薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

星降る夜

2006-09-10 00:06:01 | 個展
二人展に出品する作品の一つに小鉢があります。

薔薇貫入釉釉象嵌小鉢「星降る夜」です。

蓋があるので、小鉢ではなく蓋物・または合子(ごうす)・小物入れ・向付・・・。
なににでも使えますので、名前は何でも良かったんですが。

今回の最新小鉢には、灯りとり限定の技術「釉象嵌」を取り入れています。

小鉢に穴を開けまして、そこに薔薇貫入釉を流してあります。
その場所には粘土が無い為、透けています。
これを窓に見立て、屋根を付けてあります。

個展会場には何点か作品がありますが、全て形を変えてあります。

写真の作品は、蓋のつまみを三日月にし、純銀でコーティングしてあります。

更に庭(円皿)もつけたスペシャル使用になってます。

なお、スペシャル小鉢セットは一点しかございません~。

倉島玲子二人展

2006-09-09 01:09:27 | 個展
千曲市在中の油彩作家、倉島玲子さんと二人展を行います。

久々に地元での作品発表です。

倉島さんは茅葺き屋根を題材に、個展を中心に活動されています。
今回のみ、三号から五号の小さなサイズの絵を中心に描いて頂いてます。

是非お越しください

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日程: 平成18年 9月 22日(金曜日)~10月 1日(日曜日)

場所: 蔵のまちギャラリー ぶらり館
      長野県 須坂市 東横町337
      電話番号 026‐248‐3150

時間: 午前10時~午後6時
※休館日 9月25日 月曜日

なお、作家は毎日どちらかが在廊しています。
週末は二人とも在中廊しています。


出来上がり~

2006-09-07 01:05:18 | 穴窯
ついに作品掲載です。
長かったですか~。
しかし写真写りは悪いです。
実物の方が良いです。
窯から引き出し、炭化急冷させてます。

灰がかかっていない場所は炭素を吸い、やや光るグレー。

灰は透き通ったグリーン。

欲をいえばもっと炭化させて、黒く光るラスターにしたかったです。

灰の垂れ具合はいいですね。幕のような景色になってます。

一番良いのは、外側の景色。
ビードロにグレーの景色が混ざってます。

グレーの景色は、信州の山並みのようですね。
銘はそのあたりから、つけられそうです。

茶碗の裏もいいんですよ。
でも秘密。


燃ゆる茶碗

2006-09-06 10:10:24 | 穴窯
昨日の続き

引き出しました!

写真は茶碗を引き出した直後のアップ。
綺麗です。
良く撮れてます。

これは来年の年賀状に使えますなー。
最近の年賀状は穴窯関係の写真ばかりで、
本業の薔薇貫入釉はどこへいってしまったのやら。

話しを戻しましょう。
実は茶碗を引き出そうと思ったら、道具の先端が小さくて、
茶碗を持ち上げる事ができず、後ろに傾いちゃったんです。

大ピンチ!!!!!!

慌てて道具を直し、2度目で無事茶碗を引き出しました。

窯の周りには見学者がいらっしゃるのですが、窯の中で何がおこっているかは、本人しか知りません。
引き出しは本人だけのお楽しみ企画です。

しかし写真を見ての通り、不安定に茶碗が乗っかってます。

さあ 無事に茶碗は地上に着陸する事が出来るのか~!

続く。
(巨人の星のラストのごとく、じらしてます。)

窯焚は五日間

2006-09-05 01:02:01 | 穴窯
今回の窯焚は我が師、小林陶春の窯でした。
よって詳しくはブログに載せれません。

とはいっても、隠せとは言われないでしょうし、
先生の作品も殆ど入っていないので、
なんの問題もないですけど。


窯焚四日目の夜から引き出しをしました。

引き出しとは、
焼成中に窯の中から作品を引き出す荒業です。

これは数年前に陶芸の雑誌に掲載されていた
陶芸家、故古谷徹さんの記事に書いてありました。

BSのやきもの探訪で、古谷さんの特集の際も、
引き出しの映像が流れていました。

灰の色は還元だと緑色です。

引き出しをすると、急激に作品が冷める為、強還元状態が酸化せずに
そのままの色になります。

灰の色は深緑色で、透明度も高いです。


写真は窯焚口から、棒を入れて作品を出した瞬間です。

棒の先にオレンジに光った茶碗が見えますか?

さあ 引き出しはどうなるのか!

つづく

炎の川

2006-09-04 01:53:40 | 穴窯
おはようございます。
起きました。

引き出しの前に炎の川をお見せします。

写真は窯と煙突の間で、煙道といいます。
薪を入れると煙道には、炎の川が現れます。
初めてみる方は、炎の川に驚きます。
これは凄いですよ。

明日からも、穴窯引き出しを中心に、
穴窯陶記を載せます。

はたして、引き出しは上手く出来たのか?
写真は撮れたのか?
いつ、ブログは薔薇貫入釉に戻るのか!!
今月の2人展案内をする気があるのか??
お楽しみに。




窯焚終了

2006-09-03 17:01:17 | 穴窯
先ほど窯焚終了です。

写真は昨日の焚口ですが、まぶしくて見えません。
よって写真も、窯の中は写っていません。


引き出しは大成功。
詳しくは明日のブログで!

まずは寝ます。
おやすみなさい。


窯焚四日目

2006-09-02 00:14:00 | 穴窯
只今1150度です。

火の色は違いますか?
戸隠の夜は肌寒いです。

今夜は温度を上げていきまーす。

今日から明日にかけての夜中に、
お楽しみイベントの引き出しを連発します。

写真に撮れるか心配です。


窯焚三日目

2006-09-01 10:45:24 | 穴窯
窯焚中盤です。

まだ炎の色はオレンジです。

温度があがると炎の色も変わります。

明日のブログの写真と比べて下さい。