薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

これが秘密兵器だー

2006-09-30 09:03:40 | 薔薇貫入釉
県工芸展入選作

薔薇貫入釉六角鉢「燃ゆる薔薇」

来年春の個展用に開発した秘密兵器!です。
今までの薔薇貫入釉とは技術的にも色彩的にも違います。

審査員の方にも「見た事がない」と好評でした。

この技術は昨年冬から着手していまして、来年春まで、秘密にしようと思ってい
たんですが、我慢できませんでしたー。

かなり材料費は高額ですが、バンバン作る予定です。

ただし限定です。(限定・・・いいかげんにしろって!?)


焼酎サーバー

2006-09-28 00:18:13 | 穴窯
一ヶ月前に穴窯で焼酎サーバーを焼き、蛇口を付けてみました。
備前風な作品です。

とっても安い焼酎を買ってきて、現在寝かせ中です。

しかし、我慢できません。
一晩寝かせて、ロックで飲んでみました。
なんと全く味が違いました!
いや~これにはビックリですね。

最低一ヶ月は寝かせてみたいですが・・・
我慢できるか自信ないです。

ではまた一ヶ月後にご報告します。(たぶん)


薔薇の家

2006-09-27 00:20:05 | 薔薇貫入釉
薔薇貫入釉釉象嵌小鉢。

使い方は自由です。
向付・香炉・小物入れ・小梅入れても綺麗です。

写真は一輪差しにしてみました。

器って自由なんです。
コーヒーカップで、コーヒーを飲まなければいけない理由はありません。

便利な器とは応用がきくものです。
もちろん使い手次第ですけどね。


一輪挿し

2006-09-26 00:16:48 | 薔薇貫入釉
薔薇貫入釉一輪ざし。なぜか蒼薔薇貫入釉です。

蒼薔薇貫入釉は三年前位に一年間限定で、制作したものです。
一輪ざしもここ数年作っていませんが、初個展から人気のある作品です。

ダブルで珍しい作品です。

なお、現在作っておりませんー。(またかぁ)


青磁の美

2006-09-24 00:09:02 | 青瓷
出光美術館で行われていた「青磁の美」はご覧になりましたか?

出光コレクションに加え、有名青磁作品が一堂に展示された、素晴らしい展示でした。

青磁の色は微妙に違います。
自分の目で、その色の違いを比べられる、滅多にない機会でした。

以前ブログで少しふれましたが、
青磁とは3500年前、殷代中期に生まれ、青磁の理想の色は秘色と表現されました。

玉(ぎょく)の色を再現しています。

青磁は至高の陶磁器として、諸外国においても中国文化への強い憧れの象徴になったようです。
私も青磁、青白磁、そして貫入青磁を作っています。

青磁は技術的にも高度な技を求めます。
他の追随を許さない技を極めた者のみ、青磁の第一人者になれます。

青磁がいい例ですが、ある程度までは青磁っぽい物を焼くことができます。
それ以上の物を作るのに、どれだけ時間がかかるから計り知れません。
特に青磁は家財を潰すと言われ、時間とお金を全て注いでも、完成しません。
なので青磁に手を出す作家はあまりいません。
できた頃には死んじゃいます。一生貧乏ですね。

重要な事は、ものごとはある程度を超えると、殆ど進歩出来ません。
地道にコツコツ研究する事により、誰にも出来ないものが身につきます。

青磁などの釉薬作家は毎年同じ物を作っているように見えますが
数年前の作品と比べると、微妙に色が違います。
この違いを理解できる方が、真の陶芸ファンでしょうね。
出光コレクションも、全て違う水色に見えた方は凄いと思います。

カントリープレスさんに掲載予定の文章です。

2006-09-23 00:23:51 | 個展
倉島玲子・本間友幸 油彩・陶芸2人展


古民家の油彩、薔薇貫入釉の陶器

千曲市、長野市をそれぞれ拠点に、個展やグループ展を重ねてきた油彩画家の倉島、陶芸家の本間の2人展である。

信州をはじめ日本各地の茅葺古民家を訪ね歩く倉島の油彩からは、四季折々の自然の美しさとともに、郷愁をも感じさせる。

日常使いの民芸品と、もてなしの器を出品する本間の陶器はやさしい色合いが特徴。
釉薬の細かなひび(貫入)を薔薇模様に発展させた薔薇貫入釉は高い評価を得ている。

期/開催中~10月1日(日)
会/蔵のまちギャラリーぶらり館(須坂市)
T026・248・3150
開/10~18時
休/9月25日(月)
料/無料


二人展主旨

2006-09-22 00:16:26 | 個展
私たちは土から生まれた日本の伝統文化を大切に考えてます。

蔵と作品が調和した空間のなかで和の安らぎやぬくもりを味わって頂けたら幸いです。

是非お出かけ下さい。

もてなしの器とは薔薇貫入釉。

日常使いの民芸調の器とは、粉引・刷毛目・灰釉・青瓷などです。

陶器作品は会場でお手に取り、吟味して下さい。

搬入完了

2006-09-21 23:19:21 | 個展
報道各社に掲載されている二人展案内では、本間の作品は80点展示されると
載っています。
しかし、実際はそれ以上隠し持っています。
ただしカップ類だけですが。

今回の二人展では、様々な作品が展示されます。
作品の価格も様々です。

限界まで安くしてある作品も沢山あります。
理由は、昨年から県外中心に個展をしてきましたが、今まで応援してくださった地
元のお客様への感謝の気持ちです。

それとデパートでは、カップ類をはじめ、小物は殆ど展示していないので、小物中
心に展示しています。

皆さんのお越しをお待ちしております。

やっぱり砧

2006-09-12 00:26:15 | 穴窯
今回も穴窯には砧を入れました。

写真の作品には、今までと違い耳がついています。
おまけで、かたつむり君もつけてみました。

今までの砧とはちょっと違う作風にしてみました。

灰の溶け具合・かかり具合等、悪くないですね。

なお毎度ですが、今回の作品もお売りできません~。
←酷い陶芸家だ。


穴窯窯だし

2006-09-11 01:34:57 | 穴窯
昨日の日曜日、穴窯の窯だしをしてきました!

毎度新型粘土を試してますが、今回は・・・凄い色でした。

穴窯用粘土ではなかったんですが。

来年春までには 発表できそうです。

お楽しみに!

穴窯作品は時々ブログに掲載しますね。