薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

タイトル

2016-11-30 00:05:39 | 陶歴
新春から開催していただく穴窯個展ですがタイトルが決まりました。
本間友幸の自然釉 光炎の焼き締め陶
です。

ぜひお越し下さい!

土鍋

2016-11-24 01:48:20 | 陶歴
土鍋焼成中です。

1点は急ぎの注文品です。
大変でしたが、ようやく納品できそうです。
既に1つは焼きあがってますので安心してます。

釉薬は初めての試みで釉薬で墨流しをしました。
なかなか面白い焼きでした。
大変残念ながら、この技法は釉薬1つに作品1つしかできません。
釉薬1つを使い切るには…数年かかるかな。
大変貴重な作品ですので、個展初日にお越し下さい。(その前に売れたらゴメンナサイ)

釉薬の墨流し…俺らしい土鍋だなと気にいってます。

クリスマスアート ギフト展

2016-11-22 23:24:46 | 個展
グループ展のおしらせ

会期 2016年12月9日(金)〜23日(金)
会場 元麻布ギャラリー佐久平
住所 長野県佐久市佐久平駅北1-1
時間 午前11:00〜午後7:00
14日(水)15(木)は休み

過日お知らせした亜鉛結晶の鏡餅・コルク栓・カップを展示即売致します。

富士山カップ

2016-11-19 23:16:40 | 陶歴
トルコ青作品が焼き上がりました。
不足していた富士山カップ(富士山にみえるんだって)も、ようやく補充できます。
亜鉛結晶「雪の華」とトルコ青の作品は、いつでも大個展できます!

耐火粘土用釉薬

2016-11-17 17:55:17 | 陶歴
本日窯出し。
ペタライト入り粘土(耐火粘土)の透明釉が完成しました。
これを基礎釉にし、色釉を4つ作りました。
これからテスト焼成です。

ペタライトを入れた粘土は俺が産まれた頃に開発された技術です。
よって粘土や釉薬の調合は、あまり知られていません。
釉薬は単純に長石をペタライトに置き換えるだけのようです。
ただし低温で釉薬を溶かすための調合が必要になります。

何故ないのか?わかった

2016-11-16 23:27:03 | 陶歴
陶窯薔炎彩は「生活工芸品」として制作しています。
お陰様でもうじき10年。極めて順調です。
薔炎彩は工芸品であり美術品ではありません。使いやすい陶磁器を目指していますので、磁器土も導入しています。
立ち上げ当初は使いやすさも求めていましたが、陶器本来の味(素材の魅力)を日常生活に取り入れたくプロデュースしてました。
例えば唐津。
はたき土の茶道具はあっても食器はみかけません。水簸土は土味が半減します。
そこで、はたき土で食器を作り素材の魅力を出してみました。
極めて好評な器でしたが、一般の方には扱いが難しいようです。
よって最近は扱いやすい器を目指しています。

作品としては工房作品であり、本間友幸の作品ではありません。
生活の道具ですので、本来は窯印も必要ないでしょう。
この辺りは民芸と同じ考えです。

そして陶芸本来の分業制による作陶を前提にしています。

もうじき10周年。
記念に何かしたいですね。

白釉

2016-11-15 09:46:28 | 陶歴
今更ですが白い器を作ろうと思ってます。
今までの粉引や白磁の透明釉や、藁灰を使った乳濁釉以外でと思考中です。
透明釉は光沢がでる、藁灰系の珪酸分による乳濁は焼成温度で雰囲気が変わるのが特徴。
今回は人工物による乳濁またはマットな釉薬を開発中です。
ジルコン・チタン・バリウム・亜鉛・タルク…全て実験中です。
特徴は発色が安定している事。
亜鉛マットは醤油などを使っても汚れに極めて強かったですね。カレー皿にオススメ。
1つ理想的な白釉ができたのですが、醤油に弱かったです。
日常使いには問題はないのですが…。
白釉は薔炎彩として発表しますので、汚れに強い釉薬を目指します。

来年の予定

2016-11-14 01:28:35 | 陶歴
2017年1月の展示会予定3つをホームページに掲載しました。
ご覧下さい。

きっとビックリします。

なお12月に佐久市にてグループ展に参加します。
後日、ホームページ・ブログ・Facebookにアップします。

バラカン粘土

2016-11-13 10:51:00 | 陶歴
貫入は粘土と釉薬の収縮の差でできる技法です。
材料に左右される技法なのですが、特に薔薇貫入は材料が命です。
薔薇貫入の入る粘土を探し続けて20年以上、大切に保管してきましたが、こちらも使う事にしました。
念の為、貫入実験をしてみましたが、やはり薔薇貫入には使えないです。
粘土が凍るまでに、あと数週間しかありませんが作陶してみます。
苦労した材料だけに残念です。

粉引最終

2016-11-12 21:25:32 | 陶歴
今年最後の粉引を焼きました。
今回の作品は焼き直し。
釉薬が不安定な為、溶け不足などの作品を再焼成しました。
通常、焼き直すと窯変は薄くなってしまうので心配してましたが結果は大成功。
更に赤味が強くなりました。
透明釉でここまで違うとは…陶芸は面白いですね。
この作品は来年1月の須坂個展に発表します。