薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

負担

2009-05-31 22:54:54 | 穴窯
3日目の午前。

突起をつけて更にヒモを積みます。

甕で最も重さの負担がかかる場所はこの突起の部分。
器の厚みも計算し、高温焼成に耐えられるように制作しました。

一水会長野会場

2009-05-30 10:03:45 | 個展
長野市にて一水会陶芸部公募展がはじまりました。
五年ぶりとなります。

昨年12月に池袋西武にて開催された第70回記念展が全国巡回され、長野東急に展示されています。
長野会場のみ入選作品と同時に、会員作品も展示されています。
五階の催事場全ホールを使い大々的な展示会です。
入選作品も含め全て販売しています。
既に搬入日夕方より行われたレセプションで、かなり売れています。
一水会長野東急展示会は不況の影響は全くありません。

展示会は長野で開催されているとは思えない素晴らしい内容です。

一水会会員にはいわゆる人間国宝の先生が五人運営委員として参加されていますので、色絵作品を中心に現代陶芸界をみる事ができる貴重な会です。

6月3日まで開催となります。

肩ではありません

2009-05-28 00:10:27 | 穴窯
二日目午後。
本日二回目のヒモ。

ラインを内側に入れ初めました。
まだまだ肩ではありません。
不思議でしょ?

続く

大甕を作ろう

2009-05-27 03:57:04 | 穴窯
昨年に引き続き大作を作ります。

前回は1mの大壷を作り穴窯で焼きました。
今回は灯油窯で焼きます。よってサイズは窯に入るギリギリサイズまであげてみます。

画像はまず初日。
ロクロで土台を作り、少し乾いてからヒモを積み初めてところです。

大変な荷重がかかる場所ですので、厚~く作っています。
ついつい薄く作ってしまう箇所ですので薄くしない我慢が必要です。

続く

横文にて個展終了

2009-05-17 21:21:27 | 個展
お陰様で陶窯薔炎彩の初個展を長野市善光寺表参道である横文さんにて無事に終了する事ができました。

そもそもこの個展は、善光寺のご開帳に合わせる事が前提でした。

昨年デビューした陶窯薔炎彩の生活工芸品の陶器のみを、一般の方々に見て頂く企画。
そして作陶15周年記念展のお客様を対象に、薔薇貫入釉の小品を発表する企画。

この三本柱を横文さんにて行いました。

当初会場は善光寺のすぐ近くを考えていましたが、既にギャラリーが空いていなかったり、企画と合わないギャラリーだったり…。

そこでお客様の紹介等のご縁で善光寺から少し離れた横文さんでの個展となりました。

表参道を歩くお客様に見て頂きたかった事、日常お客様が少ない表参道にお客様を微力ながら呼びたいとの思いもありました。

横文さんのご主人も表参道活性化の責任者であり、思いは同じです。

結論からいいますと、この個展をもちまして一区切りがつくHCA企画事務室としましては重要な個展であり、横文さんはそれに最も答えて頂けた会場でした。

陶器専門店としましては長野市で現存する最も古いお店です。
江戸時代から陶器のお店を構え、明治には日常陶器専門店となり、市内には暖簾分けされたお店が沢山あります。

二年前から当代となりお店もリニューアル。
中庭には中央通り唯一の井戸があり、街中とは思えない空間を演出されています。
器も職人さん作の日常品から人間国宝作品まであります。
故人の人間国宝作品などはなかなか触れませんので、皆さん喜ばれていました。

陶器…日常の生活から切り離せなかった時代があり、長野市の陶器の歴史・生活のお話しを聞く事ができ、陶芸家として陶器の原点をみる事ができました。
日常陶器専門店では初個展でしたが勉強になりました。

またご主人は非常に肩書きの多い方で、その広い知識と経験、人脈も勉強になりました。

是非経験を重ねた若手陶芸家には横文さんを紹介したいですね。
経験のない方はご主人の言葉は解らないでしょう。

ご開帳は海外のお客様もみえます。
横文さんは英語で薔薇貫作品を説明して頂ける事は大変ありがたいです。

最終日は善光寺に行きお礼をしてきました。

お越しくださった方々ありがとうございました。

なお新たに今月いっぱいまで新作薔薇貫作品・灰釉作品等を展示しております。
搬出&搬入同時攻撃はさすがに疲れましたね。

風の座 在中

2009-05-13 09:38:16 | 個展
新潟県柏崎市にありますギャラリー風の座さんで、毎年恒例の「珈琲碗ぐい呑み100百展」が開催中です。

新しい作家さんも加わり、見ごたえは十分でしょう。
毎年作品点数が多いので、全てを見るのにかなり時間が必要です。
珈琲等を飲みながら、ゆっくり作品を見て下さい。

期間中作家さん達が会場に在中している日があります。

詳しくは風の座さんにお問い合わせ下さい。