎの作品もあるので急遽朝から薬かけでした。
明日窯焚きします。

ないもの

2017-06-17 16:43:08 | 陶歴
25年作業してますが、工房直売作品というものがないのです。
通常、本店のみ・直売のみなどと言われる商品が世の中にはありますが、我が事務室にはないのです。
これは工房開きを一切やっていないので当然なのですが、そろそろ欲しいなと検討中です。
工房開きはしませんがギャラリーは欲しいな〜なんて思います。作業場以外でね。
原則販売は業者様にお任せスタイルですが、近年のお客様は作り手から直接購入したいという志向が高まってますね。
自分としては材料難の薔薇貫入釉を直接販売のみにしたいのですが、これはムリ。
美術商さんやギャラリーさんなど薔薇貫入釉を求めますので。
釉薬のみで選ぶのは難しいかな。
秋までには結論を出したいと思います。
そして満25年の展示会(伊那市)にて発表してもよいかな。

薔薇貫入釉新作

2017-06-16 03:49:04 | 陶歴
冬にブログで報告しました薔薇貫入釉の釉薬を使い新作を制作中です。
この限定釉薬は淡い水色の薔薇貫入釉なのです〜爽やかな色です。
釉薬ですが沢山あった訳ではないんですが、もうじき終了。
悲しい。
これは厚がけが必要なのが原因なのですが、無駄になる釉薬も多いんです。

新作は秋に発表予定です。

参考資料

2017-06-13 21:58:20 | 陶歴
高校の頃から集めてきた陶器ですが、このコレクションを見て触ると、微妙な口作りや角度など何度見ても勉強になります。
当時はお手頃価格でしたが、今はかなり高額なものもあり驚いてます。
まだまだ欲しい作品は沢山あったのですが、10代の経済力では限界があり…今では亡くなられた先生も沢山おられます。
しかし本人は亡くなっても作品は世に残り、嬉しい反面同業者として怖さもあります。
常に納得した作品のみを発表しなければならないでしょう。
当時、購入出来なかった作品を美術界に流通している間に集める事にしました。
やはり一流の作品は勉強になります。
触る事や使う事など、画廊や美術館では出来ないですからね。
良い作品を作るには一流の作品に触れる。これは陶芸に限った事ではないですね。
作品購入、色んな意味で頑張ってます。
そして少し自分の作風変わるかな?
一流の作品は何かが違うんです。
技術に加え気持ちかな。
いわゆる精神性なんでしょうが、これは難しい課題です。

亜鉛結晶

2017-06-12 23:59:15 | 陶歴
年内の展示会にむけて販売用作品を引き続き整理中です。

最後に亜鉛結晶の作品を整理しました。
この作品は特別な展示会でのみ発表しているのですが、特別な展示会は滅多にないので、なかなか御披露目出来ません。
しかしお客様からは時々お問い合わせを頂きますので、作品も少しずつ減っている状況です。
先日も亜鉛結晶作品を焼き上げましたが、作品がだいぶ減ってしまいました。

しばらくは亜鉛結晶の作品を展示会で発表する予定はございませんので、亜鉛結晶作品をご希望の方はご連絡ください。

亜鉛結晶

2017-06-09 23:58:01 | 陶歴
久々の亜鉛結晶窯だしです。
小品ばかりの窯ですが、釉薬が流れてしまった作品はなし!
全て結晶が出ました。
今回の特徴は器の内側と外側の結晶サイズが同じ事です。
温度の上昇曲線を変えた結果なのですが不思議ですね〜。
非常に綺麗な結晶が出た作品もあります。
一安心です。