この仕事をしているとお客様の人生の様々なイベントに立ち会う機会があります。
嬉しくも、悲しくも、人生の様々な転機に。
先日、scotch_catのお店に一本の予約のお電話が。
「実は、明日彼女にプロポーズをするんです。ジャズライブでリクエストできますか？」
・・・なんと！うちのお店で彼女にプローポーズをしたいと。
ええ、ええ、そりゃあもう喜んで協力しますよ。
そして昨日。開店前にそのお客様がお花を持ち込んで、これをテーブルの上にセットしてほしいと。
一番奥の赤いシートのボックス席をご用意。そのテーブルの上にお花を。
そして指輪？と思しき箱をscotch_catがお預かり。合図したら持ってきてくださいとのこと。
何だかひとごととはいえ、scotch_catの方がドキドキ～。緊張する～。
そしていよいよご来店。ライブもスタート。「11時1分にプロポーズしますんで」との
お客様のセリフに、？？？と思っていたscotch_catですが、そうか、解りました。
昨日は11月1日。1並びを狙っているのね！やるう～。
ハラハラしながらも、まさか様子を窺うわけにもいかず。そしてリクエストの曲が。
お預かりした箱をお席に運んだスタッフから「成功みたいですよ！」と満面の笑み。
良かった～！！何だか、こっちがものすごく嬉しくなっちゃいました。
お店からささやかなお祝いとして、グラスシャンパンをお出ししました。
お帰りのとき、「ありがとうございました！」と嬉しそうにおっしゃった彼の顔が忘れられません。
やっぱりいいもんだな、人生の嬉しい転機、に立ち会うのは。
そういうわけで今日のカクテルは「La Vie en rose（ラヴィアンローズ）」。
フランス語で「バラ色の人生」ですね。エディットピアフや越路吹雪が歌っていた
有名なシャンソンの曲名と同じです。
ご結婚されるお客様に差し上げるカクテルとして、scotch_catがよく作るカクテル。
ジンとマラスキーノ、レモン。香りはまさに「バラ」の様なんです。
そして美しいバラ色。「バラ色の人生」という名前は、これから二人でバラ色の人生を送ろうという二人にぴったりでしょう？
今まで何杯ものラヴィアンローズを作ってきたscotch_cat。
自分の分のラヴィアンローズを作れるのはいつのことでしょう。