陶窯薔炎彩は「生活工芸品」として制作しています。
お陰様でもうじき10年。極めて順調です。
薔炎彩は工芸品であり美術品ではありません。使いやすい陶磁器を目指していますので、磁器土も導入しています。
立ち上げ当初は使いやすさも求めていましたが、陶器本来の味(素材の魅力)を日常生活に取り入れたくプロデュースしてました。
例えば唐津。
はたき土の茶道具はあっても食器はみかけません。水簸土は土味が半減します。
そこで、はたき土で食器を作り素材の魅力を出してみました。
極めて好評な器でしたが、一般の方には扱いが難しいようです。
よって最近は扱いやすい器を目指しています。
作品としては工房作品であり、本間友幸の作品ではありません。
生活の道具ですので、本来は窯印も必要ないでしょう。
この辺りは民芸と同じ考えです。
そして陶芸本来の分業制による作陶を前提にしています。
もうじき10周年。
記念に何かしたいですね。