薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

限定の薔薇貫入釉

2006-08-21 00:28:02 | 薔薇貫入釉
薔薇貫入は黒色の粘土に白い長石釉を厚くかける事により、グレー色の薔薇模様が浮き出ます。

その白い長石釉に、色をつける事により、様々な薔薇を作ってきました。

詳しくは後日、過去の個展内容をブログに書きますのでみて下さい。

一年ごとに限定色を発表してきましたが、その中で一番問い合わせが多いのが、「赤薔薇貫入釉」と「オレンジ薔薇貫入釉」です。

もちろん限定色ですので、現在制作もしていませんし、小品では在庫もありません。

やはり「薔薇」というと赤というイメージがあるようで、皆さん欲しいといってくださいます。
しかし、本間は作りませんよ。限定ですから~。
と、断り続けてますが、最近は県外のデパートで個展をしはじめてますので、断る事はなかなか難しい問題なんです。
デパート、画商さんからの要望は無視できません。
基本的に県外のお客様は、限定色を見る機会がなかったので、今は作ってないとは言いにくいんですよね。

写真のカップは赤薔薇貫入釉のフリーカップ。
中身は梅酒。
赤色というと使い道がなさそうですが、コーヒーや梅酒を入れると、より美味しそうに見えます。
梅酒の場合、酒が濃い色に見え、酒がすすむカップになってしまいます。